【With ensemble】idomのあらたな一面。クラシック楽器との出会い(THE FIRST TIMES) – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース

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掲載:THE FIRST TIMES
■idomを作った“リスナー主義”と“デザイン思考” 表現の多彩な伸びやかなボーカルと、力強く念密に構築されたトラックメイク、そして楽曲ごとにがらりと表情を変えていく器用さ。 【動画】idom – GLOW | With ensemble 音楽制作だけでなく、デザインやイラスト、映像制作までマルチにクリエイティブな才能を発揮するシンガーソングライターのidom(イドム)は、2020年に突如その姿を現した。 2020年3月に大学を卒業し、イタリアのデザイン事務所に就職予定だったものの、コロナ禍の煽りを受け断念。先の見えない空白の時間に、友達に誘われてまったくの未経験だった音楽制作をはじめ、4月に「neoki」をYouTubeにアップロードしたのが始まりだ。 idomは大学時代、プロダクトデザインやUXデザインを専門的に学んだという。前者はありとあらゆる製品のデザイン、そして後者は“ユーザー・エクスペリエンス”、製品やサービスの購入前後で消費者が得られる体験をデザインすることを意味する。つまり“何かを誰かに届ける”という、徹底的なユーザー主義に立ったものづくりの技術を習得したわけだ。 それらの学びは、音楽づくりにも生かされており、「どうすれば多くの人に音楽を聴いてくれるのかという視点にフォーカスして、そこから逆算して音楽を制作する」とidomは語っている。 自身の人生における経験から紡ぎ出した言葉をベースに、大勢の人々に訴えかけるように力強く歌うこともあれば、まるでそばにいる友が語りかけてくるように綴ることも。 カラフルなサウンドパレットの上で自在に変わる曲風に接すれば、デザインの修行で培った“ユーザー=リスナー主義”の姿勢が根底にあることがよくわかるだろう。 それに加えて、子どもの頃から母親の影響で聴いていた洋楽や、薫陶を受けたR&Bの名曲たち、そしてトラックメイカーのTOMOKO IDAとの数々のコラボレーションなどが、idomの音楽を形成しているのだ。 ■弱き者による、弱き者のための応援歌「GLOW」 『ソニー Xperia』シリーズCM曲の「Awake」や「Moment」、TikTok CMでの「Freedom」などタイアップを経て、フジテレビ系の連続ドラマ『競争の番人』の主題歌として満を持してリリースされたのが「GLOW」。 『競争の番人』は、これまでドラマなどの物語でフォーカスして描かれることの少なかった“公正取引委員会”を舞台に、企業の不正を暴くミステリードラマだ。 物語に通底する“弱くても戦う”というテーマに、idomの歌声が寄り添う。“痛み”や“暗闇”をあるがままに受け止めながらも、重低音のビートで前に進んでいく、弱き者による弱き者のための応援歌で、力強く物語を彩った。 「GLOW」を最初に聴いた時、これまでのidomの楽曲には見られなかった一面があり驚いた。打ち込み重視のサウンドに縁取られ、R&Bとヒップホップをミックスした曲風が持ち味だったidom。しかし、「GLOW」ではストリングスやピアノなどのアコースティックの楽器が加わったことで、よりプレーンなサウンドバランスを感じさせ、これまで少し謎めいていたidomの世界への間口が広がった気がしたのだ。 宅録メインによるいわゆる“ベッドルームミュージック”を作ってきたidomが、アコースティックがメインのサウンドに出会えば、きっと彼は化けるに違いない――そう期待を膨らませた矢先に、『With ensemble』でそれが叶った。 ■クラシカルな編成で発揮される歌声 バイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ、ベースによるクラシカルな編成で、idomは歌詞どおり“もがく”ように歌う。オリジナルと比較して、idomの声には重さが乗っている。他の楽曲でもすでに発揮されていた甘美な歌声が、ストリングスに身を任せてさらに伸びが良くなっているようだ。スキャット/フェイク的に歌うハイトーンの間奏も、その会場を突き抜けていくような気持ちよさがある。 このアレンジで、バイオリンとヴィオラ、チェロのストリングスは、idomの歌声に対峙するオブリガートのような役割を果たしている。十分な息の長さで伸縮するように歌い奏で、“ねぇ ぼくらは何故 失うまで気づけないのだろう”という痛切な吐露に真摯に向き合うような誠実さのいっぽうで、それに続く“あぁ 痛みを超えて 未来を掴め ぼくらの光を”と希望を見出すidomにエールを送るようななタフさも兼ね備えている。 歌心ならばどんな楽器群にも負けない弦楽器ならではの強みが発揮されている。 そしてリズム隊として活発に動くベースや、ともに音楽を前に進めていくピアノもまた、idomのもがきに寄り添っているようで心強い。終盤に向かうにつれて徐々に全員の一体感が強まり、idomと楽器群が双方に引っ張り合うようにエネルギーを高め、それをダイレクトに放出する様子に、思わず胸を打たれた。 電子的なサウンドとともにひとつの世界観を作っていたはずのidomの歌声が、一発撮りのライブ空間で類を見ない歌唱力を遺憾無く突きつけたidom。音楽を始めて2年半、まだidomにはライブ経験がない。いつかidomが直にリスナーと出会う日が来れば、ますます多くの人々をその歌声の沼に引きずり込むのだろうと確信した『With ensemble』だった。 TEXT BY Moe Kuwada
THE FIRST TIMES編集部
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