高度経済成長のなかで、若者文化は深夜帯に及んでいく。1967年からスタートした「オールナイトニッポン(ANN)」(ニッポン放送)や「パックインミュージック」(TBSラジオ)、関西の「MBSヤングタウン」(MBSラジオ)は深夜文化の先駆者だった。
現在も続くANNは、67年10月2日の午前1時からスタートした。初回の第1曲目がサイケデリック文化を象徴するジェファーソン・エアプレインの「あなただけを」だったことからも分かるように、大学生や受験勉強中の高校生・中学生をターゲットに、ビートルズやサイモン&ガーファンクルといった洋楽から日本のフォークまで若者世代の最先端だった音楽を紹介していた。
後にマシンガントークで人気を集めた「パックイン~」の愛川欽也のようにパーソナリティー自身への人気が高まっていくが、ANNも局アナの斉藤安弘が、68年からDJに加わった亀渕昭信とともに「カメ&アンコー」として活躍。
ザ・フォーク・クルセダーズが別名義で68年にリリースした「水虫の唄」をカバーし21万枚を売り上げるなど深夜番組の枠を超える活躍ぶりをみせる。
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