「結婚前の上戸彩さんに『ダンスが上手い男性は好み?』と質問したらボツに…」リポーターユニット『河田町姉妹』が経験した“芸能界の舞台裏” 「大女優口ふさぎ事件」も… – 文春オンライン

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名村 さえ
genre : エンタメ, 芸能, テレビ・ラジオ
 フジテレビのワイドショー、「おはようナイスデイ」や「とくダネ!」などでリポーターとして長く活躍してきた小柳美江さんと平野早苗さんが昨年結成した「河田町姉妹」。名前の由来は、フジテレビ社屋が1997年まであった新宿区河田町。現在のお台場に移転したのはもう25年前のこと。
 河田町時代から、ワイドショーの事件や芸能取材などで他局と丁々発止してきたふたりは、昨年9月から当時の裏話などをYouTubeチャンネル「河田町姉妹のおしゃべりワイドショー」にアップしている。
 この日、ふたりは「赤」をテーマにしたユニットコーディネイトで現れた。息の合ったやりとりで、東出昌大の不倫会見で「杏さんと唐田さんのどちらが好きなんですか?」という“キラー質問”をしたワケから、平成の事件史に残る「秋田児童連続殺害事件」「本庄保険金殺人事件」「和歌山カレー事件」の犯人の“共通点”へと話題は移り、そして話題はかつてリポーターの“華”だった芸能取材の裏事情へ――。
#1はこちら)
◆◆◆
――リポーターは本来喋りたくない人にも、喋ってもらう職業ですよね。
平野 やっぱり現場に行って、「生の声」を聞く。そのひとが喋っても喋らなくても、表情とかを見るだけでも違うんですよね。
小柳 亡くなった梅宮辰夫さんはありがたかった。娘のアンナちゃんの恋愛のニュースなんかがあると松濤(渋谷区)のお宅に毎日のように伺ったけど、必ず真剣に話してくださった。それどころか、「暑いところ申し訳ないね」なんて仰いながら、誠実に長い時間取材を受けてくださったんですよね。あれは親心よね、アンナちゃんを想って真剣に喋ってくださるの。
 いちどなんかは、「来週、僕は真鶴の別荘に行くんだよね」って、取材陣が来てもいないよってことをわざわざ教えてくれたりして(笑)。
平野 じゃあ逆に真鶴行っちゃう人が出ちゃいそう(笑)。
小柳 私は行かなかったけど、やっぱり大スターって余裕があったのよね。人がよかった。
平野 石田純一さんもいつも自然に対応してくれましたよね。
小柳 ほんっとになんでも答えてくれますもんね。ゴルフ場でも冠婚葬祭でも。結婚やお子さんの誕生でもいつも協力的にね。コロナ禍になってからはいろいろ様子が変わったみたいですけれど。
平野 あれはあまりにもね……、ちょっとご自分の行動も問題があったかな。
 あと女性では樹木希林さんはさすがでした。内田裕也さんの件とか何かあるたびにご自宅に伺うんですけれど、見事に喋ってこちらを笑わせてしまう。
小柳 ご自分の病気のときにも、「そうなのよ。全身がんなのよ」と仰るし、網膜剥離なのに手術は拒否して結果視力を失ったあとも、「見えないほうがいいの。世の中見えすぎちゃうから。これも人生」と仰った。
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