『レキシ』は日本音楽史での大発明!レキシはもはや歴史上の人物である!(OKMusic) – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース

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『レキシ』('07)/レキシ
4月20日、レキシの新作『レキシチ』がリリースされた。文字通り、通算7枚目のオリジナルアルバム。朝からワイドショーを観ていたら、収録曲「たぶんMaybe明治 feat. あ、たぎれんたろう」MVでジェラードン・かみちぃ&アタック西本と共演した様子が報じられており、レキシがお茶の間でもお馴染みの存在となったことをうかがわせたところである。本文でも強調したが、親しみやすいキャラクターのレキシ=池田貴史であるが、彼がレキシでやったことは日本のポップミュージックにおける大発明である。当コラムでは彼のデビューアルバムを紹介しつつ、レキシ自体の成り立ち、さらには彼がやっているファンクミュージックの“レキシ”も振り返ってみた。
池田貴史のソロユニットの名称であり、彼自身の別称と言っていいレキシ。その音楽性はファンクである。念のため、彼のwebサイトを参照すると、自己紹介に“ファンキーなサウンドに乗せて歌う日本史の歌詞と、ユーモア溢れるステージングで話題を呼ぶ”とあるから、それで間違いはなかろう。そのサウンドを聴けばそれがファンクであることは明白ではあるのだが、この機会にそもそもファンクとはどういう音楽であるのかを確認しておきたい。 そうは言っても、筆者はその辺に詳しいわけでもないので、こういう時はもちろんWikipediaが便利だ。Wikipedia先生によれば、ファンクとは[アフリカ系アメリカ人(黒人)起源のブラック・ミュージックのジャンルである]とある。[様式的起源は、ソウル、リズム・アンド・ブルース、ゴスペル、ブルース、ドゥーワップ、ジャズ、ロック、ワーク・ソング]であり、[文化的起源は1960年代中盤アメリカ合衆国]ということだ。 また、その詳細として以下のような記述がある。分かりやすい説明なので結構長いが引用させてもらう。[ファンクは1960年代(1964年ごろ)にジェームス・ブラウンの曲「アウト・オブ・サイト」が契機となり、原型が形成された。ジェームス・ブラウンのファンクは、西アフリカのポリリズムと、戦前アメリカのアフロアメリカンによるワーク・ソングからの影響が指摘されている。その後、ベーシスト、ブーツィー・コリンズが、ジョージ・クリントンによりPファンクに招かれ、Pファンク黄金時代を築き上げた。一方、1970年代初頭サンフランシスコから、白人・黒人混成バンドスライ&ザ・ファミリー・ストーンが登場し、彼らのロック的要素を取り入れたファンクが、白人にも受け入れられるようになった。また、ファンクはラテンとも融合し、ウォーの曲「シスコ・キッド」(1972年)のようなラテン・ファンクがうまれた。ファンクはアフリカへも紹介され、ファンクにアフリカのリズムも融合したアフロビートへ繋がり、フェラ・クティやマヌ・ディバンゴらにより発展していった](ここまでの[]はWikipediaからの引用)。端的に言えば、ファンクの起源はJames Brown=JBにあり、それ以前のさまざまな音楽、とりわけブラックミュージックがベースとなっている。そして、それがさまざまに発展していった。 当コラムの兄弟的存在である“これだけはおさえたい 洋楽名盤列伝!”でJB の『ソウルの革命』を取り上げた回に、こんな文章があった。〈ブラウンの生み出したサウンドは、ジャンプブルース、R&B、サザンソウル、ゴスペル、フリージャズなどをごった煮にして、それに迸るようなパワーと喧騒をプラスしたエキサイティングなグルーブ感で勝負している。何より彼の怒りと自己顕示欲、そして几帳面さのようなものがJBsのプレイに乗り移っていて、怒涛のサウンドが延々と繰り広げられている〉。さらに、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの『暴動』の紹介で、こんな描写も見つけた。〈ファンクを創り上げたのはジェームズ・ブラウン(以下、JB)。このことには誰も異論はないだろう。ただ、JBのファンクはあくまでも黒人に向けられた音楽であり、70年代初頭にそのグルーブが理解できた黒人以外のリスナーやミュージシャンは少なかった。アメリカ南部と比べると、人種差別的な扱いがマシだった西海岸で青少年期を過ごしたスライ・ストーンは、ロック好きの若者であったがゆえに、黒人のためだけに発信されるJBの排他的ファンクを、誰もが楽しめるファンクへと昇華させることができた〉(ここまでの〈〉は“これだけはおさえたい 洋楽名盤列伝!”からの引用)。歴史的背景をしっかりと踏まえた、的確で分かりやすい解説である。邦楽名盤も頑張っていかなきゃいけないと思うところであるが、自己批判はひとまず置いておいて、ファンクという音楽が米国のルーツミュージックからさまざまに派生してきたことがより分かっていただけると思う。ちなみに“洋楽名盤列伝!”では、この他にもグランド・ファンク・レイルロードやアース・ウインド&ファイアなどの名盤が紹介されており、これらを読むとファンクの流れがさらによく理解できるので、ぜひ一読をおすすめしたい。
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