歌手・野宮真貴「意外とまだいけるわね」 再注目される〝渋谷系〟の女王、デビュー40周年 記念アルバム発売、東京・大阪でライブも(夕刊フジ) – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース

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歌手の野宮真貴(鴨志田拓海撮影)
■90年代ピチカート すらりとしたスタイルは還暦を越えているとは思えないほど、今もかっこよさをキープしている。あの頃、ピチカート・ファイヴはおしゃれだった…なんて懐かしさに浸っていると、1990年代に輝きを放った〝渋谷系〟が再び注目されているではないか。そんな中、デビュー40周年を迎えた。 【写真】デビュー40周年を迎えた元「ピチカート・ファイヴ」の野宮真貴 「気付いたら40年。あっという間で早かったですね。でも、続けてみると、意外とまだいけるなって感じですね」 それは20日にリリースされた「New Beautiful」(ビクター)を聴いて納得。「現在進行形の野宮真貴を聴いてもらえるアルバム」と語るように、「東京は夜の七時」といったピチカート・ファイヴの名曲のリアレンジに加え、若いアーティストとのコラボ曲までカラフルな世界が目の前にどっとあふれ出してくる。 今、日本の80年代の〝シティポップ〟や90年代の〝渋谷系〟が、海外のアーティストや若い世代を席巻している。 「ピチカートでは海外でアルバム出して、ワールドツアーもやって、今思えば本当に忙しくて、大変でした。でも、いまだに根強いファンが世界中にいるんですよ。この作品で、さらに若い世代に〝渋谷系〟を再発見してもらえたらいいなって思っています」 なぜ〝渋谷系〟は人々の心をとらえたのだろう。思いを巡らせる中、ある記憶にたどり着く。 「当時、海外のラジオや雑誌の取材でよく言われたのは、〝なぜ自分たちでさえ忘れているような昔の音楽を掘り起こすんだ〟って。50年代や60年代の映画やテレビで流れていた音楽がおしゃれで好きだったんだけど、それをセレクトするセンスがあったのかなと思います。当時は、世界で一番かっこいい音楽をやっているって思っていましたし」 そんな彼女の音楽の原点は、11歳のころにまでさかのぼる。1971年のことだ。 「そのころは、音楽もファッションもグループサウンズが好きだったんだけど、父が家具調のステレオを購入して、子供たちのために3枚のレコードを買ってくれたんです」 それがカーペンターズとセルジオ・メンデスのアルバム、そして、ミッシェル・ポルナレフのシングル「シェリーに口づけ」だった。 「ソフトロックにボサノバ、そしてフレンチポップス。偶然だけど、そのときに〝渋谷系〟のルーツに出合っていたんですよ。不思議ですよね」 「ステージ101」(NHK)を見て、歌手に憧れた少女は洋楽、ロックに目覚めた。「でも、この声でしょ、ロックのボーカルにはむかないのよ」ということで、まず手にしたのはギターだった。 ■忘れられない歓声 「ビートルズに始まって、友達の勧めでグラムロックに憧れて…。高校生のころは友達とバンドを組んでいたんです。でも、私立の女子校なんで厳しくてロックなんて禁止。でもこっそり『ミュージックライフ』を買って、クイーン、キッス、エアロスミスにはまってましたよ。ギターをやっていると爪も伸ばせないし、マニキュアもできない。けど、楽しかったな」 転機は高校の卒業式の後の謝恩会。クラスメートとステージにあがってギターをかき鳴らした。 「ものすごい歓声が上がって。ガーンってスゴイ音出したら、先生たちは会場から出ていっちゃったけど。でも、あのときの拍手と歓声は絶対に忘れられないの。ステージに立つ人になりたいって思ったんです」 その後、ニューウエーブと出合うと、「このジャンルなら自分の声でも歌える」とギターを置いて、ボーカルに専念することに。さまざまなめぐり合いを経て、ついに81年にデビューを果たす。でも、ちょっと苦い思い出もある。 「実は、デビューするとき、野宮〝ロマン〟真貴って芸名になるところだったの。初期の資料にはそう書かれているのもあるのよ。でもね、何とか阻止したわ」 コロナ禍では歌う機会を奪われた。だからこそ今、歌うことが幸せでならない。 (ペン/福田哲士 カメラ/鴨志田拓海) ■野宮真貴(のみや・まき) 歌手。1960年3月12日生まれ、62歳。北海道出身。高校卒業後、「ハルメンズ」のレコーディングにコーラスで参加してスカウトされ、81年にシングル「女ともだち」でデビュー。バンド「ポータブル・ロック」を経て、90年、ピチカート・ファイヴに3代目ボーカルとして加入。2001年3月に解散後はソロ活動を行う。デビュー40周年記念アルバム「New Beautiful」を発売したばかり。4月24日にビルボードライブ大阪で、29、30日にビルボードライブ東京で「野宮真貴 40th Anniversary Live」を開催する。大阪のゲストは松尾レミ(GLIM SPANKY)、東京は29日が横山剣(CRAZY KEN BAND)、30日は鈴木慶一(ムーンライダーズ)。
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