ロシアのウクライナ侵攻後、ほこりをかぶっていたCDを棚から引っ張り出してきて聴いた。米国で活動したフォークの3人組ショー・オブ・ハンズが1989年に歌った「シンク・アゲイン」だ。
Do you think that the Russians want war?(ロシア人は戦争をしたがっていると思うかい)と語りかけるように始まり、彼らは第2次世界大戦で子を失った親たちであること、大戦ではナチによって2千万人のロシア人が死んだことを歌う。そして、取り返しのつかないことをする前に、考え直してほしい(シンク・アゲイン)と請う。
英国スコットランドの歌手ディック・ゴーハンが81年に作った歌で、核戦争が心配された東西冷戦のさなか、西側の指導者に平和的な解決を訴えた。いわゆる反戦歌。プロテストソングの一種だ。これをカバーした。
歳月がたって戦争を始めてしまったロシアの為政者に「シンク・アゲイン」と言いたい。国民の多くは戦争など望んでいないはずだ。平和を望む人々が国境を越えて手をつなぐことができないだろうか。
同じ男2人女1人のピーター・ポール&マリーも60年代に反戦歌を歌った。「悲惨な戦争」や「花はどこへ行った」を併せて聴く。(洋)
=Sデジにロングバージョン=
→ https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/281678
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http://www.fm-sanin.co.jp/morning/
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