ソロ専念のATSUSHI限定復活「スペシャルな形で戻る」…EXILE「確実に進化」 – 読売新聞オンライン

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 人気ダンス・ボーカルグループ、EXILEが7月6日からドームツアー「POWER OF WISH」をスタートさせる。今回、2020年にグループを勇退し、ソロ活動に専念してきたEXILE ATSUSHIが限定復活する。「確実に進化しているEXILEをお見せすることができるはず」と語る。

 「何より、ファンの皆さんの喜ぶ顔を久々に見られることが楽しみ。スペシャルな形で戻れる今回、特別なものを届けたい」
 EXILEは、コロナ下でも配信ライブなどを駆使し、ファンの期待に応えてきた。そして今、久々のドーム公演にあたって、何が一番喜んでもらえるか。スタッフから上がったのは、「卒業公演が出来ていないATSUSHIが、もう一度ステージに立つことではないか」という意見だった。
 それが正しい選択なのか。しばらく自問自答した。「けじめの公演は出来ていない。でも、僕のいないEXILEは走り始めている」。背中を押したのは、子供の頃からEXILEの楽曲を聴いてきた若いメンバーたちの言葉だった。一緒にステージに立ちたい――。「メンバー、スタッフの『ぜひに』という声は、ファンの声の一つかもしれない。少しでも喜んでもらえるなら、と決心した」
 4月26日、EXILEの大阪公演で参加を発表。ファンの前にサプライズで出る時、とても緊張したという。「でも、すごく温かい反応で、皆さんの感動も伝わってきた」。感染対策のため、メンバーとしっかり顔を合わせたのも2年以上ぶりだった。「こっぱずかしいというか、ちょっと変な感じでしたね。でも、すぐに昔の空気に戻れました」。照れくさそうに笑う。

 2020年、ソロ活動専念を決断したのは、40歳に達して折り返しを感じたからだという。還暦まで元気に歌えたとしても、年に1枚のアルバムで20枚、年1回のツアーで20回――。「数字を前に、自分の人生を考えたんです。後悔がないように自分の作ってみたいものを作る。ソロに専念することで違うものも見えるんじゃないかと」
 ソロ活動は11年から続けてきたが、グループとの両立は容易ではなかった。グループで明るいダンスミュージックの曲を出すなら、ソロ作品ではしっとりと。バランスを取らなければと考えてしまう自分がいた。「ありがたい環境だったんですけど、純粋に『今、表現したいもの』ばかりではなかった」と振り返る。
 今年4月、オリジナル盤とベスト盤を合わせたソロアルバム「ONE」を発売。オリジナル盤の仕上がりを聴いて驚いた。「すごいポップに仕上がっていたんです。聴きやすい形で自分の歌を届けたいという渇望があったんだと知りました」

 思えば、初めて音楽の喜びを知った時もそうだった。長年続けたサッカーで壁にぶち当たった高校の頃、友人の誘いでバンドのボーカルを務めた。スタジオでは、カラオケのようにはうまく歌えない。なのに「あ、これ一生やるな」。そんな直感が揺るがなかった。「その友達の好きな子の前で歌ったんです。喜んでくれる顔を目の前で見られる最高のスタートだった」
 音楽の専門学校を経て、01年、EXILEとしてデビュー。「ギリギリ届きそうで届かない目標を掲げて、どうしたら実現できるか、みんなで話し合って、挑んできた」。音楽番組出演、チャート1位獲得――。必死だった。「日本一になるとか、大それた夢は持たずに。一丸になればかなうかもしれない夢を一つ一つ、実現していきました」
 それから21年、今も第一線を走り続けるが、「仲間に恵まれた」と謙虚に言う。「目標を達成した時、天下を取ったかのような行動を取る人もいる。でも、一番いい時こそ、一番ファンを大切にし、求められることを提供することが大事。それが唯一、僕が若い人に出来るアドバイスではないかなと思います」
 ドームツアーは間近。披露する曲のアレンジにも携わり、充実した公演を目指す。「今回が参考資料となり、今後のEXILEについて、皆さんが喜ぶ形を模索していくことになればうれしい。ソロでも国内はもちろん、世界で聴いてもらえるような音楽を提供していきたい」と力を込めた。

〈1〉「ダンスボーカルユニットとしてのデビューがこの曲じゃなかったら、今のEXILEはない。スローな曲でも踊って成立させるぞという、パフォーマーの覚悟を感じます」
〈2〉「SHUNちゃんが辞めるとなり、思い悩みもした。でも、1人でも歌うと決め、HIROさんに『続けてくれるか』と聞かれた時も一択でした。メンバーにとってオーディションは家族を決めるようでしたが、僕にとっては嫁を決める思い。やっぱり、TAKAHIRO、彼しかいなかった。EXILEは『ワルな雰囲気』なんて言われもしましたが、彼の華やかさで変化が生まれ、また階段を上っていけました」
〈3〉「この頃は、今思えばすごい流れ。どんどん広く聴かれるようになっていった。でも僕らは、次どうする、次どうする、の繰り返し。シングルを作り、アルバムも進め、ツアーも行い。とにかく必死な毎日でした」
〈4〉「大所帯となったEXILEとしての代表曲。僕らもこの曲に勢いづけられた。『日本を元気に』をテーマに、被災者の方を元気づけるべく作詞を進めましたが、僕らもその歌詞を通じ、気持ちを一つにできた」
〈5〉「HIROさんが何の考えもなしに辞めるなんてことは絶対にない。そう思いながらも、当時は寂しかった。他の先輩の時も同じように、お兄ちゃんが実家を出て、都会に行ってしまうような思いになりました」
〈6〉「僕はつい緊張をしてしまう。サングラスもそんな理由から。海外独特のリラックスした雰囲気で過ごし、緊張をポジティブ(前向き)に捉える姿勢を吸収できたんじゃないかなと感じています」

【EXILE LIVE TOUR 2022“POWER OF WISH”】
〔ツアースケジュール〕
7/6、8/27~28 福岡PayPayドーム
7/13~14 東京ドーム
7/29~31、8/19~21 京セラドーム大阪
8/11、13~14 ベルーナドーム(埼玉)
9/3~4 バンテリンドーム ナゴヤ
〔チケット〕
一般発売 6月25日(土)
全席指定 12,100円(税込み)
〔問い合わせ〕
LDH LIVE SCHEDULE(https://www.ldh-liveschedule.jp/sys/tour/14749/)を参照
〔読売新聞オンライン(YOL)先行抽選販売〕
 読売IDをお持ちの方を対象に、YOL先行抽選販売を実施中。
 YOLトップページから特設ページにアクセスしてください。
 電子チケットのみで、別途「チケットブック」への会員登録が必要です。
 6月20日締め切り。
〔特別協力〕
 読売新聞社
還元陶板浴虎杖伝説の里ふじと 1540円 → 1380円
里の力也(さとのちからなり) 400円 → 200円
ソラヤマいしづち 5500円 → 4950円
体験学習館マーレリッコ 100円 → 50円
あじ温泉 庵治観光ホテル 海のやどり ◆宿泊料金割引 ◆日帰り温泉入浴料金割引
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