「ゲーム音楽は、自分のクリエイティブに影響を与え続けている」…世界的DJ「ZEDD」とゲームミュージックの結びつき、そして『VALORANT』のこと【独占インタビュー】(Game Spark) – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース

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(写真:Game*Spark)
グラミー賞受賞のほか、ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデなど大物アーティストの楽曲プロデュースなどで知られる世界的DJ/トラックメイカー「ZEDD(読み:ゼッド)」。 【画像全12枚】 多くの音楽ファンが衝撃を受けた『ゼルダの伝説』のメインテーマのリミックスをはじめ、2021年には人気タクティカルシューター『VALORANT』のコラボレーションスキン「スペクトラム」のデザインを手掛けたり、同年の同作競技シーンの公式テーマ「Die For You」をリミックスしたりと、精力的にゲームカルチャーにまつわる活動を行ってきたのは、彼もまた熱心なゲーマーだからに他なりません。 そして幸運にも編集部は、3年ぶりの開催となるエレクトロニック・ダンス・ミュージックイベント「ULTRA JAPAN 2022」の為に来日した同氏にインタビューをする機会を得られました。 SNSで話題をさらったスーパー・ニンテンドー・ワールドのこと。そして、ゲーム音楽に対する想いと、それらから受けたインスピレーション。いまもプレイヤーとして熱中している『VALORANT』について……ゲーマーとしてのZEDDを捉えたインタビューを是非ご覧ください。 ――本日はよろしくお願いします。はじめに、昨日訪問されていた「スーパーニンテンドーワールド」はいかがでしたか?(笑) ZEDD:信じられないほど素晴らしかったよ!確か、オープンは2021年だったよね?でも、僕は宮本茂さんがパークを紹介する映像を何度も見ていたから、まるで自分の庭のような感覚で楽しめたんだ。 ――それは良かったです(笑)。任天堂と言えば、過去に『ゼルダの伝説』のリミックス曲などもリリースされていますよね。『ゼルダ』に限らず、過去にゲーム音楽から得たインスピレーションについて教えてください。 ZEDD:ゲーム音楽からは、たくさんの影響を受けているよ。例えば『グランツーリスモ』はとにかくサウンドトラックが素晴らしくて、子どもの頃からインスピレーションを受けている。以前よりもロックミュージックを聴くきっかけになったし、「Feeder」は当時一番好きなロックバンドだったね。それとメニュー画面の音楽が、まるでジャズのようにインテリジェントに作られていて、それらを録音してよく聴いていたんだ。 あとは『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』などもそうかな。ゲーム音楽は、自分のクリエイティブに影響を与え続けている存在と言えるね。 ――音楽が印象的なゲームタイトルは、他にどんなものがあるのでしょうか? ZEDD:『ゼルダ』『スーパーマリオ』や『Halo』のメインテーマは、すごく感情を刺激するよね。素晴らしい音楽が流れるゲームはたくさんあるけど、プレイと紐付いて感情を揺さぶるようなものこそ重要なんだ。 ――実はあなたがリミックスした「Scary Monsters and Nice Sprites」を聴いて以来のファンなのですが、原曲を制作したSkrillexとは今でも交流はあるのでしょうか? ZEDD:それはつまり、デビュー直後からのファンでいてくれているんだね。ありがとう!Skrillexとは、ここ数年くらい連絡をしていないかな。というのも電話番号が変わっちゃったんだ(笑)。でも、新作を制作していたり、色んな国へ訪れたりしているとは耳にしているよ。 ――Skrillexは「My Name Is Skrillex」という作品の中で「Angry German Kid(日本では“キーボードクラッシャー”として有名)」のサウンドを使用していました。もし、ZEDDさんが『VALORANT』に登場するエージェントの声をサンプリングして曲に使うとしたら……? ZEDD:それは……とても良い質問だね(笑)。(少し悩みつつ)『VALORANT』では、レイナやジェット、フェニックスを使うことが多いから、エージェントはその中から選ぶかな。ただ仲間内では、ブリムストーンの「What do they think this is… backyard scrimmage?」という台詞が気に入っているんだよね。でもやっぱりひとつを決めるなら、ジェットのアルティメットの……。 ――「Watch this!」ですね。 ZEDD:そうそう(笑)。「Watch this!」が良いね。『VALORANT』のボイスを使うのはとても素晴らしいアイディアなので、いただいちゃうかもしれない(笑) ――それは、とても光栄です(笑) ZEDD:(インタビュアーと握手しながら)君と僕とのコラボレーションだね(笑)  ――Twitterに投稿されているクリップを見ると、オーディオエンジニアと一緒に『VALORANT』をプレイされていましたが、音楽業界の関係者とゲームをすることが多いのですか? ZEDD:アルファかベータかは覚えていないけど、『VALORANT』はテスト段階の頃からミュージシャン仲間とプレイしていたよ。今でもIlleniumやJauzとは遊ぶことが多いかな。 ◆オーディオ連動型スキン「スペクトラム」に詰め込まれたこだわり ――『VALORANT』ではコラボレーションスキン「スペクトラム」を手掛けていましたよね。ゲーム内で自身のクリエイティブが登場したときは、どんな気持ちでしたか? ZEDD:「夢が実現した!」という感じだね。やっぱりゲーマーとして、好きなゲームで自分が手掛けたスキンを使えるのはとても嬉しいよ。 スキンを制作するにあたって、それぞれの武器にさまざまなフィーチャーを盛り込もうと目標を立てたんだ。その結果、想定よりもたくさんの要素を加えることができて、みんながそのスキンの演出を楽しんでいるのを見ると、努力の甲斐があったなと思うね。クラシックスキンを使っているプレイヤーがたくさんいるんだ。 ――ちなみに私も、クラシックスキンを愛用しているユーザーのひとりです。 ZEDD:ありがとう!クラシックスキンのどこを気に入っているんだい? ――サウンドやマズルフラッシュのレーザー、フォルムがとても素敵ですよね。それと個人的な話ですが……赤色がとても好きなので。 ZEDD:(ボイスレコーダー代わりに置かれたスマホを指さしながら)そういえば、君の使っているスマートフォンも赤色だね(笑) ――そうなんです(笑)。ところで、武器のラインナップについてはご自身で決められたのでしょうか? ZEDD:それは僕が決めたものじゃないね。というのも、イチからの開発となると一年以上の時間が必要となるんだけど、コラボが決まった段階で9ヶ月ほどしか制作期間が残されていなかったんだ。ライアットゲームズが、別のシリーズとして進めていたものが既にあって、ラインナップはそれを流用した形になるね。僕が主に取り組んだのは形状、配色、演出効果のデザインだね。 ――では特別にファントムを好んでいるわけではないんですね(笑) ZEDD:『VALORANT』をプレイしていたら経験があると思うけど、数か月くらいプレイしているとスランプに陥って、思うようにプレイできなくなることがあるよね。そんな時にファントムからヴァンダルへ切り替えるんだ。マップごとの相性もあるしね。ヴァンダルであれば長距離が強い。でもスモーク越しに撃ち合うならファントムの方が強くて、あの爽快感はなかなか味わえないね。 ◆ゲーマーとして新マップの印象、そしてVCT(国際大会)のこと ――以前『VALORANT』公式インタビューで「マップを追加して欲しい」と話されていまましたよね。直近の新マップ「パール」は、プレイされてどんな印象を持ちましたか? ZEDD:まだ充分に遊べていないから、良いかどうか判断するのは難しい。新しいマップは数ヶ月プレイしてみないと。例えば、当時「スペクトラム」のテスト期間中に、マップ「ブリーズ」が登場したんだけど、その第一印象は「このマップは最悪だよ」って感じ(笑)。でもやり込んでいくうちに良いマップと思えるようになったんだ。 パールは、今のところは気に入っているけど、Aサイトへの侵入が狭いのが厳しいポイントかな。それと、とある場所に「スペクトラム」スキンで流れる楽曲の楽譜が置いてあるのが楽しいよね。 ――(インタビュー時)ちょうど現在イスタンブールで国際大会「VALORANT Champions 2022」が行われていますが、応援しているチームなどは……? ZEDD:色んなメンバーと一緒にプレイしているから、ここでは“中立(ニュートラル)”と答えておくよ(笑)。最高のプレイヤーが集うファイナルは、僕が知らないアングルやセットアップなどが披露されるので本当に面白いよね。 ――国際大会で見られたプレイを、自身に取り入れているのですね。 ZEDD:見たこともない戦術が飛び出すので、そういうプレイは積極的に取り入れたいね。フラクチャーで全員がロープを使ってローテートするのは良くないと思うけど。 ――特にデュエリストがお好きかと思いますが、「こういうエージェントが出てきて欲しいな」などはありますか? ZEDD:もちろんゲームに必要な要素であることは理解した上で……僕個人はセンチネルがあんまり好きじゃないから、即効性のあるアクションができるエージェントが追加されてほしいかな。アグレッシブなプレイができるような。 ――やはりアグレッシブなプレイが一番楽しいですよね! ZEDD:そうだよね!待っているだけでなく、マップを進んでいってエリアを広げるような動きがしたいから、『オーバーウォッチ』のウィドウメイカーが使うグラップリング・フックのような、高所を取りやすいエージェントがいれば楽しいかもしれない。 ジェットのように攻撃的なタイプというよりは、忍者やスパイダーマンのように素早く動いてエリアを取っていくようなサポートエージェントだね。 ――とてもユニークなエージェントですね。それでは最後に、読者へメッセージをお願いします。 ZEDD:今日はこのような機会を作ってくれてありがとう!音楽に携わる者として、みんなが応援してくれるのは嬉しいし、みんなのおかげでこうやって日本に来れたんだ。 特に日本のゲーム音楽には昔からインスピレーションを受けていて、それらがあったからこそ今の自分がいる。オリジナルの音源は本当に天才的だと思っていて、それらがなければリミックスも生まれなかった。そんなインテリジェントな音楽が、これからも生まれ続けて欲しいと願っているよ!
Game*Spark Okano
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