夏といえばエア・サプライ。１９８０年代前半、ハイトーンボイスの爽やかな歌でヒットした豪州のバンド。８０年に３位まで上がった「ロスト・イン・ラブ」から８２年に５位を記録した「さよならロンリー・ラブ」まで７曲を連続して米国ヒットチャートのトップ５に送り込んだ輝かしい実績を持つ。
日本でも独自の販売戦略が加わって人気が高かった。「ペパーミント・サウンド」のキャッチフレーズに、青い空と海を基調とする写真に差し替えた日本盤レコードジャケット。さらに、歌詞の内容とは関係なく「シーサイド・ラヴ」「渚の誓い」などと海に関連付けた邦題。これらが効いて「夏はエア・サプライ」のイメージが定着していった。そういうわけで当時を知るファンは、４０年を経た今でも彼らの音楽から清涼感を得ることができるのだ。 （洋）
＝Ｓデジにロングバージョン＝
→ https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/237841
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