声優・野口瑠璃子、『Extreme Hearts』陽和役に決まった理由は“不幸な声質”!? アフレコの思い出を振り返る – アニメ!アニメ!

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読者に人気のアニメ作品から、期待の声優に作品や役柄について語ってもらう雑誌「メガミマガジン」のインタビュー企画「Megami’sVoice」。2022年9月号には、夏アニメ『Extreme Hearts』より、葉山陽和役を演じる野口瑠璃子が登場。
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読者に人気のアニメ作品から、期待の声優に作品や役柄について語ってもらう雑誌「メガミマガジン」のインタビュー企画「Megami’sVoice」。
2022年9月号には、夏アニメ『Extreme Hearts』より、葉山陽和役を演じる野口瑠璃子が登場。
本稿では、本誌で紹介できなかった部分も含めたロングインタビューをお届けする。
――『Extreme Hearts』という作品の第一印象は?
原作のないオリジナル作品ということで、オーディションのときはざっくりと歌手の女の子がスポーツで競い合うことになり、その先のステージを目指すという解釈でした。オーディションの資料には「ハイパースポーツ」と書いてあったのですが、資料だけだと何が「ハイパー」なのかがまったくわからなくて(笑)。スポーツ中のセリフも「ハイパー」だからオーバーにすればいいのかなくらいの感覚でした。
――アフレコが進んで、物語のどんなところがおもしろいと感じましたか?
「ハイパースポーツ」は「エクストリームギア」という特別なアイテムを身に付けるのですが、作品世界には自然に溶け込んでいて、誰も「すごい!」と驚かないところが新鮮でした。また、「エクストリームギア」を身に付ければみんなの運動神経が抜群になるということではなく、本人の能力と努力ありきというところもおもしろいなと感じました。
――陽和の第一印象はどうでしたか?
主人公ということもあって、元気で明るい子なのかなと思っていました。でも、オーディションの際にスタッフの方から「もっと落ち着いた、大人っぽい雰囲気でお願いします」とお話があって、自分が考えていたイメージとは違っていたんだなと感じました。
――陽和を演じる際にはどんなことを心がけていましたか?
アフレコが始まって最初のころは、「トーンを下げてください」とか「落ち着いた感じで」というディレクションが多くて、試行錯誤していましたね。演じていくうちに、だんだんと喜怒哀楽がすべて表に出るタイプの子ではないんだとわかるようになって。淡々としているところがベースにあるんだなと理解してからは、テンションをあげすぎないようにということを心がけました。
――確かに陽和は試合に勝っても大喜びをしないんですよね。
もちろん勝ってうれしい気持ちはありますが、「わーい!」って喜ぶタイプではないんですよね。逆に、できなくて悔しい気持ちも表に出してこないので、弱音もあまり人に言わない子なんだろうなと思うんです。それもあって、喜ぶときはジーンとかみしめているような感覚で演じていきました。
――試合のシーンは、かなり迫力がありますね。
とにかく息の演技が多いですね。ずっと試合のシーンが続くと、アフレコでも息切れするくらいなんです。試合中はモノローグが少ないので、それも新鮮でした。
――演じていて感じる陽和の魅力は?
普段の陽和は、周りにお花が飛んでいるような、ほんわかしたかわいさがあるんですよね。でも、努力家だし根性もある。表に出さないだけで情熱的なところもあるので、そのギャップが素敵だなと思います。また、スポーツは初心者だけど、つねにちゃんと努力をしていて、肝が据わっているところも魅力だと感じています。
――そんな陽和に共感できるところはありますか?
私と彼女は、ほとんど正反対なんですよね。私は、一歩を踏み出す決意もなかなかできないし、陰で人一倍努力することもなくて。さらに、優柔不断でいろいろ悩んでしまうので、陽和がスパッと決めて進んでいけるのはかっこいいし、うらやましいです。
――陽和は、ソロとしても自身が結成したチーム・RISEでも歌うシーンがありますね。
RISEの曲はアイドルらしい雰囲気もありますが、陽和がキャピッとした感じではないので、かわいらしくなりすぎないように、ソロのシンガーらしさを考えました。歌い上げるところはしっかりと、かっこいい曲ならその曲に寄せる歌い方を意識していました。でも、私自身はそれほど陽和として歌わなくちゃみたいな意識はなく、曲に素直に合わせて歌っていきました。
――アフレコ中のディレクションで印象的だったことはありますか?
スタッフの方から「野口さんを陽和役に選んだ決め手は、不幸な声質だったから」とお話があったんです(笑)。振り返ってみると、確かに溌剌とした明るいキャラクターは少なかったので納得がいったというか。なるほど私の声って幸薄い感じなんだなと理解できたことがとにかく印象的でした。
――RISEのメンバーである小鷹咲希と前原純華の印象を教えてください。
咲希ちゃんは、彼女がいなかったら陽和はもう活動をしていないといえるほど、陽和にとって支えになってくれた存在です。純華ちゃんは、最初から接し方ナチュラルで、当たり前のように手助けしてくれるお姉さん。野球もじょうずですし、頼りになります。陽和もですが、2人もいろいろな事情を抱えながらRISEとしてがんばろうと思ってくれているのがすごくうれしいです。
――RISEを支えてくれるプレイヤーロボの存在も目立ちますよね。
もっとメカっぽいイメージがあったんですけど、ちゃんと意思疎通ができるんですよね。ぱっと見は人間と変わりませんが、休息中はちゃんとメカっぽいのでそこもおもしろいです。
――ほかにも個性的なチームがたくさん登場しますが、そのなかでもRISEの特徴といえば?
フレッシュさです。陽和はスポーツ面で初心者ですし、ほかのメンバーは歌の面で初心者。勢いでExtreme Heartsに参加した面はありますが、気合いはあるのでほかのチームに負けずにがんばってほしいです。
――第2話では、RISEの3人でカラオケに行くシーンもありましたね。
歌はアフレコ現場で収録したのですが、咲希ちゃんは歌があまり得意ではない設定なんですね。でも、咲希役の(岡咲)美保ちゃんは主題歌を歌うくらいに歌が上手なので、どうするんだろうと思っていたんです。そうしたら、いい感じに恥ずかしさを出していて、本当に素晴らしかったです。
――アフレコの思い出を教えてください。
アフレコは全部終わっているのですが、コロナ禍ということもあって、一度もお会いできなかったキャストさんもいて、それがさびしかったです。でも、RISEのメンバーとはひと通り一緒に収録ができて、すごく落ち着いた雰囲気での収録になりました。
――ちなみに、野口さんのお気に入りのキャラクターは?
マネジャーロボのノノちゃんです。ものすごくかわいいんですよ。審判も担当するので、どんな声を出すんだろうと思っていたんですが「終わりでーす!」と張った声もかわいくて。私にとってずっと推しキャラです。
――この先も試合は続いていきますが、今後の見どころを教えてください。
「Extreme Hearts」で陽和たちはさまざまなスポーツに挑戦するので、試合を進めるのも3人だけでは難しくなり、これから新しい仲間に出会っていきます。さらに個性豊かなライバルとの戦いも待っています。ライバルとの交流もあるので、そこもチェックしてほしいです。また、RISEはもちろんですが、ほかのチームの楽曲も本当に素敵なものばかりなので、さまざまなチームの楽曲にも注目してもらいたいです。試合のシーンはもちろん見どころですが、とにかくバラエティ豊かな歌が聞けるので、今後も楽しみにしていてください。
Q.自分のチャームポイント
A.強い声帯(笑)

たくさん歌っても声があまり枯れないんです。もちろん使えばケアはしますが、声が出なくなるということもほとんどないです。
Q.自分のニックネーム
A.ちるりーん

のぐ「ちるり」こ、なのでちるりーんです。ある作品の生放送で、先輩に付けていただきました。それ以外だと、瑠璃ちゃんと呼ばれることが多いですね。
Q.自分の声の特徴
A.落ち着いている

性格的に落ち着いているキャラクターを演じることが多いですね。あと、マイナーだねと言われたこともあります。自分でも光と影なら影のほうかなと思っています。
Q.自分の性格
A.面倒くさがり

動かなくていいならベッドから出ないタイプです(笑)。なので、自分の手の届く範囲によく使うものが揃っています。
Q.いま、ハマっているものは?
A.ゲーム実況などの動画鑑賞

好きなアーティストさんのミュージックビデオもチェックしています。
Q.好きなスポーツは?
A.見るならフィギュアスケート

好きな選手がいたので、フィギュアスケートの大会やアイスショーによく行っていました。自分ではあまりスポーツをしないのですが、体を動かすならダンスですね。
Q.子供のころから好きなものは?
A.陽和と一緒で歌が好きです

幼稚園のときから大きな声で歌っていたみたいで、学生時代も合唱の授業が好きでした。ひとりカラオケにもよく行っていたので、いま、こうしてお仕事で歌えるのが幸せです。洋楽やK-POP、クラシックもよく聞きますが、歌うときは邦楽ですね。アップテンポな曲が好きです。
Q.本作のキャッチフレーズ
A.アイドル×スポーツ 夏にピッタリの青春ストーリー

アイドルとスポーツが融合しているのが特徴的な作品だと思っています。とにかく個性的なキャラクターがたくさん登場しますが、努力を経て正々堂々と勝負をしていくので、その爽快感を楽しんでもらいたいです。
(C) PROJECT ExH
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