TikTokがいよいよ音楽配信に進出か…音楽レーベルとの協議を開始 – Business Insider Japan

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TikTokのオーレ・オーバーマン(Ole Obermann)。
Tolga Akmen / AFP.
TikTok(ティックトック)の親会社であるバイトダンス(ByteDance)は、音楽ストリーミングサービスを世界的に拡大するため、音楽レーベルとの協議を開始したとウォ―ル・ストリート・ジャーナル(WSJ)が2022年10月12日に報じた。同社のこの動きは、スポティファイ(Spotify)などとの競争を視野に入れたものだ。
WSJは、音楽ストリーミングサービスがTikTokの提供するサービスの一部として、グローバルに音楽を配信する主要なプラットフォームになることをバイトダンスが望んでいると、この協議に参加している匿名の関係者の話を引用して報じている。TikTokのプロモーション効果の評価をめぐる意見の相違から、交渉中には緊張感のある場面もあったという。
WSJによると、バイトダンスが音楽ストリーミング業界に進出するためには、すべての主要な音楽レーベルと契約を結ぶ必要があるという。
Statistaによるとスポティファイの月間利用者数は現在4億3300万人を超えているという。一方、ApptopiaのデータではTikTokの月間平均利用者数はおよそ4億8820万人で、「バイラルダンス」の動画、Z世代の事実上の検索エンジン新しい音楽を発見するプラットフォームとして最もよく知られている。
バイトダンスはInsiderのコメント要請にすぐには応じなかった。
Insiderは、バイトダンスが「TikTok Music」の商標を2022年5月に アメリカ特許商標庁(US Patent and Trademark Office:USPTO)に申請していたことを最初に報じた。特許申請書によると、このアプリは、ユーザーが音楽、楽曲、アルバム、歌詞などを購入し、再生、共有、ダウンロードできるようにするものだという。
TikTokは今、スポティファイやApple Musicなどのシェアを奪うために動き出している。
TikTokはすでにインド、ブラジル、インドネシアでは「Resso」という音楽ストリーミングアプリをリリースしている。Ressoは自らをソーシャル・ミュージック・アプリと位置づけ、大学で開催される音楽フェスティバルのスポンサーになるなどして若い世代にそのサービスをアピールしている。Ressoはインドでシェアを獲得しているとInsiderは2022年2月に報じている。また、この1年で他の音楽ストリーミングサービスから市場シェアを奪っているという。
しかし、市場シェアが増えればすぐに多くの金が流れ込んでくるわけではない。Ressoに金を払うユーザーはごくわずかだ。Ressoが事業を展開する3つの国の市場で収益を上げることは難しいと関係者はWSJに語っており、ソニーグループ(Sony Group)が、最近Ressoの3つの地域でライセンス契約を失効させ、自社の楽曲をRessoから外したという。
[原文:TikTok already took over as Gen Z’s social platform of choice. It might be coming for Spotify next.
(翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)
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