1986年に発売されたアルバム・ベスト57:35年前に生まれた名盤たち – https://www.udiscovermusic.com/

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1986年はその年発表されたアルバムのレベルという点では最高の年のうちの一つだ。大人に成熟したジャネット・ジャクソンの登場、ポール・サイモンの傑作『Graceland』の他、一連の完成度の高いメタルの作品が発表された年でもある。より多くのヒップホップ作品がアルバムとして発表され始めた年。そしてリック・ルービンという名の男がそこら中に出没したような気がする年。
要するに、この1986年のベスト・アルバムのリストには誰でもが楽しめる要素が詰まっているのだ。ぜひこのリストを掘り下げてお気に入りの作品を探してみてほしい。
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アルコールとドラッグ依存症の治療から復帰してレコーディングされた、オジー・オズボーンの4作目のソロアルバムを貶す者もいるとは思うが、よくよく耳を傾けてみると真摯に自分の立ち位置を見出そうとしている転換期のアーティストの姿を認めることができる。

 
傑作シングル「Nobody’s Fool」を含むシンデレラのデビュー・アルバムは、ポップ・メタルの時代を如実に伝えるスナップショットを提供している。
 
日本のアンビエント音楽の先駆者による1986年のアルバムは、ハーモニーへのこだわりと表現感情の幅広さで広く愛されている。
 
アメリカから登場したグラム・メタル・バンドのデビュー・アルバムは、猥雑だったり、アンセミックだったりまた時には反抗的なスタイルをやり過ぎとも思えるほど次々に繰り出してくるが、そのどれもが超楽しいのだ。
 
ヴァン・モリソンが最もスピリチュアルな世界に傾倒していた時期にレコーディングされたこのアルバムは、彼の作品の中でも最も詩的で、暖かく、内省的なものの一つだ。
 
エリック・クラプトンの1986年のこのアルバムには彼のベストの曲がいくつか収録されており、中でもシングル「It’s In The Way That You Use It(ザ・ギフト)」と「Behind The Mask」は特筆すべきだ。
 
爆発的大ヒットとなったこの80年代を代表するグラム・メタル・アルバムは、何十年経った今もそのドラマティックな構成で心に残るタイトル曲で記憶に残っている。
 
著名なシンガーソングライターであるジャクソン・ブラウンは、シングル「In The Shape Of A Heart」で最もよく知られるこの1986年のアルバムでまたしても素晴らしい作品を届けてくれた。
 
フュージョン・ジャズ界の巨人とフリー・ジャズのパイオニアがコラボレートしたこのアルバムは、よりフリー・ジャズ寄りのサウンドだが、結果として素晴らしい作品となっている。
 
ニューヨーク出身のMCジャスト・アイスのデビュー・アルバムは、プロデューサーのカーティス・マントロニクスの重低音が効いたプロダクションとジャスト・アイスの耳に残る最高のライミングで、一種のカルト・クラシック的作品となった。
 
ソニー・シャーロックのこのアルバムは、知的で実験的なリフから豪華なコード進行によるプレイまで、彼のジャズ・ギタリストとしてのテクニックとカヴァー範囲の広さを雄弁に物語っている。
 
このR&Bディーヴァの8作目のアルバムは、彼女に最後のポップ・チャートでのナンバーワン・ヒット「On My Own」をもたらし、彼女をスーパースターの座に導いた。
 
ニューヨーク・シティ出身のこのバンドのデビュー・アルバムは、スラッシュ・メタルとハードコア・パンクを異様な形でブレンドした“クロスオーバー・スラッシュ”というジャンルの確立に大いに貢献した作品だ。
 
アルバム『Strange Times』は、イギリスのポスト・パンク・バンドによるもう一つのとても過小評価された作品で、ディテールについての鋭い観察眼と明確で叙情的な詞、そして美しいメロディが存分に披露されているアルバムだ。
 
そのアルバムの半分近くがトップ10入りしているフレディ・ジャクソンの1986年のアルバムは、このR&Bの巨匠による最高の状態を見せている。
 
プリンス作のヒット・シングル「Manic Monday」を中心としたバングルスのセカンド・アルバムは2作目のジンクスなど物ともせず、デビュー・アルバムで見せた60年代風ポップ・ロック以上のバンドであることを証明した。
 
このアルバムで、スティーヴ・ウィンウッドは全て自分一人でやるアプローチを捨てて、他のメンバーと協力して制作に取り組み、結果として彼のブルース、R&Bそしてロックへの愛情を巧みに織り束ねた作品を作りあげた。
 
レゲエ、アフリカ音楽そしてポップ・ミュージックからヒントを得たこのブラジルのバンドの3作目のアルバムは、80年代ブラジル・ロックの傑作とされている。
 
このニュー・ウェイヴ・デュオは、5作目のアルバムで従来のシンセ・ポップのスタイルからより伝統的ロックのスタイルへシフトするという大胆な動きを見せ、その結果英米のチャートで成功をおさめた。

 
メンフィス・ホーンズのサポートを得て、グラミー賞を受賞したロバート・クレイのこのアルバムは、ブルースがまだ変わらずセクシーでクール、今もなお現役の音楽であることを証明してみせた。
 
キャンドルマスのデビュー・アルバムは、ブラック・サバスにインスピレーションを受けている。しかしこのスウェーデンのドゥーム・メタル・バンドによる独自のクリエーティブな味付けが、このアルバムをこのジャンルの傑作アルバムに仕上げているのだ。
 
アイアン・メイデンは6作目のアルバムで、これまでの作品での成功パターンを踏襲しながら、新たにギター・シンセを導入して技術レベルを一段と向上させた。
 
リーバ・マッキンタイアの最初のナンバーワン・カントリー・アルバムは、ロマンティックな失望感と高揚感を巧みに深く掘り下げるような、パワフルなバラード曲満載の作品だ。
 
リリース時にいくつかの収録曲の編集が熱狂的なファンの不興を買ったが、ブルース・スプリングスティーンの40曲に及ぶライブ・アルバムには、彼のいくつかの最高のパフォーマンスがおさめられており、彼が現在生きている中で最も愛されているミュージシャンの一人であることを証明している。
 
1986年のカバー・アルバムで、ニック・ケイヴはポップの名曲やフォーク・ソング、カントリー・バラードなどに独自の解釈を加えて、バンドに素晴らしいミュージシャンシップを発揮させつつ、こうした楽曲に新しい命を吹き込んでいる。彼らは同じ年の後半に、こちらも素晴らしいアルバム『Your Funeral…My Trial』をリリースしている。
 
プリンスによる2枚目のサウンドトラック・アルバムで、プリンス&ザ・レヴォリューション名義の最後のアルバムは、プリンスの音楽についての天才ぶりを改めて証明していて、人気曲「Kiss」を収録した作品だ。
 
このイギリスのロック・バンドによるおそらく最もまとまった作品であるアルバム『Tinderbox』は、同時にジョン・ヴァレンティン・カルチャーズの素晴らしいギター・プレイをフィーチャーした最初のアルバムでもある。
 
キャッチーなタイトル曲と素晴らしい「Say You, Say Me」を含むライオネル・リッチーの1986年のアルバムには、グルーヴ満点のナンバーと彼の最高のバラード曲のいくつかが満載されている。
 
スプリット・エンズの解散後、それに続くニール・フィンのバンド、クラウデッド・ハウスのスマッシュ・ヒット「Don’t Dream It’s Over」を含むデビュー・アルバムは、オーストラリア人ミュージシャンのニールが依然圧倒的なポップの魅力を備えていることを証明した。
 
ソルト・ン・ペパのデビュー・アルバムは、ラップ・ミュージックでの女性アーティストの壁を打ち破り、シングル「Push It」の成功もあってスマッシュ・ヒットとなった。
 
1986年発表の、ドラムのスティーヴ・シェリーが参加した最初のソニック・ユースのアルバムは、彼らのノイズ・ロックのルーツと次第に彼らの楽曲に比重を増しつつあったポップな感覚が見事に融合した作品だ。
 
1986年の映画『ハイランダー/悪魔の戦士』の非公式なサウンドトラック盤でもあったこのアルバムは、クイーンの作品の中でも最高の部類に属するもので、彼らのアルバムで初めてCDとしてリリースされた作品でもあった。
 
『King Of America』は、『Blood & Chocolate(ブラッド&チョコレート)』で締めくくられたエルヴィス・コステロの特筆すべき多作な年のスタートとなったアルバムだ。どちらのアルバムも素晴らしいが、『King Of America』は特に感情に語りかけてくるような親密さに満ちていた。
 
トーク・トークの3作目のアルバムは、1980年代の売れ線の音楽のトレンドを超越して、素晴らしく実験的で後世に残る作品を作れるという彼らの能力を証明した作品だ。
 
『Invisible Touch』は、ジェネシスのフィル・コリンズ期を代表する傑作だ。一部のファンからはコマーシャル過ぎると揶揄されたが、収録されているパワフルなポップ・バラードや、心に迫る内省的な瞬間を捉えた楽曲は紛れもなくインパクトを持っている。
 
このミネソタ州出身のパンク・ロッカー達のメジャー・レーベル・デビュー作は、彼らのハードコア・パンクの迫力を失わない一方、聴きやすいポップさを兼ね備えたアルバムだ。
 
メガデスのスラッシュ・メタルの傑作アルバムは、デイヴ・ムステインのワクワクするようなギター・プレイと聴く者を虜にするボーカルで、地政学、幻滅そして世界終末といったテーマをカヴァーしている。
 
チェロと人間の声と最低限のスタジオ効果音だけで構成されたアーサー・ラッセルのこの著名なアルバムは、1986年のリリースから何十年も経った今でも新鮮で時代を超越しているように聞こえる。
 
マドンナの3作目のアルバムは、彼女のダンス・ポップの女王としての地位を確立し、彼女を国際的なスーパースターにした。
 
イギリスのニュー・ミュージカル・エクスプレス誌(NME)が編集した、ブリティッシュ・インディ・ポップの重要なコンピレーション・アルバムは、後のマイ・ブラディ・バレンタインやストロークスといったバンド達に大きな影響を与えた。
 
カメオの1986年のアルバムは、80年代のブラック・ミュージックの最高の部分を捉えていて、ひたすらファンキーで、ハイテクで巧まざるヒップさに満ちている。
 
アルバム『Brotherhood』でニュー・オーダーは、伝統的なギター中心のロックとシンセサイザー中心のダンス・ミュージックとを見事に融合させて、全体まとまった質の高い一つの完成品を作り挙げている。
 
トッド・ラングレンのプロデュースによるこのアルバムは、XTCの技術的に熟練したポップ・ミュージックをより広くアメリカのリスナーに紹介した、彼らの最高傑作と称される作品だ。
 
元リード・ボーカルのデイヴィッド・リー・ロスのソロ・デビュー・アルバム『East ‘Em And Smile』のリリースわずか数ヶ月前に発表された、サミー・ヘイガー加入後最初のヴァン・ヘイレンのアルバムの、ロックの傑作としての評価は時が経っても揺るいでいない。
 
このカントリー・ロック・ミュージシャンのデビュー・アルバムは、今でも聴く者の心に響く、気骨ある生々しさに溢れたアメリカーナの傑作だ。
 
R.E.M.1986年のアルバムは、彼らをより広い範囲のリスナーに開放して商業的にも成功した、グループにとっては画期的な作品だった。
 
ワシントンDCのアンダーグラウンド・シーンの伝説的バンドの3作目のアルバムは、従来のレゲエとパンクのスタイルから若干離れながらも、彼らのハードコアの出自を蔑ろにすることなく、ジャンルの壁をたたき壊した傑作だ。
 
この1986年のアルバムの陰鬱な素晴らしさは、イギリス社会についての痛烈な批判と、複雑で重層的な楽器演奏に最もよく表れている。
 
圧倒的なロックとヒップヒップのマッシュアップ曲「Walk This Way」が収録されたRUN D.M.C.の革新的な3作目のアルバムは、ヒップホップ自体のクロスオーバーな成功の基礎を築いた。
 
忘れられない名曲「Sweet Love」を含むアニタ・ベイカーの1986年発表の影響力あるこのアルバムは、その洗練されたプロダクション、成熟した魅力満点のボーカル、そして情熱的でロマンティックな歌詞の組合せで、R&Bのクワイエット・ストーム・フォーマットを代表する作品となった。
 
ラジオでの定番エアプレイ曲「Living On A Prayer」や「You Give Love A Bad Name(禁じられた愛)」などを含む、ボン・ジョヴィ1986年のアルバムの商業的成功は、このグラム・メタル・バンドを一躍広く有名にした。
 
名匠リック・ルービンのプロデュースによるスレイヤーのスラッシュ・メタルの大作は、超ハイスピードで極端な恐怖感を与える、全体としてとんでもなくスリリングな作品だ。
 
大ヒット・シングル「Sledgehammer」を含み、ケイト・ブッシュからユッスー・ンドゥールまで豪華なゲストを迎えたピーター・ガブリエルの1986年のアルバムは、アート・ロックとアフリカ音楽の影響とポップを融合した彼の独得の音楽スタイルを美しく表現した、商業的にも成功した作品だ。
 
メタリカの3作目のアルバムは、過去レコーディングされたメタル・アルバムの中でも史上最高作の一つとされていて、2015年にはアメリカ合衆国議会図書館の国家保存重要録音登録台帳に登録されている。
 
ビースティ・ボーイズのデビュー・アルバムは、ビルボード誌総合アルバムチャートBillboard 200で初めて1位となったヒップホップ・アルバムであり、そのロックとラップとおふざけユーモアを融合させたスタイルで、初期ヒップホップの傑作として時代が変わった今も変わらぬ評価を受けている。
 
物議を醸した南アフリカへの旅行の際にインスピレーションを得て作られたポール・サイモンのアルバムは、南アフリカの音楽スタイルと西洋のポップを優雅に一つの音楽にまとめ上げたポップの傑作としてその後高い評価を得ている。
 
ジミー・ジャムとテリー・ルイスの助けを借りたジャネット・ジャクソンは、アルバム『Control』でその優等生的イメージを脱ぎ去り、スーパースターとしての貫禄充分な強くセクシーな主役の女性として登場した。
 
Written By Sam Armstrong
 
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