ポールダンス練習する女性も…繁華街中心にある公園 一角には“性の悩み”聞く「街角保健室」【愛知発】|FNNプライムオンライン – FNNプライムオンライン

POP

名古屋市中区栄、歓楽街の中心にある「池田公園」。ホストクラブやスナックに囲まれ、夜になっても人がいなくなることはない。おしゃべりしたり、踊ったり、誰もが自由に好きな時間を過ごせる“真夏の夜”の池田公園に集まる人たちは、何を求めて訪れるのか。
午後5時30分。池田公園には、ベンチに座ってスマホを触ったり、休憩したりする人たちの姿があった。
19歳の女性:
ただボーっとして…。買い物帰りで歩き疲れて
ホストに声をかけられている女性もいた。
20歳の女性:
初回無料って。初回無料で行ったことないですよ。絶対つまんないじゃん
午後7時30分。日が落ちて、公園を行き交う人も増えてきた。
落ちているビニール袋を手にする男性がいた。何をしているのだろうか?
会社員の男性(40代):
なんでみんな捨てるんだろうなって。せっかく皆さんが休憩している場所なので、なるべくきれいにしておいたほうがいいんじゃないかなって
公園はきれいな方が気持ちいい。だから、散歩帰りに気になってゴミ拾い…。
取材を続けていると突然、女性が鉄棒でグルグル回りだした。
鉄棒で回っていたポールダンサーの女性(25):
ここをたまたま通過しようと思ったときに、鉄棒があったので、回りたいなって思っただけです。普段ポールダンサーなんで
近くのお店で、ポールダンサーとして働いているという25歳の女性。
ポールダンサーの女性:
いつもポールで横向きに回るんですけど、横の棒で縦回転しないんで、縦回転したいなって思っただけです、本当にそれだけです
自宅にポールがあると言うので、家を覗かせてもらうことに。すると、広さ9畳の部屋に高さ2.4メートルのポールがあった。
ポールダンサーの女性:
去年(2021年)、まん延防止措置とか緊急事態(宣言)とかで、どこも行けなかったんで、練習もできないと思って、家に立てました。3万円とかで買えますよ。一生遊べます
始めたのは、もともとダンサーとして働いていたお店に「ポール」が設置されたことがきっかけだという。これまでに味わったことのない難しさに、一気に魅了された。身体がアザだらけになっても、「できないことがあるから楽しい」と続けている。
ポールダンサーの女性:
最初のころは「ポール(ダンス)ってエロくない?」みたいな反応だったんですけど、最近は芸術とか、スポーツに変わってきていますね。アスリートだと思われています
練習のために始めたTikTokは、3日に1度更新。今では、フォロワーが7200人を超えている。
池田公園の一角に建てられたのは、ひときわ目立つ「ピンクのテント」。
若い女性たちの“心や体の悩み”や“性の悩み”を、保健体育の教師やレディースクリニックの医師が聞いてくれる「街角保健室」だ。(夏休み期間のみ)
どんな悩みを抱えた若者がやってくるのか。
風俗店勤務の女性(19):
(池田公園に)ほぼ毎日くらいいます。1人があんまり好きじゃないから、人としゃべりたいってなって来ます。(仕事を)コンカフェ(コンセプトカフェ)かガルバ(ガールズバー)に移行しようと思っていて、それで探しているところ
医師の女性:
自分はなんでヘルスで働いているの?ヘルスってさー、来たお客さんが絶対イヤでも接客しないといけないじゃん、すごいなと思って
風俗店勤務の女性:
彼氏がホストで、売上げ作ってくださいって上の人から言われていて、それで
風俗店に勤務する19歳の女性は、「お金を稼ぐため」と自分に言い聞かせているが、身体の面でも心の面でも大きな負担に…
医師の女性:
もし(1人も)つかなかったらどうなるの?
風俗店勤務の女性:
(売上げは)ゼロです
医師の女性:
シビア…
風俗店勤務の女性
ガルバかコンカフェをメインにして、ヘルスを週1とかにして、そっちのほうが絶対にいい気がして
悩みを誰かに打ち明けるのは、この日が初めてだった。
風俗店勤務の女性:
(話ができて)めちゃくちゃ救われました。自分の不安だと思っていたこととか、吐き出せる場所だなって思います
午後10時。夜が更けたころ、楽器を持った人たちがやってきた。
バンドでボーカルを担当する、42歳の男性。
バンドマンの男性(42):
今からライブなんですよ。この建物の4階にライブバーがあって、そこでぼくらいつもライブやらせてもらって
バンドマンの男性:
ミュージシャンになりたくて、高校生のときにバンドやっていたんですけど、志半ばでやめてしまって、ずっとくすぶっていたんですけど…。40歳手前のときに、もう一度熱くなれるものがないかなって、本気でやってみようと思って
池田公園で待ち合わせ、目の前にあるバーでライブをしているという。2年前に結成したバンドの名前は「GBA(Great Beautiful Action)」。 40代から50代の6人がメンバーだ。全員、仕事をしながら活動している。バンド結成当時から、この場所でライブを重ねてきた。
バンドマンの男性(ライブで):
みなさん、こんばんは~
知り合いやファンも集まり、ライブがスタート。演奏するのは、ロックバンドB’zの楽曲。
ファンの女性A:
熱い!彼は熱い!
ファンの女性B:
(彼らは)思いを伝えるライブという感じ!
バンドマンの男性:
バンドを結成できたことが、僕にとってなによりも財産だと思うし、一生音楽やれているのが夢かなと、このメンバーで
十人十色の人間模様が行き交う「池田公園」。大きな夢を語るホストの男性…
ホストの男性(22):
(午前1時過ぎ)名前が“キング・アーサー”なんで、キングになりたいので、名古屋1番を目指しています
「街角保健室」のボランティアで、19歳の女性…
19歳の女性:
メンタル不安定だったんで、彼氏とうまくいくか不安とか、過去にあった…女として辛いこと、話を相談したりとか
以前、ここで心を救われ、今度は誰かの役に立ちたいと話す。
19歳の女性:
(年齢的にも)自分も役に立てそうだなって感じたので、ボランティア側に入りました。誰かがそれで楽しく人生を生きていけるなら、役に立てることをしたいなと
「池田公園」は誰もが自由に、好きな時間を過ごせる場所だ。
(東海テレビ)
YouTube App Mail
記事に対する意見・ご感想や情報提供
個人情報の取り扱い・著作権について
広告掲載のお問い合わせ
プレスリリースの送付先
© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.

source

最新情報をチェックしよう!
広告
>すべての音楽情報をあなたに・・・

すべての音楽情報をあなたに・・・

インターネットで情報を探すとき、あなたはどうやって探しますか?いつも見ているページで情報を得る?検索エンジンで好きなアーティスト名を検索してでてきたものを見る?本当にそれであなたの欲しい情報は手に入れられていますか?

CTR IMG