【林哲司 ポップス半世紀】〝曲を作りたい〟そう思わされたベルギーの美しい港町 いてもたってもいられず作った「ブルージェ」がデビューアルバムのタイトルに – iza(イザ!)

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チリ音楽祭のあとは再びニューヨークを経由し、イギリスへと向かった。ジャズ・ミュージシャンを目指す二十歳のジュンがヨーロッパを放浪する、五木寛之の「青年は荒野をめざす」(1967年発表)が若者に絶大な支持を得ていた時代。それから3カ月半、ヨーロッパを彷徨い、新たな音楽と出会い、文化と芸術に触れ、体験を積んでいった。音楽、家族や、進路のこと。人生を見つめなおした。
「高校時代の友人とロンドンで落ち合い、大した計画もなく、気ままに各国に足を踏み入れました。ロンドンのあとは船でドーバー海峡を渡り、花の都パリへ。パリを起点にして、いろいろな街を巡って、風景のなかに置かれた途端に〝曲を作りたい〟、そう思わされたのがベルギーのブルージュでした」
ブルージュ(Bruges)は北のヴェネツィアといわれる、石畳が敷き詰められた、中世さながらの建造物に囲まれた穏やかな港町。その美しさにメロディーと詞が浮かんだ。
「ドイツのハイデルベルグに立ち寄ったときに、無性に曲を作りたくていてもたってもいられずに、街の楽器屋さんでガットギターを買ってしまったんです。今後の旅の荷物となるのに…」
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