みんなの夏フェスが戻ってきた!! 5大音楽フェスを独自視点で楽しむ – KKBOX

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この2年間、開催中止や開催規模縮小を余儀なくされてきた夏の音楽フェスが帰ってくる。そこで今回は、あの注目のフェスの見どころを独自視点で紹介していこう。
昨年は国内アーティスト勢のみでの開催となったFUJI ROCK (以下、フジロック)。今年は海外アーティストを迎えて開催されることはもちろん、アルコールも解禁されるなど3年振りに「いつものフジロック」が戻ってくる。久しぶりにあの光景を想像して今から気持ちが浮き足立っている人も多いのではないだろうか。今年は7月29日(金)・30日(土)・31日(日)の3日間にわたり開催、出演アーティストは全9ステージで総勢162組。広大な会場内に点在するステージに次々と世界レベルのアーティストが登場するのがフジロックの一番の醍醐味だ。
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フジロックには海外の大型フェスに出演しているアーティストたちもたくさん出演する。例えばそんなアーティストたちを中心にスケジュールを組んでみると、世界の音楽フェスと同じ感覚で気持ちも高揚するのではないだろうか。特にチェックしておきたいのは〈GREEN STAGE〉最終日のヘッドライナーのホールジー。今年は既にアメリカ・アラバマ州で開催された「Hangout Music Fest」や、ニューヨークの「The Governors Ball Music Festival」などアメリカの人気フェスでヘッドライナーとして出演。8月にはイギリス・ウェストヨークシャー州で開催される「LEEDS FESTIVAL」でもヘッドライナーを務めるなど、世界中の音楽フェスを席巻しているホールジーのグローバル基準のステージを見ることができるはず。こんなチャンスはとても貴重なのでホールジーは絶対に押さえておきたい。
出典元:YouTube (HALSEYITALIA)
2022年5月に開催された「Hangout Music Fest」でのHalseyの最新パフォーマンス
Little Big Leagueのフロントウーマンだったミシェル・ザウナーのソロプロジェクトであるジャパニーズ・ブレックファストにも注目。2021年6月にリリースされたアルバム『Jubilee』は大絶賛され昨年の年間ベスト・アルバムのリストを総なめ。第64回グラミー賞では主要4部門を含む2部門(Best New Artist / Best Alternative Music Album)にノミネートされるなど大ブレイク中だ。今年の「Coachella Valley Music and Arts Festival (以下 Coachella Music Festival)」にも出演するなど、今後は大型フェスの目玉になりそう。ちなみに彼女の右腕には鉄腕アトムやセーラームーン、左腕にはキューピーとパラッパラッパーのタトゥーがあるほど、日本のポップカルチャーが大好きなんだとか。そんなジャパニーズ・ブレックファストに親近感を持てるのでは。
出典元:YouTube (Japanese Breakfast)
〈RED MARQUEE 〉に登場するナイジェリア、チャド、そしてフランスの血をひくアーロ・パークスは、イングランドで開催された世界最高峰のロック・フェスティバル「Glastonbury Festival」でもオーディエンスを沸かせたようだ。2021年にデビュー・アルバム『Collapsed In Sunbeams』をリリース。イギリスではブリット・アワード「最優秀新人賞」、マーキュリー・プライズ、BBC「Introducing Artist Of The Year」を獲得。また、アメリカでも今年のグラミー賞の「最優秀新人賞」と「最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム」にノミネートされるなど反響を巻き起こしている。ビリー・アイリッシュやフィービー・ブリジャーズ、マッシヴ・アタックらも称賛する21歳。一度聴けば深く印象に残る類稀なる歌声とメロディを是非耳に焼き付けて下さい。
出典元:YouTube (BBC Music)
「Coachella Music Festival」に出演したアルトゥン・ギュンは〈FIELD OF HEAVEN〉に登場。トルコの国内外でリヴァイヴァル・ムーヴメントの気運が高まる「ターキッシュ・サイケデリア」という、トルコのサイケデリック ロック・サウンドを聴かせてくれる。出演は31日の最終日。ハナレグミ、中村佳穂、七尾旅人、奇妙礼太郎というラインナップで、 しかもフジロックの中でも一番チルできる〈FIELD OF HEAVEN〉で 、アルトゥン・ギュンの音楽を聴いたら蕩けてしまいそうな予感。日本ではあまり馴染みのない音楽ですが、こういった音楽を楽しめるのもフジロックだ。
出典元:YouTube (KEXP)
国内アーティスト勢の中にも海外フェスに出演しているグループがいる。国内ではあまり馴染みのない日本人5人組のサイケデリック・ロックバンド・幾何学模様も楽しみな存在。2012年の夏、高田馬場の路上でひっそりとスタートした幾何学模様は楽器演奏もビギナー同然だったにも関わらず、拠点をオランダはアムステルダムに移してインターナショナルな活動スタイルにシフト。その後は世界中のイベントやフェスを転戦し、今年はイギリスの「Glastonbury Festival」にも出演を果たした。実は今年いっぱいでの解散も決まってしまったので、日本のフェスへの出演はフジロックが最初で最後というのも必見。
出典元:YouTube(DAX -Space Shower Digital Archives X-)
自分の好きなアーティストだけを観るのも良いけれど、こんな感じでほんの少し自分仕様にカスタマイズして会場を回って見るとさらにフジロックの味わいが深くなるはず。フジロックの面白さは歩き回ることで想像しなかった出会いがあること。歩いていたら小さなステージから好みの音楽が流れてきて身を委ねるのもOK。そんな感じで出会ったアーティストがその後、大ブレイクするなんてことはよくあるのだ。
またお気に入りのステージを拠点にしてのんびり過ごすのも良し。のんびり過ごしつつ、新しい出会いを発見したいなら〈GYPSY AVALON〉がおすすめ。2016年にこのステージで中村佳穂の音楽と初めて出会った衝撃を思い出す。今年は羊文学の塩塚モエカや、注目のシンガーソングライター・さらさ、民謡界の歌姫・朝倉さやなどジャンルレスで楽しめそうだ。初めて行く人は「こんなところに川があるとか、この道がつながっているんだ」みたいな発見もあるはず。そういう偶発性も含めてフジロックを楽しんでみよう。

フジロックがイングランドの広大な農場で行われる音楽フェス「Glastonbury Festival」をモデルにしてスタートしたのに対して、SUMMER SONIC (以下 サマソニ)はイギリスにあるレディングとリーズという都市で開催される「Reading and Leeds Festivals」という都市型の音楽フェスを参考に始まった。今年は 東京会場はZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ、 大阪会場は舞洲SONIC PARK で8月20日(土)・21日(日)の2日間の開催となる。
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サマソニの良さはある種のゴッタ煮感。今年もロックからEDM、フォーク、アイドル、K-POPまでジャンルレスのアーティスト・ラインナップだ。まず海外勢で一番チェックしたいのがアイルランド出身の4ピース・バンドのインヘイラー。ザ・ストーン・ローゼズやジョイ・ディヴィジョン、デペッシュ・モード、インターポール、ザ・キュアーなどから受けたインスピレーションをブレンドしつつオリジナル性を持った久しぶりに感じる骨太なUKロックが気持ち良い。フロントマンのイライジャ・ヒューソン(Vo./Gt.)は、U2のヴォーカリストのボノの息子というのも注目。この機会に是非チェックしておきたい。
出典元:YouTube(InhalerVEVO)
THE1975やポスト・マローンがヘッドライナーで登場する〈MARINE SATGE〉に出演するのは、いま世界が最も注目する音楽バンドのマネスキン。イタリアで最も権威のある音楽祭「サンレモ音楽祭2021」で優勝し、ヨーロッパ最大の音楽の祭典「ユーロビジョン・ソング・コンテスト2021」でも優勝するなど旋風を巻き起こしています。なんといっても80年代に登場した危なげなパンキッシュテイストがカッコいい。日本に初上陸となるサマソニで、いきなりのビッグステージでどんなパフォーマンスになるのか興味深い。
出典元:YouTube (ManeskinVEVO)
反抗的な精神や赤裸々な歌詞、高いファッション性が現代の多くの若者に共感と支持を得ているヤングブラッドは、“ネクスト・アークティック・モンキーズ”と海外メディアで称される次世代を担う注目の若きロック・スター。2020年の初来日公演が新型コロナの影響で中止、今回のサマソニでいよいよ全貌を見せてくれる。ラップもありエレキギターもあり、音楽ジャンルもボーダレス。1990年代に生まれたミクスチャーロックの現代版的な要素もあり、多様な音楽性も面白い。
出典元:YouTube (YUNGBLUDVEVO)
また謎に包まれ異端児と呼ばれながらも、レッチリやフリー、ベックなど様々なアーティストからリスペクトされてきたスパークスもサマソニに登場。 映画『スパークス・ブラザーズ』を観て気になっていた人もたくさんいるのではないだろうか?こんなチャンスは無いので、サマソニで絶対にチェックしておきたい。
出典元:YouTube(シネマトゥデイ)
ダークホース的に気になるのが ロサンゼルス出身のガールズ・パンク・バンド・The LINDA LINDAS。平均年齢14歳のメンバーはルシアとミラのデラガーザ姉妹、その従姉妹のエロイーズ・ウォン、親友のベラ・サラザールのアジアやラテンにルーツをもつ4名で構成。バンド名は映画『リンダ リンダ リンダ』およびブルーハーツの楽曲「リンダリンダ」に由来しているのだとか。いまネットで大きな話題になっている彼女たち。今回は夏休みを利用しての来日とのことなので、現在進行形のリアルな姿が見ることができるのは貴重だ。
出典元:YouTube (The Tonight Show Starring Jimmy Fallon)
その他にも 90年代に大人気だったポップパンクバンドのThe Offspringや、ガレージロック・ムーブメントの中心で活躍した破天荒なバンドThe Libertine、ミクスチャーロックのレジェンドであるFISHBONEなど少し懐かしいアーティストも気になるところ。St. Vincentの妖艶なギタープレイも見たいし、メガン・デ・スターリオンのパンチあるステージも見てみたい。とにかく今回のサマソニはアーティストチェックが楽しすぎるラインナップだ。
出典元:YouTube (BBC Music)
洋楽アーティスト中心の紹介になってしまったが、国内アーティストのステージを見ながら、まったり過ごすのであれば〈BEACH STAGE〉がおすすめ。ビーチサイドのステージで演奏を見ながら、最高にチルな時間を過ごせるはず。iri、chelmico、モノンクル、KIRINJI、never young beachといった絶妙なラインナップもGOOD。居心地良すぎてここだけでサマソニを過ごすという楽しみ方もありだと思う。
さらに前日に開催される「SONIC MANIA」のラインナップも今年はかなりクオリティがすごい。KASABIAN、PRIMAL SCREAMほかの海外勢に、サカナクション、電気グルーヴ、コーネリアスほかの国内勢。高揚感フルマックスで3日間を楽しもう。

2020年と2021年の新型コロナウイルスの影響による2年連続中止となったROCK IN JAPAN FESTIVAL (以下 RIJF) は2000年に初開催。2019年までの20年間で累計約360万人を動員してきた国内のロックアーティストを中心に開催される音楽フェス。今年は8月6日(土)・7日(日)・11日 (木・祝) ・12日(金)・13日(土)の5日間に渡って、総勢135組のアーティストたちが登場。
そんな今年のRIJFはこれまで会場だった茨城県国営ひたち海浜公園から、今年は会場を千葉市蘇我スポーツ公園に移転しての初開催となる。これまでの空が広くのんびりした雰囲気が無くなってしまうのは残念だが、都心からのアクセスの良い都市型フェスとして新たなスタートを切るRIJFにも期待。ただ初めての会場なのでどんなロケーションなのかは知っておきたい。メインステージは〈LOTUS STAGE〉。そしてその対面に設置されるのが〈GRASS STAGE〉。これは5月に開催されているJAPAN JAMでのステージ配置をそのまま踏襲している配置だ。ステージから離れていてもそれぞれのステージを楽しめたり、ステージ間の移動がスムースだったりとオーディエンスに優しいステージ配置はJAPAN JAMで好評だったので、RIJFでも安心していてよさそうだ。
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JAPAN JAMでのメインステージの様子
この2つのステージが対面配置されることで、この空間にいれば絶え間なくステージを楽しめることだろう。例えば初日のタイムテーブルは、ももいろクローバーZ(GRASS)、緑黄色社会(LOTUS)がそれぞれのステージのトップバッターで登場、その後はVaundy→SaucyDog→ORANGE RANGE→マカロニえんぴつ→SUPER BEAVER→宮本浩次→Mrs. GREEN APPLE→クリープハイプ→[Alexandros]と、それぞれのステージで交互にステージが繰り広げられる。そしてラストは話題のYOASOBIなので、朝から夜までほとんど移動することなく音楽三昧で過ごせることだろう。
出典元:YouTube (緑黄色社会)
そして最終日は〈GRASS STAGE〉のトリで関ジャニ∞が登場し、そのあと〈LOTUS STAGE〉では5日間のRIJFの大トリとなる桑田佳祐のステージが待っているというサプライズ。関ジャ二∞は「大阪ロマネスク」や「友よ」を歌ってくれるのか?桑田佳祐の「波乗りジョニー」や「明日晴れるかな」は聴けるのか? フェスらしい黄金セットリストになることを願いたい。こんな醍醐味も楽しめてしまうRIJFってすごい。
出典元:YouTube (桑田佳祐)
メインとなる2つのステージの他に、JAPAM JAMではなかった新しいステージ〈HILLSIDE STAGE〉〈PARK STAGE〉も登場。こちらもステージがL字型に配置されるので、ほぼ移動せずに2つのステージが楽しめそうだ。
7日のラインナップはiri(PARK)→フジファブリック(HILSIDE)→ゲスの極み乙女(PARK)の流れは熱そうだし、11日のTHE BACK HORN(PARK)からの9mm Parabellum Bullet(HILLSIDE)は往年のファンには嬉し過ぎだろう。またPEOPLE1、This is LAST、ヤユヨ、マルシィ、なきごと、Awich、Lenny code fiction、PassCodeなどRIJF初出演組のアーティストたちも多いので、新しいムーブメントを感じたい派はこちらのエリアがオススメだ。個人的には、今年の2月に日本武道館公演を開催したラウド系アイドルグループのPassCode、関ジャム∞と同じ時間帯のステージでパフォーマンスするハンブレッダーズあたりに注目したい。
出典元:YouTube (PassCode Official)
出典元:YouTube (ハンブレッダーズ)

8月12日(金)・13日(土)に開催されるRISING SUN ROCK FESTIVAL 2022 in EZO(以下 RSR)は、RIJFに比べJ-POP系のアーティストは少なめでロックの色合いが濃いアーティストが多く、観客の年齢層も高めなのが特徴。他のフェスと違って会場内の各ステージではほぼ同時進行でライブが行われるので、混雑や移動時間も考えてどのステージをどういう順番で観るのかは自分次第ということになるだろう。細かなルールや制約が設けられていない分だけ、オーディエンスが自分で考え行動し、人任せにしないスタンスも伝統だ。そして醍醐味はなんと言っても、2日目のオールナイトのタイムテーブル。今年のトリはBEGINで、28時に登場する。それでは、そんなRSRならではの見どころを紹介していこう。
タイムテーブル発表‼️
▶️ https://t.co/n0GcLQaV8D

朝陽を迎えるクロージングアクトは…☀️🎶#RSR22 pic.twitter.com/dCYojBtj28
まず初日のラインナップで個人的なプライオリティはコロナ禍でも全国の様々な場所でのフェスやイベントを精力的にこなしてきた OAU (正式名:OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)。この夏の野外ライブは、このRSRとNew Acoustic Camp 2022(9月17日-19日)だけなので、どちらかのフェスでTOSHI-LOWの力強く、包み込まれるような歌声を聴いておきたい。
出典元:YouTube (OAU)
OAUは〈EARTH STAGE〉で16:30からなので、夕暮れの茜色に輝く空を見ながら聴くOAUは沁みるはず。タイムテーブルではOAUの前がカネコアヤノ(15:00-)、後に中村佳穂(18:00-)が登場するので、ステージは移動せずにこの3組のステージに身を委ねてみるのも良いかもしれない。その前に〈HYGGE STAGE〉の羊文学をチェックして、ラストは〈SUN STAGE〉のASIAN KUNG-FU GENERATIONというエモい流れが気持ち良さそうだ。
出典元:YouTube (羊文学)
2日目のプライオリティは深夜の時間帯の過ごし方が大きく左右されるが、今年のRSRのタイムテーブルは最高レベルのラインナップだと思う。24:30からはVaundyが登場。例年この時間帯はキャリアのあるアーティストが多かったが、この若き注目のアーティストがこの時間帯にラインナップされるのはサプライズ。その後はオルタナティブロックの雄・ゆらゆら帝国のボーカル&ギターだった坂本慎太郎が登場。ここ最近リリースされた作品が、音楽もMVの映像も70年代臭ぷんぷんのソフト・サイケデリックな感じだったので、陶酔する覚悟でステージを楽しみたい。
出典元:YouTube (zelonerecords)
そしてセミ・ファイナルはROTH BART BARONだ。午前2時過ぎから開放的過ぎる野外ステージで、あの唯一無二の音楽と三船雅也の歌声で過ごせるなんて思いもよらなかったサプライズ。個人的にはGotchが飛び入りでステージに登場し、「極彩 | IGL(S)」をセッションしてくれないかなと妄想している。
出典元:YouTube (ギブソンTV 日本版)
2日間を締め括るファイナルはBEGIN。沖縄本土復帰50周年というメモリアルな今年のRSRのクロージングを象徴するステージになることだろう。最後は「島人ぬ宝 (しまんちゅぬたから)」をみんなで大合唱しながら夜明けを迎えたい。

8月26日(金)、27日(土)、28日(日)の3日間、“山梨県 山中湖交流プラザ きらら”にて開催されるのがSWEET LOVE SHOWER(以下 SLS)。富士山をバックにした音楽フェスは、夏を締め括る風物詩的な存在だ。SLSで押さえておきたいのは、ステージの真後ろに富士山が望める〈Mt. FUJI STAGE〉だ。特にオススメなのは日没タイム。刻々と変化していく大自然の演出はいつも感動すら覚える。以前足を運んだSLSで、ステージが始まる時には雨が降っていたのに、やがて雨が止み、雲がちぎれて夕暮れの日が差し始めるという、まさに神懸かりの時間を過ごすことができた。今年の日没時間は18時22分。今年はどんなアーティストがこのステージに登場するのだろうか。現時点ではまだタイムテーブルが発表されていないので、希望的観測を含め(個人的な希望も含め)予想してみたい。
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初日の8月26日の出演者の中では、ずばりDragon Ashだ。この時間にKjの歌声は胸に沁みるはずだ。今年リリースして話題となった「Tiny World」はきっと映えるはず。また今年はデビュー25周年というアニバーサリー・イヤーなので往年のヒット曲「百合の咲く場所で」「Grateful Days」「陽はまたのぼりくりかえす」あたりを歌ってくれたら、この日没タイムで聴けたら本当にヤバい。しかし、やはりメインステージの〈LAKESIDE STAGE〉が順当か。
出典元:YouTube (Dragon Ash)
2日目はエモーショナルな女性ボーカルとしてAimerあたりはどうだろう。この時間帯はSLSのゴールデンタイムなのでなかなか難しい予想ではあるが、Aimerの色彩豊かで胸に沁みる歌声はぴったりだ。バラードナンバーの「蝶々結び」や、夏の終わりを告げる「セプテンバーさん」は映えると思う。ラストは「残響散歌」で決まりだ。
出典元:YouTube (Aimer Official YouTube Channel)
最終日の日没時の〈Mt. FUJI STAGE〉は、おそらく中村佳穂、ROTH BART BARONのどちらかが濃厚ではないかと予想する。この時間帯、二人ともぴったりな音楽だし、なんならセッションして欲しい気持ちだ。しかしROTH BART BARONはRSRの真夜中のサプライズステージがあるので、SLSでは中村佳穂推しでいきたい。彼女の何にも縛られない音楽パフォーマンス、即興的なステージングは富士山とコラボレーションする中で「忘れっぽい天使」「そのいのち」を歌ってくれたなら、感涙の、そして奇跡のステージとなることだろう。
出典元:YouTube (中村佳穂)

ずっと溜まっていたフェス熱を爆発させたい気持ちもあるが、新型コロナ対策と同時に熱中症対策も気をつけなければならない。そんな中、〈SUMMER SONIC〉と〈ROCK IN JAPAN FESTIVAL〉は、熱中症リスクも考え「密集した状況でない場所、つまりマスクは外せるところで外そう」という「マスクに関する共同声明」を発表している。コロナ禍でも音楽の灯を絶やさないためにも、参加するオーディエンスひとりひとりが節度とマナーを自主的に守ることが必要となる今年の音楽フェス。新たにフェスの楽しみ方を考えながら、気持ちよく音楽フェスを楽しんでいこう。

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