屋久島で島の人たちが太鼓やダンスなど日頃の練習の成果を披露する文化祭が、3年ぶりに開催されました。
11回目となる「屋久島町文化祭」は、今月26日と27日の2日間、「屋久島離島開発総合センター」で行われました。
新型コロナの影響で3年ぶりの開催となり、この日を待ちわびた島民およそ270人がダンスや合唱など日頃の練習の成果を披露しました。
このうち、神山小学校の児童9人が披露した「神山せんだん太鼓」は、毎年、地元の神社に奉納しているもので、子どもたちは自分の体と同じくらいの太鼓を全身を使ってたたき、会場には大きな音が響きわたりました。
また、会場の玄関では、屋久島高校の生徒による書道パフォーマンスが披露され、生徒たちは7畳ほどの紙に「あなたこそがエール」と大きく書き、コロナ禍で落ち込んでいる島の人たちを励ました。
参加した人たちは「待ちに待った文化祭で嬉しいです。ことしはこれまでなかった演目もあり、どれを見ても楽しかったです」と話していました。
開催した屋久島町文化協会の野口真由美会長は「短い発表時間にもかかわらず、それぞれの団体が一生懸命練習してきょうを迎えました。今後も続けていきたい」と話していました。