ぜんぶ君のせいだ。 | Skream! ライヴ情報 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト – Skream!

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“ぜんぶ君のせいだ。7都市対バンツアー「GreedbygreeD TOUR」”
5月5日(木・祝)宮城 仙台darwin
開場 16:30 / 開演 17:00
w/ コレサワ / 春ねむり
2022年は7都市12公演のツアーに始まり、4月3日にはTOKYO DOME CITY HALLでの単独ライヴが控えている”ぜん君。”。メイン・ソングライターに加えて、ぜん君。では初めて様々な作家陣が百花繚乱な曲を書き下ろしたアルバム『FlashBack NightMare』の曲がライヴに新たなエッセンスを加え、7人のぜん君。の面白さが増している今、ニュー・シングルも投下。「浪漫事変」は、”けいおん!”や多くのアーティストの曲を手掛けるTom-H@ckと、杉下トキヤ(ex-Last Note.)が作曲した。世界が色づいていく出会いの瞬間から、猛ダッシュで気持ちが駆け上がっていく顛末がポップに表現された。ぜん君。らしい暴走、妄想にもかわいらしさがあって、よりキャッチーな1曲だ。(吉羽 さおり)
現体制初フル盤はぜん君。史上初、馴染みのソングライターに加えてバンドマンからボカロPなどの作家陣を招き、ぜん君。サウンドの新たな地平を切り拓く作品に。どの作家もぜん君。の可能性を研究し楽しんだのだろう。この曲をぶつけてくるかという癖のある曲が揃う。幕開けは丸山 漠(a crowd of rebellion/Gt)による「SCAR SIGN」。ヘヴィなギター・リフによるプログレッシヴな展開で、7色の歌声やシャウトが矢継ぎ早に繰り出される攻撃性の高い曲だ。またétéオキタユウキ(Gt/Vo)による「Underscore」は、彼らしいポリリズムやDjent的なサウンドにポエティックな歌が重なる。ライヴでもすでに人気の、ボカロP ど~ぱみんによる「ものの恋あはれ」のポップさも楽しい。(吉羽 さおり)
5月にスタートした47都道府県ツアーが11月2日に東京TSUTAYA O-EASTでファイナルを迎える。このツアー終盤にリリースとなるのが13枚目のシングル『Heavenlyheaven』。デビュー以来、作曲編曲は水谷和樹、syvaが手掛けてきたが、タイトル曲は作曲がみきとP、編曲をみきとPとYK from 有感覚のタッグで、ぜん君。と新しいクリエイターとの出会いの曲でもある(作詞は変わらずGESSHI類)。ポップでスピード感のあるサウンドとメロディックなサビが強い印象を残すJ-POP的キャッチーさを軸に、7人体制のカラフルなヴォーカルやシャウトの表現の遊びが生かされた。再新録アルバム以降の作品で、ぜん君。の新しい魅力を掘り起こした、今後の展開の呼び水になるシングルだ。(吉羽 さおり)
7人の新体制ぜん君。となって、3月に発表した『Q.E.D.mono』に続き、その第2弾となる再録アルバム。これまでもメンバーが変わった際に再録盤を発表し、サウンドや歌詞などもその都度アップデートされてきたが、この2作は完全版とも言えるもので、ヴォーカルや歌詞はもちろんサウンド、ミックスがさらに洗練されて、曲の魅力やぜんぶ君のせいだ。の魅力を新たに掘り起こすようなアルバムになっている。7人というぜん君。史上では最も大所帯のグループにはなったが、それぞれの歌のバランス、ヴォーカルの構成の妙が光る。特に今回はエモーショナルな曲や「Teardust」など疾走感のあるストレートな曲、アルバムの中などで際立つ存在だった曲などが再構築され、新たな輝きを放っているのは嬉しい。(吉羽 さおり)
新メンバーが加入し、7人体制での47都道府県ツアー中に発売となった現体制での再録アルバム。「WORLD END CRISIS」でスタートし、感情の激流に今にも心が崩壊しそうな危うさから、もう一度力を取り戻していく「革鳴前夜」へと続く。「メスゲノムフェノメノン」、「オルタナティブメランコリー」、「キミ君シンドロームX」、「せきららららいおっと」など、妄想たっぷりでつんのめっているのはこれぞぜん君。の不器用で、それでいてキャッチーな曲も並んでいる。捻くれてしまう自分へのアンセム「When you 2 WANT」があれば、ひとりの痛みを知るからこその強さも「MONOLOGUE」で歌える。カラフルな7人の声色が寄り添い、せめぎ合って成立する、ぜん君。の全方位がパッケージされた作品だ。(吉羽 さおり)
解散したレーベル・メイト、ゆくえしれずつれづれからメイユイメイ、个喆のふたりが新メンバーに加わって、新たな5人体制でリリースした前作『インソムニア』から、さらに7人体制になりパワーアップしたぜん君。のニュー・シングル。「インソムニア」が脱退したメンバーの想いも汲み、それをまた背負っていく曲なら、今回はc/wの「never ending xxx」と「堕堕」で、新たなぜん君。で思い切りアクセルを踏み込んで暴れまわっている。ゆくえしれずつれづれの武器であったシャウトもたっぷりと盛り込み、勢い余ってスピンするようなハイパーなミクスチャー・サウンドにのせ、カラフルな7人のヴォーカルが四方八方から飛び出してくる。遊び心を全面に、フルスロットルで恋に、君に堕ちていくライヴ・チューンだ。(吉羽 さおり)
通算11枚目となるシングルは、3人のメンバー脱退を経て、新たな3人(甘福氐 喑、もとちか襲、雫ふふ)が加入した新体制での第一声になる。結成時から、メンバーやグループの人数の変化を繰り返してきたぜん君。だが、そのたびに新たなカラーを盛り込みながらも、芯の部分は変わらず、ひとりの人間のように成長をしてきた過程がある。成長痛もまた滋養にしてきた時間だ。そして、この『インソムニア』でさらにスピードアップして、追いかけてきた夢に向けてロマンチックに加速を遂げている。今の5人は、それぞれ濃いキャラを持ちながらも、より強固な思いで一体化している感触だ。ヴォーカルの感じとしては、今までで一番バランスが良くてポップ性が高く、ここからまたどんな表現をしてくれるかも楽しみだ。(吉羽 さおり)
新体制初となる5作目のアルバム『或夢命』。今年に入り、メンバー脱退、そして新メンバー2名が加入し、休む間もなく全国ツアーという激動の時を過ごしてきた。印象的には4年間の活動の中でも、グループの佇まいや歌声などの面で一番の変化があったが、今作で感じるのは、ここまで紡いできたぜんぶ君のせいだ。の歴史を否定することなく、背負いながら前に進み、音楽的にもスキル的にも進化をしているということ。メンバー5人がそのことに意識的であり、それを暑苦しくなく、ナチュラルに音楽としてポップにロックに、ユーモラスにと表現している。その空気感がいい。試みのある新曲をはじめ、ライヴの定番曲の2019年版も収録。今作だから歌える「世界にたった一人ちっぽけな君を」の温かな眼差しにも注目だ。(吉羽 さおり)
シングルと同発の再録アルバム。全17曲、ライヴのセットリストをイメージした選曲で、ぜん君。のキラーチューンが並ぶ。とはいえ、ヴォーカルの歌割りが新体制5人で新たに構築された曲となっていて、新メンバーふたりの声のキャラクターやニュアンスも加わった。初期のころからの代表曲も多く、これまでもメンバーが変わるたびに何度か再録されている曲もあるが、ライヴを重ねていることもあって、再録のたびに曲としての精度が上がっている。ポップでシアトリカルな曲はより振り切って色濃く、エモーショナルな曲はより豊かに、曲の世界観が立体的となった。第2弾が10月にリリースされ、ロックな曲たちもアップデートされていく予定だ。常にノンストップで進む、彼女たちのスピード感も味わえるアルバム。(吉羽 さおり)
新メンバーふたりが加入して、再び5人体制となったぜん君。の第1弾シングル。「AntiIyours」では、5色のヴォーカルになったからこその、そして活動を重ねた今だからこその新たな試みで、これまでの曲ではあえて入れてなかったハーモニーやユニゾンのパートも導入した。これぞぜん君。という強さやキュートで、ポップでぶっ飛んだ目まぐるしさもあるが、その響きには新鮮さがあり、キャッチーに刺さるその深さもグッと増している鮮やかな曲だ。カップリング「唯君論。」は再録曲だが、こちらも成長を重ねた今のメンタリティが歌詞をアップデートさせ、細かなところが変化。5人での第1弾という大事な1枚での再録曲として、私と君(ぜん君。とファンである患い)とのかけがえのない濃密さを改めて聴かせている。(吉羽 さおり)
ぜん君。初の両A面シングル。「Natural Born Independent」は高揚感のある美メロが冴え、メンバー4人それぞれのヴォーカルがエモーショナルに乗るロック・チューンだ。右へ倣え的な空気にはそっぽを向いて、自分が選んだ道を行く、その強い意志を込めた1曲となった。「ロマンスセクト」は、ヘヴィなギター・リフと硬質のビートに歌が絡まりグルーヴする1曲で、こちらは”ぜん君。節”たるポップでファンシーで、且つ猛烈に熱い歌となっている。7thシングル『革鳴前夜』に続いて、加速するぜん君。がさらにアクセルを深く踏み込んでいく、エネルギーとなる2曲。ライヴでのパフォーマンスがタフになり、会場のキャパを着実に上げている今に相応しいファンファーレ的なシングルだ。(吉羽 さおり)
前アルバムから1年経たずしてリリースとなる4thフル・アルバム。この間にも再録アルバムや2枚のシングルを発表し、全31公演にわたったロング・ツアーを完走、ぜん君。史上最大規模となる渋谷TSUTAYA O-EASTワンマンも即完で成功させた。約3年の中で最も加速を極めた活動で、個々人が歌やぜん君。へのモチベーションを上げ、グループとしての強さと個性をビルドアップしてきた。その成果やエネルギーを爆発させているのが今作だ。ぜん君。と言えば、捻くれた、遊び心満載のアトラクション的ポップも聴かせてくれたが、今回はバンド・サウンドでソリッドに、正統派のロック・チューンも真正面から表現している。サウンドにそれぞれのタフさがしっかりと乗った強力なパンチ力が痛快。目が離せない存在になっている。(吉羽 さおり)
昨年末のシングル『せきららららいおっと』に続く6枚目のシングルは、表題曲「トナリコレアラタ」を筆頭にポップなぜん君。節が全開。”君”を想うラヴ・ソングでも、これまではコンセプトである”病みかわいい”の病みが強めな、妄想をこじらせた重い女の子であることが多かったが、今回は恋する女の子のかわいらしさをまっすぐお届けする曲になった。相手のことがどれだけ好きかのめくるめくお花畑的世界でなく、自分が強く変わっていこうという決意を歌にしていて、より共感性も高い内容だ。c/wの「ヴぁいらるらびりんす」はオリエンタルなエレクトロ・チューン、「ROMANTICISM」はキュートなエレクトロ・ポップと、フレンドリーなサウンドでキャッチーさも抜群。次なるステップを見据えたシングルだ。(吉羽 さおり)
前作『Egoistic Eat Issues』からわずか3ヶ月でのリリースとなるシングルは、メンバー脱退を経て4人となった彼女たちの”今”と”意志”を伝える。「せきららららいおっと」は、カラフルでポップな片(過多)想いソングであり、めまぐるしく押し寄せる感情と妄想をロックやEDMといった多展開のサウンドで表現し、グループのコンセプト”病みかわいい”を今一度思い起こさせる曲となった。「Unknown Carnival」では、4人の想いをまっすぐ突き刺すように歌う。ぜん君。と言えば高音でのシアトリカルなヴォーカルが特徴だが、この曲では低音が効いている。フラットなメロディで射抜くように歌われるのが新鮮だ。いろいろな困難はあったけれど、”笑え”と自らを鼓舞する歌が力強い。(吉羽 さおり)
1stアルバム『やみかわIMRAD』、2ndアルバム『アニマあにむすPRDX』を再録した2枚組アルバム。この2作ともに現ラインナップとはメンバーが変わっていることもあり、またパフォーマンスやグループとしての意識も変化してきた今だからこその再録作品となった。歌割りやサウンドにも手が加わり、”単なる再録音”を超えたものになっているのは、最新アルバム『Egoistic EatIssues』で知った人も、ずっと追い掛けてきたリスナーも楽しめるところ。1,080円という良心価格も、新旧のファンに手に取ってもらいたいという思いから。結成からフルスロットルで突き進みながらも、メンバー交代など何度も壁にぶち当たりつつ、それでもスピードを緩めずに生傷を作って驀進するぜん君。が詰まった作品だ。(吉羽 さおり)
色とりどりのヴォーカルがシアトリカルな曲を引き立てる「独白園」でスタートする、3rdフル・アルバム。悲しみや後悔でズブズブのひとりぼっち感から、脳内が一気にお花畑化していく恋愛の暴走まで、激しい感情のアップダウンは相変わらずだが、そのドラマやシーンをより表情豊かに表現している作品だ。スピード感溢れる曲はさらにスリリングに、パワフルな曲はパンチ力を鍛え、猫の目のように展開していく曲は遊び心たっぷりでキャッチーに、繊細な曲は歌の機微を大事にと、曲を自分たちのものにする咀嚼度の高さが窺える。結成からメンバー交代があったり、今作のリリースを前に未来千代めねが喉の病気で脱退するなど困難はあるが、それも滋養に一歩一歩進む強さを増した。ぜん君。の軌跡が詰まっている。(吉羽 さおり)
「わがまま新生Hominina」(Track.1)と、「ここにおいで with まれ・A・小町」(Track.2)、「飢えそなりてぃ」(Track.3)を収録した4thシングル。新メンバーふたりが加入し2作目のシングルだが、前作が新生ぜん君。の自己紹介だとすれば、今回はいきなりフルスロットルで突き抜けて、ポップにスパーク。コンセプトの、”病みかわいい”の”かわいい”の比重大きめ(厄介な”病み”っぷりもあり)で、派手なシンセ・サウンドで君への想いを炸裂させている。レーベルメイトのゆくえしれずつれづれのまれ・A・小町をゲストに迎えた「ここにおいで」の包容力ある曲も新鮮だが、続く「飢えそなりてぃ」のEDM感は驚きだ。内容的には、歌って踊るメジャーなグループを皮肉ったりしているとか、してないとか。やりたい放題なシングルだ。(吉羽 さおり)
メンバー脱退があり、フレッシュなメンバー(咎憐无、未来千代めね)が加入した新体制での初シングル。2ndフル・アルバム『アニマあにむすPRDX』以降としても初のシングルで、サウンド的にも新たなトライや深化がある。タイトル曲は、モダンで、ダンス・ミュージック的なアレンジが施されたノイジーなギター・サウンドが流麗で美しい。五月雨式に5人のヴォーカルが乗っていくメロディが、たくさんの言葉と感情と、募るぼっち感と、とげとげとしたノイズと共に、どっと耳に流れ込んでくる曲だ。カップリングはソリッドなロック「ざふぁいふぁいそっ」と、扇情的なピアノがドラマを彩る「あおはる」。「あおはる」はこれまでのぜん君。の妄想力と、感情過多で暴走するパワーを踏襲。これはこれでなんだかホッとする。(吉羽 さおり)
今年1月に初の全国流通盤としてリリースされた1stアルバム『やみかわIMRAD』から1年未満で、2ndアルバムをリリースする”ぜんぶ君のせいだ。”。結成から約1年の間にも、メンバー加入や初期メンバーの脱退があったりと激動のときを過ごしつつ、精力的なライヴ活動で会場のサイズを広げながら突き進んでいる彼女たちの今を詰め込んだ今作。レーベルメイトであるインスト・バンド Gauche.の水谷和樹が作るハイパーにアップダウンするメロディと情報量たっぷりのポップ・サウンドや、syvaの作るヘヴィなロック・サウンド、そこに5人それぞれのキャラクターが波状攻撃のように歌を乗せて疾風怒濤の展開に。5人の個性が際立ってきたゆえ、グループとしての物語も加味された進化のアルバム。(吉羽 さおり)
情緒不安的気味に揺れ動く、ジェットコースター的な感情そのままに、くるくると展開するカラフルなロックを、引っ込み思案で、誇大妄想な、厄介な心の内をポップに響かせてしまうタイトル曲「僕喰賜君ノ全ヲ」。内省的な自分とそんな自分自身を客観視するシニカルさも持ったTrack.2「痛カルマバ○ス」。そして、アグレッシヴなビートと分厚いギター・サウンドで思春期から大人へと変わりゆく成長痛を歌うTrack.3「拝啓、おとなグラム」と、共に気持ちと想像ばかりが肥大していってしまうような、人生の青い時期が歌われる。この感情過多で、うーんと頭を抱える感じは、あるあるな状況なのではないだろうか。根っこに渦巻くものはヘヴィだけれども、それをとてもファンシーにラッピングして手渡してくれるのが、ぜんぶ君のせいだ。だ。(吉羽 さおり)
ひた向きで邪心のない”純愛”は、遠い世界の話ではなく、案外身近にもあるのかも。そう思わせる”愛”がテーマの1枚。哀愁のミドル・テンポ「この恋はスクープされない」、打ち込みのビートとシンセ・サウンドで浮かれる想いを演出する「スーパーでデート」を筆頭に、これまで当たり前で意識していなかったことが、特別で素敵なことなんだとしみじみと気づかせてくれる曲が並ぶ。また、コレサワというと恋心を綴るイメージが強いが、NHK「みんなのうた」で放送中の「愛を着て」では、親子の愛をなんともリアルな描写で歌っていて彼女の豊かな表現力に驚かされたし、その一方で「右耳のピアス」では、少し複雑な関係性を滲ませるなど、様々な愛の形をとじこめた。曲の物語が詰まったジャケットも眺めながら、大切な人を想ってみては。(稲垣 遥)
コレサワがデビュー前に会場限定で販売していた自主制作盤のタイトル・トラック「憂鬱も愛して」。入手困難だった同曲が6年の時を経てリアレンジされ、初CDシングルとして発表された。いつだって様々な理由で、それぞれの憂鬱を抱える人がいる。そんななか、ギター1本の弾き語り風で”自分だけじゃないけど/自分だけな気がする”と、訥々と落ち着いたトーンで歌い出すこの曲は、再生した瞬間に耳を引きつける。きれいさっぱり嫌なことを忘れ去らなくても、憂鬱を愛せればいいというメッセージ。そして、それが”愛そう”ではなく、”愛していたい”と願いの言葉で綴られるのが彼女らしい。通常盤と、ぬいぐるみ付きの”れ子ちゃん盤”で表情の異なるc/w(こちらも聴き応えあり)と併せて、丁寧な表現と歌心が染みわたる。(稲垣 遥)
“女子の味方”コレサワの全曲失恋ソングのコンセプト・ミニ・アルバム。代表曲「たばこ」の主人公に対し、相手目線で書いた話題のアンサー・ソング「恋人失格」のセルフ・カバーをはじめ、コレサワならではの、きれいごとではないハッとするような詞が織り込まれた全7曲には、本気で相手を想った気持ちが滲む。しかし、痛々しかったり悲しかったりするだけではなく、聴き進めるうちに徐々に気持ちが整理されて、感謝の気持ちへと変わっていくような展開には、彼女の信念とも言えそうな、”過去を受け入れて保存する”気持ちが託されているように思う。サウンド的にはこれまで関わりのあった人物を新たにアレンジャーとして迎え、打ち込みやギターレスなトラックにも挑戦しており、”らしさ”と”新鮮さ”を同時に味わえる1枚になった。(稲垣 遥)
2017年夏に1stアルバムでメジャー・デビューした大阪出身女子SSWが、コントロールベアとコラボしたCD付きぬいぐるみ、長編アニメ”ゴーちゃん。~モコと氷の上の約束~”エンディング・テーマの配信シングルのリリースを経て制作した2ndアルバム。彼女の武器のひとつは耳心地のいいポップ・ソングに、一瞬耳を疑う歌詞が飛び込んでくるところだが、リード曲で奔放な女子の心情を生々しく綴るなど、今回もそのワード・センスは健在だ。だが彼女の真髄は、代表曲のひとつである「たばこ」のような切ないミディアム・ナンバーと、健気な女子の心情をまっすぐに等身大で歌う声にある気がしてならない。さらに洗練されたセンチメンタルな描写は、リリース時期である夏の終わりとの親和性も高い。(沖 さやこ)
インディーズ期から人気の高かった「君のバンド」、「あたしを彼女にしたいなら」、「たばこ」や、今現在の決意をそのまま託した「SSW」、「これから」などを収録したメジャー・デビュー・アルバムは、言葉の強さを信じ、幸せな気持ちも苦い記憶も歌に変えていく――という彼女自身のファイティング・スピリットを改めて提示するような作品。コレサワ入門編として最適な内容である一方、これまで彼女のことを応援してきた人に響くような作品になっているのは、全12曲がシンガー・ソングライターとしてひとつずつ強くなっていく彼女の姿を浮き彫りにさせてくれているからだろう。”誰のことも置いていきたくない”という彼女の優しさと強さがそのまま表れたような、コレサワ初のフル・アルバム。(蜂須賀 ちなみ)
今夏メジャー・デビューすることを発表したコレサワが、インディーズ最後に配信シングルとして贈る初期曲であり代表曲。カラフルなアレンジメントで楽しませてくれる最近の曲もいいし、強気な女性像を描いた曲も魅力的。でも、ピアノやアコースティック・ギターを主軸とした素朴で切ない曲の方が、健気でかわいらしくも、時折脆く感情的で、どこか儚いコレサワの歌の真価がより発揮されると実感した。そして、前作収録「J-POP」では、恋愛において”お互いの好きなものが違っても、大事にし合っているなら大丈夫”というメッセージがあったが、「たばこ」では”すきな人の すきなものは わたしの嫌いなものでした”――そしてすれ違い、”もっとちゃんと君をみてれば”と気づいて後悔する。彼女の曲で歌われる女の子は経験を重ね、成長しているのだなと思った。(松井 恵梨菜)
“ポップ・ソング”を一貫して歌ってきた彼女なだけに、まずそのズバリなタイトルを見てドキッとした。3枚目のEPは、これからもこの音楽で勝負するんだという気概と、どんな自分も肯定したうえで前に進もうとするポジティヴなパワーに満ちた仕上がり。且つ、次々と飛び出すコレサワの自由で多彩な表情に良い意味で振り回されること間違いなし。アレンジに関しても、元”ふぇのたす”のヤマモトショウをサウンド・プロデュースに迎えたエレクトロ・ポップ風味の「バックアップ」、ライヴにおけるバンド編成での勢いやロック感をそのまま再現した「シンデレラ」など、意外性満載で実にユニーク。アートワークで進化を見せた彼女のキャラクター”れ子ちゃん”も、彼女の成長とシンクロしているのだろうかと、想像を掻き立てられてワクワクする。(松井 恵梨菜)
今年4月に初の全国流通盤をリリースした大阪出身の女性シンガー・ソングライターの2nd EP。5曲それぞれで上京した女子の状況を描いた、コンセプチュアルな作品だ。言葉に合わせたサウンド展開や、要所要所で効果的に鍵盤が導入されるなど、前作よりも華やかなアレンジがあどけないヴォーカルとしっかり合致し、彼女のポリシーでもある”ポップ”が高められている。だが彼女のポップはどことなく切なさを孕んでおり、キュートでドリーミーな世界を歌っていたかたと思えば、聴いているこちらが”ん!?”と驚くことやリアリストっぷりをナチュラルに歌う側面も多々あり、そのユーモアも大きなアクセントだ。前作以上に自身の持ち味をさらに固め、明確に表現しているところに、アーティストとしての成長を感じる。(沖 さやこ)
活動開始から1年、めきめきと頭角を現してきたポエトリー・ラッパー、春ねむり。追い風を感じながら、よりはっきりしたものに変わってきた確信のもと、J-POPシーンの、ど真ん中で勝負できるものを意識しながら作り上げた2ndミニ・アルバム。緊張感、切迫感に満ちたトラックメイキングは、シンセの音色をメインにしながら、幅を広げることもテーマのひとつに掲げ、「いのちになって」、「TOKYO CALLING」では生っぽいバンド・サウンドを取り入れている。後者の2ビートには驚かされるが、消えてしまいたいという誘惑に打ち勝ち、生きたいという欲求を歌い上げる「いのちになって」のメッセージとギター・ロック然としたトラックは、今後、彼女の表現の核になっていきそうだ。さらなる飛躍の予感!(山口 智男)
溜め込んだエネルギーと初の試みとのビッグバンが生み落とした、カラフルで愛おしい悪夢の調べ
2周目の47都道府県ツアーに突入し、グループとして強く深く磨き抜かれた7人。 現体制での再録アルバム第2弾で証明するぜん君。のすべて
紆余曲折もあったぜん君。がひとつの確固たる形になった――その証明が詰まった再録アルバムをリリース
最強ラインナップで2021年を駆け抜ける、ぜん君。の果てしない欲望
新メンバー3人が加入!新体制で叶える武道館へという初志貫徹の思い
ここからの夢と景色への青写真となる5thフル・アルバム『或夢命』完成――新たなタームへ突入したぜん君。が得た手応えを語る
ニュー・シングル「ぜんぶ僕のせいだ。」で笑顔で流れる、温かな涙
新体制の5人となったぜん君。の今とこれからについて
バイトを選ぶときに、今の自分にないものを選んでみるのもいいんじゃないかな(如月愛海)
ぜん君。魂全開の初の両A面シングル・リリース! 『革鳴前夜』、そしてZepp Tokyo成功を経て、4人が見つめるヴィジョンとは
既存の概念をぶち壊す、”ぜん君。教”の新たなる経典の誕生!
最長ツアーを経て次なる野望を手に入れる、4人のカラフルな改革の音
コンセプト”病みかわいい”を再定義する、ポップにして熱い4人の宣言書が完成
病みかわいいをアップデートした、再録にして最新形アルバム『新音』が完成
メンバーいわく、情緒不安定アルバム!?泣いて笑って思わぬ気持ちと出会う感情のジェットコースター
進化のスピードを上げ、貪欲に愛を欲しがり続ける新生ポップスが誕生
いろんなことがあって、それでも立ち向かっていく3人と、そこに加わってくれたふたりの、”今まで以上のやつをやるよ”っていう気持ちが強く出た
新体制となったぜんぶ君のせいだ。、激動の日々を語る
エクストリームな愛情と切なさと自己愛もたっぷりこもった2ndフル・アルバムが完成
新曲込みの全21曲がノンストップ! 感謝とヘヴィな愛が詰まったミックスCDが完成!
“病み”と”かわいい”をポップに爆発させるアイドルが登場
大変って思いながらやるよりも、楽しさを見つけて仕事をするほうが糧になる
“恋愛についての曲を聴きたいときはコレサワだよね”っていう存在でいたい
女の子の動物的な部分、あんまり言えない気持ちを明るく歌える曲を作れたら
好きなことも嫌なヤツも全部受け入れるような、コレサワにはそういう女の子でいてほしい
全曲に共通してるのは、経験したことや 思っていることを素直に書いた”自分で営んだ曲たち”
ひとりで頑張るよりは、周りを巻き込んでやるのが好き どんどんエンターテイメントを仕掛けていきたい
話題のポエトリー・ラッパー、春ねむり。J-POPの、どメジャーなところで戦える新作完成
"病みかわいい"をコンセプトとした、ぜんぶ君のせいだ。――新メンバー含む、個性豊かな5人のプロフィールを紹介!
昨年、初の全国流通盤『君のバンド』を発売して以来話題となっているシンガー・ソングライターのコレサワが、1月20日より音楽コミュニティアプリ「nana」でのコラボコンテスト『nana×Skream! presents コレサワとコラボしよう!』を開催
2021.11.23 @下北沢LIVEHOLIC
2021.11.02 @渋谷TSUTAYA O-EAST
2021.08.23 @下北沢LIVEHOLIC
2021.03.27 @LIQUIDROOM ebisu
2020.11.03 @Zepp DiverCity(TOKYO)
2020.07.24 @中野サンプラザ
2019.06.09 @下北沢LIVEHOLIC
2019.01.20 @Zepp Tokyo
2017.09.10 @川崎市東扇島東公園
2017.06.28 @下北沢LIVEHOLIC
2019.11.10 @恵比寿ザ・ガーデンホール
2018.06.21 @下北沢LIVEHOLIC
2017.06.27 @下北沢LIVEHOLIC
2016.04.03 @渋谷CHELSEA HOTEL
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Skream! 2022年04月号

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