加山雄三さん万感 最後の音楽フェス 富士宮・朝霧JAMに出演|あなたの静岡新聞 – あなたの静岡新聞

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2022年10月11日(火)

文化生活部 橋爪充
 年内で演奏活動を終了する歌手で俳優の加山雄三さん(85)が9日、富士宮市で開かれた「朝霧JAM(ジャム)」で、最後の音楽フェスティバル出演を果たした。
 5人編成のバンドと登場した加山さんは、「君といつまでも」を皮切りに全10曲を終始笑顔で歌い上げた。「お嫁においで」「夕陽は赤く」など代表曲を次々披露。朗々とした歌声が、富士山麓に響いた。エルビス・プレスリーに面会したエピソードを語った後に「ラブ・ミー・テンダー」を演奏するなど、洋楽曲も取り上げた。
 観覧エリアに手を振ったり親指を立てたりするなど、観客との交歓も楽しんだ。自身の年齢に触れ「生きていて良かった。支えてくれたみんなのおかげで今の俺がある。ありがとう」と述べた。
 「海 その愛」でステージを締めくくった。大きく両手を広げて礼を繰り返し、ゆっくりステージから去って行った。
 加山さんは9月9日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で単独コンサートを終えている。12月のクルーズ船イベントで正式に演奏活動から引退する。
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