渡辺貞夫「米軍キャンプとキャバレーと…」現在89歳、音楽活動70周年を迎えた“世界のナベサダ” 駆け出し時代を振り返る – マイナビニュース

POP

Skyの関連記事はこちらから– PR –

坂本美雨、渡辺貞夫さん
現在、89歳の渡辺貞夫さん。2021年には音楽活動70周年を迎えられました。

◆当時はクラリネットを吹いていた…!?

坂本:貞夫さんは、2021年が音楽活動70周年でした。お祝いはされましたか?

渡辺:イベントというか、コンサートツアーはおこないました。

坂本:音楽活動70年、想像もできないです。スタートは10代の頃ですか?

渡辺:高校を卒業する前、(地元の栃木県)宇都宮でクラリネットを吹いていたのですが、卒業してすぐに上京しました。そこから70年になるみたいですね。

坂本:最初はクラリネットだったんですね。サックスはいつ頃から始めたのですか?

渡辺:上京したときには、日本製の「タナベ」(田辺管楽器製作所)のサクソフォンを親父に買ってもらいましてね。ただ、僕が上京した当時はスウィングジャズがすごく人気がありました。

(当時、スウィング・ブームの中心で、ムーブメントをけん引したクラリネット奏者)ベニー・グッドマンがやっていたクラリネットのほうが、仕事があったわけですよ。サクソフォンを吹くチャンスは、上京して1年ぐらいの頃にありました。クラリネットが盗まれましてね。それでサックスに移った感じでもあるんですけど(笑)。

坂本:なんというきっかけ(笑)。その頃のお仕事はライブが中心ですか?

渡辺:ライブばかりですね。当時は米軍に接収されていましたから、米軍キャンプとか都内のクラブ、キャバレーとかでも演奏しました。上京してすぐのときは、銀座・松坂屋の地下に「オアシス(オアシス・オブ・ギンザ)」というダンスホールがありまして、昼間はダンスミュージックをクラリネットでやって、夜は銀座の並木通りの「ファンタジア」というキャバレーで演奏をしたりしていました。

坂本:まさに“歴史”ですね!

渡辺:上京した当時はけっこう忙しかったです。

坂本:昼も夜も演奏されていたんですね。

渡辺:仕事がオフの日は、夕方の東京駅の乗車口に行くんですよ。仕事が欲しいミュージシャンが集まっていまして、そこにマネージャーが来て「ピアノ!」「クラリネット!」「ドラム!」とかって言うと、みんなが「はい!」って手を挙げてね(笑)。即席バンドができて、トラックに乗せられて立川とか厚木とかの米軍キャンプに仕事へ行きました。

坂本:そういうシステムだったんですね!?

渡辺:夕方の東京駅の乗車口と新宿駅の南口は、仕事の欲しいミュージシャンのたまり場だったの。そんなところから始まりました。

坂本:(行った先で演奏する)音楽はリクエストに応える形ですか?

渡辺:リクエストっていうのはなくて、当時のポップミュージックやジャズのスタンダードとか。当時はね、(演奏場所に行くと)だいたいケンカが始まるんですよ。そうすると、みんなで「パディード」って曲をやるんです(笑)。

坂本:止めるのではなく、ノせるんですね(笑)!

渡辺:あとは、マジックショーとかタップダンスの伴奏とかもしていましたね。

坂本:70年間、ライブをやってきた歴史があるんですね。

12月4日(日)開催の「SHISEIDO presents Christmas Gift vol.29 Sadao Watanabe Orchestra『PEACE』」の詳細は、渡辺貞夫さんの公式Webサイトをご確認ください。

<番組概要>
番組名:坂本美雨のディアフレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週月~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/dear/
本記事は「TOKYO FM+」から提供を受けております。著作権は提供各社に帰属します。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

話題のタレント、俳優の情報を中心に要注目ネタを幅広く発信中。グループアイドルや・グラビアアイドルの情報も充実しています。
ご興味に合わせたメルマガを配信しております。PC/デジタル、ワーク&ライフ、エンタメ/ホビーの3種類を用意。

source

最新情報をチェックしよう!
広告

POPの最新記事8件

>すべての音楽情報をあなたに・・・

すべての音楽情報をあなたに・・・

インターネットで情報を探すとき、あなたはどうやって探しますか?いつも見ているページで情報を得る?検索エンジンで好きなアーティスト名を検索してでてきたものを見る?本当にそれであなたの欲しい情報は手に入れられていますか?

CTR IMG