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<ライブレポート>iKON、全編生バンド演奏で燃え上がった約2年半ぶりのジャパンツアー終幕
 2022年7月10日、YG ENTERTAINMENT所属のボーイズグループiKONの約2年半ぶりのジャパンライブツアー【iKON JAPAN TOUR 2022~FLASHBACK~】のファイナル公演が東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催された。 その他の画像  今回は初めての生バンドによるライブセット。切なくエモーショナルな「KILLING ME」から開幕したライブは、続くヘヴィでアッパーな「BLING BLING」「SINOSIJAK」と、会場の熱が上がるようなナンバーで一気に盛り上がっていった。特に「SINOSIJAK」は普段なら客席とのコール&レスポンスが盛り上がるライブの定番曲。今回声出しは禁止されていたものの、会場全体を真っ赤に燃え上がらせたKONBAT(iKONのスティックライト)がリズムに合わせて一斉に動くさまは、楽曲のバイブスがそのまま視覚的に伝わってくるようだった。メンバー自己紹介のMCの後はマーチングのようなリズムがパワフルな「Ah Yeah」。VCRを挟んで衣装を黒のロックTシャツへと着替えると、今年リリースしたアルバムから80年代風のポップなシンセ音が印象的な「BUT YOU」で新しい魅力を見せてくれた。「BEAUTIFUL」「Dive」と少しメロウな歌声が続いた後のメンバーの近況トークでは、JU-NEが最近宇宙や瞑想にハマっており、楽屋でもよく瞑想しながら寝ていることを暴露される場面も。  今回のセットリストはメンバーたち自身によるもので、今までのライブで特に盛り上がった曲を中心に考えたとのこと。8曲目の「DRAGON」は新譜「FLASHBACK」からの新曲だが、今までとは少し違うEDMテイストとヒップホップの融合が味わえる新鮮な楽曲。続く「AT EASE」は昨年参加したサバイバル番組『KINGDOM : LEGENDARY WAR』で披露したもので、『KINGDOM : LEGENDARY WAR』らしい重低音のダンスミュージックベースではあるが、随所に聴こえるYGならではの音作りと転調の仕方、BOBBYというラッパーの存在感が際立つiKONらしいパフォーマンスのダイナミズムを味わえる一曲だ。  イントロから自然と体が動くようなリズムが心地よいライブの鉄板曲「RHYTHM TA」の後のMCでは、「表参道から渋谷までゆっくり散歩をした」(DK)ことなど久しぶりの東京滞在での過ごし方を話してくれた。BOBBYと一緒にステーキを食べに行ったというCHANは、「BOBBYさんの男性のファンがいっぱいいてびっくりしました!」とファンとの遭遇体験を語っていた。JU-NEが「BOBBYさんは男性のファンがすごく多いです。BOBBYさんのソロステージは僕も裏で必ずモニタリングしますよ。特に『DeViL』っていう曲が……」とまだパフォーマンスする前の曲名を言ってしまい、JAYに「今日はじめて観る人もいるかもしれないから、ネタバレやめてください」と諌められる場面も。その後も「BOBBYさんの男性ファンはみんなBOBBYさんみたいな感じ」とメンバーが全員で真似をしたりと、毎回通訳なしの日本語でMCをこなすiKONならではの自由さが感じられた。  YGらしいバッドボーイソングのひとつ「JERK」を挟んで始まったソロ・ユニットステージのコーナーでは、BOBBYが2021年にリリースした2枚目のソロアルバム『LUCKY MAN』から、うまくいかない恋の情けなさをユーモラスかつポップに表現した「HeartBROKEN PlaYBoy」、激しいヘヴィメタル調のヒップホップトラックで気迫に満ちたステージングの「DeViL」という全く異なる印象の2曲で会場を盛り上げた。MCではBOBBYの手拍子に合わせて観客もクラップし、声が出せなくても会場との一体感を感じられるような企画も。JU-NEとBOBBYによるアコースティックなデュオによる「DEEP NIGHT」で会場の熱をしっとりと落ち着かせたのも束の間、続くステージではSONGがコンサートのために準備したトロットソング(韓国の演歌)「キルキパパ」で会場を別の雰囲気で沸かせた。韓国では2019年のブーム以降注目を浴びているトロットだが、iKONの先輩グループであるBIGBANGのD-LITEが過去にやはりトロットソングをリリースして大ヒットした経緯があり、そのステージが印象に残っていたというSONG自身がやりたいと作ってもらったオリジナルソングとのことだ。パフォーマンス中のスクリーンに映る映像が懐かしのカラオケ仕様になっているなど、隅々の演出まで楽しめるステージだった。  白いスーツの衣装に着替えた後はがらりとイメージを変えて、「NAME」「GOODBYE ROAD」「APOLOGY」「I MISS YOU SO BAD」と、切ない歌詞とメロディで歌声を聴かせてくれるような時間が続いた。バックバンドのセッションのあと、カジュアルな雰囲気のデニムの衣装で、韓国内で大ヒットしてiKONの名前を知らせた2曲「MY TYPE」「LOVE SCENARIO」を披露。  それぞれのソロ・ユニットステージについてのMCトークでは毎回JAYがアカペラで日本語の曲を甘くメロウに歌い上げた。「こういう雰囲気の曲がJAYさんの声に良く似合う」というメンバーの言葉に「僕日本語で歌う時にちょっとだけ上手くなるかも」とJAY本人が言う場面もあった。  SONGのトロットステージについて「iKONの吉幾三です」と「おら東京さ行くだ」を歌ったり、カメラへのセクシーな表情が大画面に写された本人が照れたりする中、何故か全員が同じ表情で写真を撮るという、わちゃわちゃしたテンションのままコンサートは終盤へ。「DUMB & DUMBER」「FREEDOM」「WHAT'S WRONG?」「B-DAY」と、ラストへ向かって盛り上がっていくハイテンションなナンバーが続き、その熱が冷めやらぬまま本編は幕を閉じた。  通常、YG ENTERTAINMENT所属アーティストのコンサートでは、アンコール代わりにファンが特定の楽曲を歌うことが慣習となっている。iKONの場合は「久しぶりだね」という意味を込めた「LONG TIME NO SEE」を歌うが、今回は声出しができないために手拍子となっていた。アンコールステージの前に用意されていたサプライズのスローガンイベントでは、「LONG TIME NO SEE」と書かれた上に「私たちはどこにも行かないよ 永遠に一緒にいようね」というハングルでの言葉があり、それを目にしたメンバーたちが思わず目を潤ませる場面も。特に過去ステージでほとんど泣いたことがなかったJU-NEが涙を見せた姿は、思わずBOBBYが「JU-NEを泣かせたのは強い」とコメントしてしまうほど珍しかったようだ。折しもアンコール1曲目はDKとBOBBYが作詞した「Flower」。過去の思い出や歌詞の内容も相まってエモーショナルな気持ちが昂まったメンバーやファンもいたのだろう。それでもしんみりした空気は似合わないとばかりにアッパーな「Just Another Boy」で会場の雰囲気を盛り上げた後は、毎回ステージ上で相談して曲を決める(YGアーティストのライブではその場でアンコールの曲を決めたり本編と同じ曲を再度やる「リアルなアンコール」があったりする)時間で、今回は「RHYTHM TA」をもう一度パフォーマンスし、観客がジャンプする「DON'T LET ME KNOW」でアンコールは一旦終了した。  しかし最終日ということもあり、観客の拍手が鳴り止まず、エンディングVCRが流れている途中で「まだ帰りたくないのかい?」というJAYの声と共にダブルアンコールの流れへ。「LOVE SCENARIO」「DUMB & DUMBER」の2曲でコンサートとツアーを閉めくくった。  新型コロナウイルスの影響でK-POPアーティストの来日公演は2年以上の長期間開催が難しかったが、そのブランクを感じさせないような圧巻のステージングと、観客の盛り上がりの両方を感じられた熱いライブとなった。 Text by DJ泡沫 ◎公演情報 【iKON JAPAN TOUR 2022~FLASHBACK~】 2022年7月10日(日) 東京・国立代々木第一体育館
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