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国内初のプロダンスリーグ「Ｄリーグ」に参戦し、昨年、神奈川県川崎市に拠点を置いた「カドカワドリームズ」が、悲願のチャンピオンシップ（ＣＳ）進出に向けて追い込みをかけている。昨年は６位で進出を逃したが、今期は１８日の最終戦を残して５位と、あと一歩。「リーグ優勝はもちろん、世界一になって川崎をダンスの聖地にしたい」と、ジャイアントキリング（番狂わせ）を狙う。（松崎美保）
チームは２０２０年１１月に誕生。しばらくは都内の貸しスタジオで活動していたが、２１年１２月に川崎市中原区に拠点を置いた。日本全国から選ばれた１６～２５歳の男女選手１６人が、１日９時間のトレーニングを週５日重ねている。選手は年俸制で、成績によって追加報酬を得ることもある。
試合は２分～２分１５秒のダンスで競い、曲や振り付けはオリジナル。毎試合プログラムを変える。試合の順位は技術や独創性などを評価する審査員８人の採点と、観客による投票の合計点で決まる仕組みだ。
昨年１１月に開幕した今シーズンは、新型コロナの影響で１試合欠場したものの、審査員点での最高点を３回取るなど技術や構成、表現力は高く評価されてきた。しかし、無名の原石を集めたドリームズは、ＳＮＳで万単位のフォロワー数を持つ人気チームに比べて観客票で苦戦しているという。
チームディレクターの田中啓太さん（４３）が自身の地元川崎に拠点を作ることにしたのは、他のプロスポーツチームのように地域に根付き、市民に応援してもらいたいとの考えだ。中学１年からダンスを始め、２２歳でプロデビュー後は安室奈美恵さんのバックダンサーを務めるなどキャリアを積んだ田中さんは、「リーグができて、バックダンサーや指導者以外にも職業ダンサーの可能性が広がった」と話す。
同市多摩区出身の男性（１７）は「学業との両立は大変だけど、ダンスのプレーヤーとして稼ぎ、生きる夢がかなった。ダンスは人生を変え、みんなを元気にする」と目を輝かせる。「地域と交流を深め、応援してもらえる存在になりたい」と語るリーダーの大原涼さん（２５）らチームは毎朝、稽古場の周辺でゴミ拾いをしているという。
全１２戦の１１戦目は、ストリートとヒップホップを軸にした野性的なダンスで１１チーム中６位。勝ち点では５位で、ＣＳ進出の４位との差は４ポイント。「残された道は１位を取ること。得意のシンクロを生かし直球勝負したい。観客票がカギなので、ぜひ見て投票してほしい」と田中さんは訴える。
最終戦は東京ガーデンシアター（東京都江東区）で１８日午後６時半開始。Ｓ席５５００円、高校生以下２２００円など。リーグアプリでは無料で観戦や投票ができる。詳細はＤリーグの公式サイト（ https://home.dleague.co.jp/ ）で。
◆Ｄリーグ＝ ２０２１年１月に開幕し、ブレイキンやヒップホップ、Ｋポップなど様々なジャンルのダンスチームが技や表現力を競う。１１チームが１２試合を競い、勝ち点上位４チームと、上位４チーム以外で審査員点や観客点が最高のワイルドカード２チームがトーナメント戦のＣＳに進む。昨年の優勝賞金は３０００万円。
里の力也（さとのちからなり） 400円 → 200円
ソラヤマいしづち 5500円 → 4950円
体験学習館マーレリッコ 100円 → 50円
あじ温泉 庵治観光ホテル 海のやどり ◆宿泊料金割引 ◆日帰り温泉入浴料金割引
安来節演芸館 800円 → 700円
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