第104回全国高校野球選手権大会第10日の15日、明秀日立(茨城)に5-4で逆転勝ちし、3年ぶりのベスト8進出を決めた宮城県代表の仙台育英。三塁側アルプススタンドには野球部や吹奏楽部の部員をはじめ保護者、県人会関係者ら総勢450人を超える応援団が陣取り、「劣勢になったら応援で試合を動かしたい」という応援団長の志賀大智さん(3年)の言葉通り、熱のこもったパフォーマンスを繰り広げた。
チャンスの場面では、応援曲「モンキーターン」に合わせて全員でジャンプする息の合ったダンスを繰り広げ、ナインを鼓舞。グラウンドにパワーを送り、2-4の七回、3点を挙げて2点差をひっくり返した逆転劇を後押しした。
ベンチ入りはかなわなかった野球部員の志賀さん。「ベスト8進出が決まり、本当にうれしい。自分たちの学年は新型コロナウイルス禍の影響があったが、報われた。この勢いで次の試合も勝ってベスト4に」と満面の笑顔で喜んだ。
(坂本隆浩)
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