バイオリンの川井郁子さん「道なき道を歩いてきた」20年 – 日本経済新聞

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デビュー20周年を記念したコンサートを開く。管弦楽と和楽器の若手奏者で編成した楽団を率いて、バイオリンを弾きながら指揮する「弾き振り」に初めて挑む。「バイオリンには歌よりも変幻自在の魅力がある。常識を取り払い、観客をびっくりさせたい」と意気込む。
「道なき道を歩いてきた」と20年間を振り返る。「クラシックは作曲家の意図に忠実に弾かなくてはいけない気がしていて、数多く名演があるなかで私が弾く意義について悩んでいた」という20代の頃、タンゴの作曲家ピアソラに出合い、衝撃を受けた。「ジャンルは選ぶものだと思っていたけれど、自分の音楽を世界観ごと作ればいい。信じられる自分で自由に弾きたい」と、和楽器とのコラボや名曲の新解釈に取り組んできた。
ときには演奏しながら踊ることも。「(踊りは)足かせになるというイメージもあったが、体を動かすことで音楽により迷いなく入っていける」と話す。
厳しい練習のプレッシャーを感じていた芸大受験生の頃、隠れて映画や洋楽ロックを楽しんでいたことが、原点の一つになったと懐かしむ。「寄り道してきたことが全て役に立っている」
コンサートでは情熱的なタンゴや映画などの名曲を披露し、これまでの歩みを振り返る。和楽器を前面に出したパートでは、立体映像による表現も取り入れるという。「立体的に音楽を表現したい。音楽に限らずアートを志す若い人のヒントになれば一番うれしい。新しいジャンルを作るというのが夢だ」と力を込めた。23日午後7時、Bunkamuraオーチャードホール。
(北村光)
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