Non Stop Rabbit × Marshall | Skream! インタビュー 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト – Skream!

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INTERVIEW
Japanese
2022年11月号掲載
メンバー:矢野 晴人(Vo/Ba) 田口 達也(Gt/Cho) 太我(Dr)
インタビュアー:米沢 彰 Photo by 濱谷 幸江
YouTuber系バンドとしてメジャー・デビューを果たして以来、YouTube動画の更新を続けながらも新曲のリリース、ツアーの敢行ととんでもないペースで活動を続けるNon Stop Rabbitが、Marshallの”ポータブル・スピーカー”WILLENをチェック。ワイヤレス&防水でどこででも使えるスピーカーについて使用感を訊きつつ、バンドの今とこれからについても尋ねた。
-お忙しいなか取材を受けていただきありがとうございます。今日も撮影明けでの取材ですが、もう本当にめまぐるしく動いていますよね。移動や合間の待ち時間など多いのではないでしょうか?
田口:そうですね。移動は多いです。待ち時間などはあんまりなくて、今日は久しぶりに撮影を待つ時間があったぐらいですね。
-そういった合間で音楽を聴くことは結構ありますか?
田口:移動中は車で常に音楽がかかってますね。
-具体的に聴いている楽曲をうかがってもいいですか?
矢野:僕はLINE MUSICを使っているんですけど、プレイリストをかけたりします。自分の趣味だけだと飽きてきちゃうというか、毎回同じものをずっと聴いちゃうタイプなのもあって、最近は”エモい気分のときに”とか”夜に聴きたい”とかのプレイリストをひたすら流していることが多いですね。
-なるほど。田口さんはいかがですか?
田口:僕は、移動のときはスタッフが勝手に流している曲で。そいつがオタク気質なのでゴリゴリのアニソンの日もあれば、ボカロみたいな日もあれば、J-POPを1位から流している日もあればって感じです。ひとりで移動するときは、最近はラップをよく聴いていますね。
-太我さんはいかがですか?
太我:僕は女子大生ミュージックが多いですね。

一同:(笑)
-(笑)女子大生?
太我:女子大生が好きな、Adoさんとかずっと真夜中でいいのに。さんとかがすごく好きで、永遠に大音量で聴いてますね。

田口:一生プレイリストが変わらなくて。

太我:永遠にAdoとずとまよ(ずっと真夜中でいいのに。)。本当に好きなんです。
-女子大生ミュージックっていうくくりは初めて聞きました(笑)。
田口:勘違いです。

太我:統計はとってないです(笑)。
-今回の取材はMarshallのBluetoothスピーカーがテーマになっていますが、もともとMarshallについてどういったイメージをお持ちでしょうか?
矢野:初めて出会ったのが高校生のときだったと思うんですけど、軽音楽部に入って、そこにはやっぱりMarshallがあったし、軽音楽部に必ずある1台というか。スタジオとかでも絶対ギターはMarshallみたいなイメージがあって、すごく親しみやすいのかなと思います。僕も実際使ったことがあって、安心するというか、これがあれば大丈夫だみたいに先輩から教わりました。
-まさに”定番”ですよね。太我さんはいかがですか?
太我:明らかに国内シェアNo.1ギター・アンプ・ブランドですよね。

矢野:なんで見出し作ろうとしてるんだよ(笑)。

一同:(笑)

矢野:こいつさっきから(記事の)太文字作ろうとしてるんだよ(笑)。

太我:ベース・アンプと言えばっていうのが僕出てこないですね。でもギター・アンプと言えばっていうのは出てくるので。あとドラムのメーカーもやってますよね、“NATAL”(2010年にMarshall傘下となったパーカッション&ドラム・メーカー)っていう。だからMarshallは結構手広いっていうイメージですね。
-そして最近はこういうスピーカーとかイヤホンも出していて。ちなみに田口さんはあんまりMarshallに触れてこなかった感じですか?
田口:今となっては自分の機材でツアーとかを回ってますけど、アンプとかを自分で持ってないときは、ライヴしに行ったライヴハウスにあるのがだいたいMarshallなので、Marshallの中でどの種類が置いてあるか、みたいな。Marshallガチャを毎回してたみたいな感じでした。だから食事で言うカレーみたいな、みんな食べたことあるし知ってるし、嫌いな人はあんまりいないっていうイメージですかね。
-今回、Marshallの”WILLEN”を使ってみた率直な感想をうかがってもいいでしょうか。
田口:僕はそもそも起動音がめっちゃいいなと思いました。その瞬間Marshallを感じたので。ギターの音で起動するのマジめちゃくちゃいいなと。あとは外装の作りもアンプを意識してる。触ったことない人はわからないと思いますけど、このアンプ感めっちゃいいなって。キャビネットの感じの見た目からしてめちゃくちゃいいっていうのは思いましたね。音は、低音域からミッドまでがしっかり出ていてスピーカーとして素晴らしいと思いつつ、この大きさで音量もちゃんと出るのはなかなかいいなっていう印象です。

矢野:僕も聴かせていただいて、やっぱりギターのアンプとしてすごく有名だったので、ギターの音を前に押してくるのかなと思ったら、すごくバランスが良くて。基本的に下の音が出てる音楽がすごく好きで、車のスピーカーはBoseなんです。それも下がよく出るし慣れてるんですけど、これも全然遜色ないというか、満足ですね。

田口:Marshallの回し者やん(笑)。

矢野:すごく満足できる音というか、本当にこれ1個あればどこでも使えるし、あとこのバンドあるじゃないですか。僕キャンプが結構好きで、テントとかに掛けられるスピーカーってあんまりなかったので、こういう仕様は好きです。

田口:防水だって。

矢野:え、そうなの。じゃあ水の中で聴きたいと思います(笑)。持ちやすいし大きさもすごくいいし……。

田口:もうネタ切れてるやん(笑)。

矢野:(笑)ぐらいですね、思いついたのは。
-太我さんはいかがですか?
太我:やっぱり僕はドラマーなので、ドラムの音でスピーカーのいい悪いを判断しているんですよ。しょぼいスピーカーとかイヤホンは、ドラムのバス・ドラムとタムの音に輪郭がないんです。だからバシャバシャしてるというか、例えるのが難しいんですけど、液体みたいな感じがするんですよ。けどこの音はちゃんと輪郭があったので……。

田口:想像もできない。液体?

太我:いや、全然わかるでしょ。良くないスピーカーってバシャバシャ感あるから。
-音の粒がちゃんと聴こえてこないみたいな感じですよね。
太我:そうです。だからハイ(高音)しか輪郭ないみたいな。下がバシャバシャしてすごく気持ち悪くてってなるんですけど。今回バス・ドラムとかバッチバチにド輪郭あったので……。

田口:ド輪郭……(笑)。

太我:だからバンド・サウンドというか、わかってるなってすごく感じました。
-ありがとうございます。ちなみに操作性はどうでした? このゴールドのツマミのところで早送りしたり再生を止めたりできるんですよ。
田口:それ知らなかったな。

矢野:え、早送りできるんですか?

田口:このツマミを横にカチッてやると次の曲で、上下で音量みたいな?
-はい。あとタップで通話も出れるとかの利便性もあって。聴き始めた状態でわざわざスマホを操作するのって面倒くさいというか、嫌じゃないですか。本体で操作できるっていうのは使い勝手がいいですよね。あと”Marshallの壁”みたいに、複数台を連動させて再生できる”スタック・モード”があって、今全5台を繋げてみました。
矢野:ってことはもう部屋中に置いたら立体的に聴こえるっていう。

田口:じゃあベッドに置いて音が鳴るベッドにして……。

矢野:極論ね(笑)。

(※5台で同時に再生開始)

田口:お、すごい。

太我:曲の早送りもできるんですか?

矢野:長押しじゃない?

田口:できてる! すげ~!

太我:機能知らんかったな。

矢野:あとおしゃれだね。

田口:めっちゃいいな。

太我:アンミカみたいになってる(笑)。

田口:黒って200色あんねん。

一同:(笑)
-5台繋げると部屋の中では最大にできないぐらい音量が出ますね。3人で3台繋ぐとかも今後できるので、試していただけると。
太我:それはちょっと違うかな。

田口:なんでや。

一同:(笑)
TVアニメ”転生賢者の異世界ライフ ~第二の職業を得て、世界最強になりました~”OPで初のアニメ・タイアップとなったノンラビの新曲「無自覚の天才」。”魔物使い”のスキルと”賢者”の力を組み合わせることになる男が主人公の作品に、アーティストとYouTuberのふたつの職業を持つ彼らが書き下ろした本楽曲は、アニメの物語にもバンドのストーリーとも重なるのは必然だ。挑戦の先にしか新たな力を掴むことはできないと説得力を持って歌う滾るロック・チューン。ハイトーンも用い恋人との別れを歌うラヴ・バラード「恋愛卒業証書」、タイトル通り”豆知識”を目いっぱい詞に詰め込んだYouTuberらしいエンタメ精神が表れた「豆知識」と、それぞれまったく異なる色の3曲で多面的に楽しませる。(稲垣 遥)
結成5周年を迎えたノンラビのメジャー2ndアルバムのタイトルは、”TRINITY(=三位一体)”。カラフルでポップな音像の中に鋭さを感じさせる「Needle return」、貪欲に高みを目指す本能を爆発させた「BAKEMONO」、ダイナミックなサビへの展開が心地いい「dress」、複雑に絡み合う想いを歌い上げハイトーンが切なさを加速させる「大丈夫じゃない」など、誰もが飲み込みがちな尖った想いや、言葉にするのを憚った感情を自身の音楽に乗せ、幅広いアプローチで聴き手に仕掛けてくる。ラストは、コロナ禍でライヴを一切行わない決断をしてもなお、音楽を生み出し続け歩みを止めない彼らの展望が表れた「未来へ」。この曲が本作の最後に据えられた意味を噛みしめたい。(是永 鈴菜)
初のアニメ・タイアップ曲「静かな風」(”ドラゴン、家を買う。”ED主題歌)を含むメジャー1stシングル。昨年末に発表した『爆誕 -BAKUTAN-』で、ロック・バンドという枠にとらわれないバラエティに富んだ作風をもって、バンドの所信表明をしたノンラビらしく、今作もバンド・サウンドを軸に華やかな上物が楽曲に色を添える。三大欲求すら敵わないほどに夢を掴みたいと歌い上げるポップなリード曲「三大欲求」、自分の信じる道を進めと鼓舞するロック・ナンバー「是が非でも」は、YouTuber活動を売名行為と公言し、ロック・バンドとの二足のわらじでがむしゃらに駆け抜ける彼らだからこそ、説得力があるナンバー。かつて”自力本願”を掲げたバンドの精神は、メジャー・シーンでもまったく変わらない。(秦 理絵)
YouTuber系バンドとして史上初のメジャー進出を果たすNon Stop Rabbitの堂々たるデビュー・アルバム。すれ違う想いを語感のいいメロディで歌い上げる「ALSO」を皮切りに、エレクトロなダンス・トラックにスクラッチとラップが交錯する「TABOO」、ストリングスとピアノが彩る冬のバラード「最後のキス」など、4年間のインディーズ時代に獲得してきたバンドの武器をすべて注ぎ込んで完成させた今作は、ノンラビからメジャー・シーンへの宣戦布告のような1枚だ。舐められがちな”YouTuber系バンド”としての存在を逆手にとった「偏見じゃん」は、バンドの原動力にある反骨精神がまったく鈍磨していないことを示す痛快なナンバー。ここから彼らは”ノンラビ”というジャンルを確立していく。(秦 理絵)
フル・アルバムとしては前作『全A面』から約1年半ぶりとなる進化作。バンドの規模感が広がりつつある現状を踏まえて完成させた今作は、これまで以上に幅広くスケール感のある1枚になった。「排他的王道主義」をはじめダンサブルな要素を積極的に取り入れたが、やはり際立つのはロック・バンドとしての鋭さだ。無難に”置きにいく”のではなく、全力で”刺しにいく”。その精神はいっそう研ぎ澄まされている。彼らの原点にある”童謡×ロック”を掛け合わせた初のクリスマス・ソング「aiai」のほか、音でも歌詞でもLINEを表現した「LINEのうた」など、聴き手を飽きさせない全10曲。全体に攻撃力の高いアルバムだが、最後に収録される「二十五の自白」はあまりにも無防備で赤裸々だった。(秦 理絵)
初の全国流通盤となった前作『全A面』から約半年ぶりのリリースとなるミニ・アルバム。キャッチーで耳馴染みのいい曲を収録した前作を”J-POPアルバム”と言うならば、今作は野心的なロック・アルバムと言っていいと思う。ダンサブルなビートとループするピアノにメッセージ性の強いラップを乗せたリード曲「アンリズミックアンチ」をはじめ、ゆとり世代の反骨精神を剥き出しにした「乱気流」など、20代前半の青年が抱く葛藤を綴った楽曲がインパクトを残す。彼らの真骨頂でもある遊び心溢れる「犬のおまわりさん」や実体験によるバラード曲「君と最後に選ぶ言葉」まで全7曲。”YouTuberバンド”として話題を振りまくだけでない、彼らのロック・バンドとしての本気を感じてほしい。(秦 理絵)
昨年10月にTwitterで公開された「いけないんだ、いけないんだ」が話題を呼んでいるYouTuberバンド、Non Stop Rabbitの初のフル・アルバム。絢香、YUI、いきものがかりらを手掛ける鈴木Daichi秀行がサウンド・プロデュースを担当した今作は、タイトルの”全A面”が表すとおり、”サビ始まり”の曲が多く、すべてがポップでキャッチー。ベース・ヴォーカルが率いる3ピースのバンド・サウンドを軸にしながら、ストリングスやシンセを多用した色鮮やかなアレンジが特徴的だ。”最高速度ぶっ飛ばして止まらないから”と歌い、”止まらないうさぎ”の初心を疾走感溢れるビートに乗せた「PLOW NOW」から、切ないラヴ・ソング「SHION」や「僕ら」まで、”全A面”の名に恥じない王道J-POP盤。(秦 理絵)
幻の豊洲PIT公演含む全国ツアーを年明けに控えたNon Stop Rabbitの3人が、Marshallの”ポータブル・スピーカー”を徹底チェック!
“ずっと昔からロックの歴史を作ってきた重要なブランド”MarshallのヘッドホンをGLIM SPANKYのふたりがチェック!
“ライヴっぽい音圧というか、距離がすぐ目の前に感じる”――見た目もサウンドもMarshallらしさが光るワイヤレス・イヤホン”MODEⅡ”をSHE’Sの4人がチェック
“何かひとつ聴く環境を変えたりすることで、「ライヴに行きたい」気持ちを忘れないでいられるんじゃないかな”――THE ORAL CIGARETTES鈴木重伸がMarshallのイヤホン”Minor Ⅲ”をテスト!
“ライヴの感覚が耳元にやってくるみたいな、そういうサウンド感がある” KEYTALKの4人がMarshallのヘッドホンをチェック!
必要以上に盛らない、自分たちを大きく見せようとしないサウンドを目指したくて、それにはセルフ・プロデュースという形がいいと思ったんです
常識を打ち破るYouTuber系バンドが掴んだメジャー・デビュー “「職業:ノンラビ」って言われる存在になりたい”
“もっと常人がいかないところにいかないといけない”――ノンラビ、3年間の進化を刻んだ勝負のロック・アルバム
バイトをして苦しい時代を味わったからこそ、人一倍今の環境に感謝できる(矢野)
“今ロック・シーンで活躍してるバンドに立ち向かえるような曲を作りたい”――異例のYouTuberバンドが放つ反骨精神剥き出しのロック・アルバム
“僕たちの根本にはテレビとかお笑いが好きっていうのがある” 音楽系YouTuberとして話題の3ピース・バンド、ノンラビ登場!
2019.03.31 @品川ステラボール
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Skream! 2022年11月号
26時のマスカレイドの"26時の音楽図鑑"
月蝕會議エンドウ.の"月蝕會議室24時"
"YONA YONA WEEKENDERSキイチの漫ろ歩き"
あれくんの"僕の視界に映るもの全てを"
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ドラマストアの「“コレ”推し!」
ぜんぶ君のせいだ。の"異常こそ正常だ。"
GANG PARADE ユメノユアの"ROCK ON!#YuaPlaying"
挫・人間 下川リヲの“モノホンプレーヤーになれねえ”
THE BACK HORN 松田晋二の"宇宙のへその緒"
アルカラの「ぐるぐるムニムニ化計画」
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フクザワさんによるあの曲のイメージイラスト

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