「ヨワネハキ」は“私の歌”。MAISONdes(メゾンデ)の六畳半 … – Yahoo!ニュース

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掲載:THE FIRST TIMES
「ヨワネハキ feat.和ぬか,asmi」のヒットでその名を広めた、MAISONdes -メゾン・デ-。 【動画】ヨワネハキ feat.asmi,和ぬか 架空の六畳半アパートから同じ時代を生きるアーティストが鳴らす、“心の隙間にすっぽりハマる六畳半ポップス=私の歌”は、若いリスナーから熱い支持を受けている。 この記事では、MAISONdesとは何なのか? その魅力はどこにあるのか? を、新曲や代表曲の紹介と共に、改めて解説したい。 ■日々音楽に溢れる、あなたの心に住まう六畳半アパート 【MAISONdes -メゾン・デ-】 ・開店日:2021年2月3日 2021年2月に突如YouTubeでオープンした、架空の六畳半アパート「MAISONdes -メゾン・デ-」。ここでは才能溢れるクリエイターとアーティストが入居する“部屋”が存在し、同居人同士でオリジナル楽曲を生み出している。 その第一号となったのが、101号室の「Hello/Hello feat. yama, 泣き虫」。 「今を生きる一人ひとりが抱えている、心の中のぽっかりと空いた隙間。その隙間にすっぽりとはまる六畳半サイズの歌と物語を同じ時代を生きるアーティストたちが、自由にコラボレーションして生みだしていく場所」をコンセプトに、各入居者が自由に楽曲を制作するという斬新なスタイルで、ネットやSNSを中心に若い世代から支持されるアーティストやクリエイターが続々と入居し、コラボレーションを実現している。 MAISONdesの住人たちが鳴らす、リアリティと生活感のある六畳半ポップスに、10代、20代を中心とした多くの若いリスナーが反応。 なかでも、2021年5月に発表された「ヨワネハキ feat. 和ぬか, asmi」はTikTokとの相性の良さもあって大ヒット曲となり、これをきっかけにMAISONdesの名は広く世に広まった。 MAISONdesが若いリスナーに受けた最大の理由は、“六畳半サイズの歌と物語”というコンセプトにある。入居者、サウンドの表現方法は楽曲ごとに様々だが、MAISONdesの住居人たちが鳴らす音楽に共通するのは、六畳半の部屋に住む人が主人公であること。そんな小さな主人公の小さな物語は、リスナーに“私の歌”としてリアリティをもって響き、楽曲への共感や親近感を生むのだろう。 日常にどこか物足りなさを感じたり、孤独や寂しさを感じたりと、あなたの心にぽっかり空いた隙間にスッと入り込み、寄り添ってくれるMAISONdesの楽曲たち。聴き手にとっては、様々な表現方法で描かれる物語の中から、自分の心の隙間にぴったりハマる“私の歌”に出会えるのもうれしいし、自分ではない誰かの物語を想像するのも楽しみである。“六畳半サイズの歌と物語”にある、そんな出会いや発見が、MAISONdesの魅力かつ人気の理由であり、他にない面白さなのだろう。 2021年10月には、すでに存在するMAISONdesの“部屋”とその“住人”に向けて、誰かから“返信=リミックス”をする、“Re:MAISONdes”がスタート。 さらに、2022年8月にはMAISONdesの管理室から夜な夜な聴こえてくる、管理人のコレクションから一曲カバーをする、“DIG:MAISONdes”がスタート。 ここからさらに棟数や部屋数を増やし、表現の自由さもより増していき、個性溢れる住人やあらたな表現も続々と増えていくであろう、MAISONdes。 どんどんアパートが大きくなっていくのは、“私の歌”より強い共感性を持つ“私だけの歌”を求めるリスナーにとってもありがたい話である。 ■「ヨワネハキ」ヒットで“今最もSNSで使われる音楽”に 【「ヨワネハキ」ってどんな曲?】 2021年5月、MAISONdesで発表されるや、TikTokでダンス動画が大流行。TikTok楽曲ランキング4連覇、音源を利用した動画の総再生回数が27億回を超え、若いリスナーから支持され続けている「ヨワネハキ feat.和ぬか,asmi」。 作詞作曲は「寄り酔い」が話題となった、現役大学生シンガーソングライター・和ぬか。 ボーカルは、2022年3月に発表した「PAKU」もTikTokで大きなバズを生み、30億再生を越える人気を誇る、シンガー・ソングライター・asmi。 編曲はボカロPであり、ずっと真夜中でいいのに。の楽曲アレンジにも参加する100回嘔吐(※「ヨワネハキ」の後、asmiとは「PAKU」で再びタッグを組んでいる)という、MAISONdesならではのコラボから誕生したこの曲。 “弱い音を吐いてる/薄っぺらい人間です”の印象的な歌詞から付けられた「ヨワネハキ」のタイトルも、楽曲への興味を大いにそそられるものだった。 —– 【なぜヒットしたのか?その魅力】 TikTokでは“そういやさ そういやさ”と始まるサビの20秒ほどを“踊ってみた”動画で使用。音頭調の明るいビートと太鼓や鐘の音、歌詞に合わせた“やめときます”ポーズや“バッテン”ポーズといった、思わず真似したくなる可愛い振り付けが、ヒットの要因のひとつではあるものの…サブスクのランキングやYouTubeの再生回数を踏まえると、“踊ってみた”のワンフレーズだけでなく、楽曲自体がしっかりリスナーに届いていることは間違いない。 弱い自分との何気ない自己対話を綴った歌詞では、昨日も今日も変わらぬ日常と変わらぬ自分にふと疑問を抱き、“そういやさ そういやさ”と、弱い音を吐いている薄っぺらい人間である“私”を自己分析。そんな誰もが抱えているであろう悩みや弱い一面をシリアスに歌うのでなく、ポップで明るい曲調に乗せて、あっけらかんと歌っているからこそ、多くの人の耳に届き、「わかる、わかる!」と共感を生んだのだろう。現状をボヤくだけでなく“きっとそう上手くはいかないけどさ/試しにちゃんと生きてみよう”と前向きに終わり、聴き終わった後にちょっとだけポジティブな気持ちになれるのも、繰り返し聴きたくなる理由のひとつ。 また、asmiのキュートな歌声と圧倒的な歌唱力も大きい。一発録りのプレッシャーの中、音源を超えるほどクオリティの高い歌唱を見せ、楽曲の良さを再確認させてくれる、THE FIRST TAKEの映像も必見である。 —– 【SNSでの使われ方(広まり方)事例】 そもそもがネットコンテンツということもあり、TikTokの“踊ってみた”から火が着いた「ヨワネハキ」のように、SNSをキッカケに世に広まったMAISONdes楽曲は多い。 また、MAISONdesならではのコラボがSNSで話題になることも多く、時代を超えて愛される歌謡曲をアップデートした“シン・カヨウキョク”を提唱する覆面アーティスト・Piiと、TikTokで発表したオリジナル曲「なにやってもうまくいかない」でバズったmeiyoのコラボ曲「ラリー、ラリー feat. Pii, meiyo」は“謎の多い2組のコラボ”と話題に。 楽曲公開後にはYouTubeでは公開一カ月足らずで100万回再生を突破し、Spotifyの急上昇チャートにランクイン。さらに『THE FIRST TAKE』では、それまで正体を明かすことのなかったPiiが初顔出しして、SNSで大きな話題を集めた。 —– 【アパート管理人が大事にしてること】 TikTokなどSNSでのアプローチについて、MAISONdes管理人は「音楽が“スナックカルチャー”になり、“聴くものから見るもの”になりつつあるなかで、今は“使うもの”にもなっている。使われる音楽じゃないと、何もないところから広がることはないんだろうなと思ってます」と語り、本当に大事にしているのはSNSのバズだけでなく、その向こう側にいる“あなた”の存在だったことがわかる。 「私はここから発信される音楽は“みんなの歌”にならなくて良いと思っていて。どこかの、誰かひとりだけのための歌で良い。だから、MAISONdesの曲が全部好きという人はいなくても良いと思っています。それよりも、“この曲は私のための歌だ”って思ってもらえる人がひとりでもいてくれると良いなって」(MAISONdes管理人) つまり、MAISONdesの楽曲がSNSでバズるということは、本当に必要な“あなた”の目に届くということでもあるのだ。 ■テレビアニメ『うる星やつら』主題歌を担当 ネット発のMAISONdes の人気はさらに拡大し、2022年10月からフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送スタートした、昭和の時代から愛され続ける、国民的人気作品『うる星やつら』のリメイク版のオープニングとエンディング、両テーマ曲を担当している。 オープニングテーマ「アイウエ feat. 美波, SAKURAmoti」は、女性シンガーソングライター・美波と、17歳の学生ボカロP・SAKURAmotiが担当。 『うる星やつら』のドタバタギャグ感を連想するハイテンポな曲調と性急なメロディ、それを華麗に乗りこなす美波の力強く透明感ある歌声がグッと胸に迫る、『うる星やつら』の作品のイメージにもぴったりな楽曲。 歌詞では、追い続ける“ラム”と逃げ続ける“あたる”の特殊な恋愛関係を描き、“さあ、どうする? ダーリン? ねえ?”と、ラムっぽい言い回しや、旧テーマ曲「ラムのラブソング」を想像させる歌詞、登場人物を文字った言葉遊びなど、作品への愛とリスペクトに溢れたフレーズがたくさん詰め込まれているのも楽しい。 もういっぽうのエンディングテーマ「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat.花譜,ツミキ」はバーチャルシンガーの花譜が、「フォニイ」などのヒット曲を生み出しているボカロP・ツミキの楽曲を歌唱。 こちらはシティポップ調のクールなトラックに乗せた、ポップで軽快で癖のあるメロディに中毒性のある楽曲。“電波テンポアップして絶賛感電中!”と始まる歌詞は遊び心に溢れ、サビの“冗談じゃあないわ/トウキョウ・シャンディ・ランデヴ”のキラーフレーズは、独特な節回しも含めて、一度聞いたら頭から離れない強いインパクトを持つ。こちらの楽曲は、アニメとは違う文脈で、どんな曲や踊りにでも合うと話題となり、SNSで“使われる音楽”としてあらたなバズを生み出している。 「どこにでも行ける『あなただけの部屋』の音楽を生み出すアパートMAISONdesが、最大級の憧れと尊敬を以て、未来と過去を繋ぐ音楽のお部屋をご用意しました」と、管理人が自信満々で提供した、この2部屋。管理人の言葉通り、作品への最大級の憧れと尊敬を感じさせ、令和的な表現で昭和の作品を盛り上げる両曲に、MAISONdesの若いファンは歓喜し、昭和からのアニメファンは大納得。 また、これらの楽曲はMAISONdesとしては初めてCDリリース(2022年12月21日)される。 ■心の隙間を埋める、人気曲5選 【417】[feat. 4na, もっさ(ネクライトーキー)] ダンボールの色 / MAISONdes 作詞作曲、アレンジを手がけたのは、新世代マルチアーティスト・4naと、一緒に歌うのはロックバンド・ネクライトーキーのもっさ(Vo、Gu)。不動産・住宅情報サイト『SUUMO』のWebCMでも使用されている同曲。同棲カップルを連想させる男女デュオで、温かみあるミディアムテンポのトラックに乗せて歌うのは、引っ越しの荷造りに思い出すふたりで過ごした日々の思い出や、そこにある感情といった、寂しくも前向きな気持ち。この曲を聴けば、あなたも思い出がたくさん詰まった、あの六畳半にさよならした日の気持ちが蘇るはず。 —– 【302】[feat. Tani Yuuki, 菅原圭] Cheers / MAISONdes 「W/X/Y」が各種ストリーミングチャートの首位を獲得した大人気シンガーソングライター・Tani Yuukiが作詞作曲、2022年の飛躍が期待されるアーティストに贈られる「RADAR:Early Noise 2022」に選ばれた菅原圭が歌唱をつとめたコラボ。サントリービール『東京クラフト』のキャンペーンソングとして“乾杯”をテーマとしたこの曲。ゆったりと心地よい曲調に乗せた菅原の気だるそうな歌声は、“乾杯しよう”の歌詞を合図にビールの泡のようにパッと弾け、美しいハイトーンボイスで気持ちを上げる。コク深い歌詞世界やそこにある感情をなぞらえた曲展開も、聴くほどに味わい深い。 —– 【111】[feat. Pii, meiyo] ラリー、ラリー / MAISONdes MAISONdes入居時はまだその正体が明かされていなかった、謎のアーティスト・Piiと、TikTokで発表した「なにやってもうまくいかない」がTikTok内急上昇チャートで1位を獲得するほど話題を集めていたmeiyoのコラボ曲。まさに卓球のラリーのような軽快でテンポ感ある曲調と男女デュオが歌うのは、“テンポ悪いまま曖昧に/続いていくラリーラリー”と表現する、わかりあえないふたりの恋愛模様。しかし、そんな歌詞とは裏腹にpiiのウェットな歌声とmeiyoのスタイリッシュな歌声は相性抜群。テンポ良いまま軽快に続いていくラリーラリーは、ずっと聴いていたくなる耳心地の良さ。 —– 【101】[feat. yama, 泣き虫] Hello/Hello / MAISONdes 2021年2月入居。記念すべき、MAISONdesの最初の住人となったyamaと泣き虫による同曲。泣き虫が作詞作曲を手がけ、yamaがボーカルを担当。MAISONdesの存在がまだ知られていなかった当時、この音楽プロジェクトの意義や方向性を指した重要な楽曲だ。何気ない日常を鮮やかに彩り、六畳半から広い世界へと誘ってくれるキラキラ感と壮大さを持つ泣き虫作によるトラックと、yamaの伸びやかで感情的なハイトーンボイスが見事に融合。心を浄化してくれる清々しさと、タイトル通りに新しい始まりを予感させる爽快さを与えてくれる。 —– 【103】[feat. EMA, たなか] ダンス・ダンス・ダダ / MAISONdes 前職・ぼくのりりっくのぼうよみ こと、たなかのプロデュースによる楽曲を、DUSTCELLのボーカルであり、ソロ名義でも活動するEMAが歌唱。低音が心地よく響くダンサブルなビートとそれに乗せて踊るようなメロディ、“見にくい海に一緒に落ちていこうね”と歌うディープな歌詞もポップに昇華する、EMAの歌声が楽曲世界と抜群にマッチ。Re: MAISONdesではEMAの所属するDUSTCELLのメンバーである、コンポーザーのMisumiが返信した、「ダンス・ダンス・ダダ feat. EMA, たなか(Misumi Remix)」も公開されている。 ■個性豊かな住人たち これまで紹介してきたように、音楽プロデューサー、ボカロP、歌い手、シンガーソングライター、バンドマン…など。様々な肩書を持つクリエイターが集うMAISONdesには、現在、15部屋に住人が入居中(Re:MAISONdesとDIG:MAISONdesは除く)。 MAISONdesの入居条件を聞かれた管理人が、「ひと言で“ネット系”と括られるもののなかにも、いろいろな形があるんだよってことを見せたいし、裏テーマとしては、クリエイターや歌い手の方たちの、パブリックイメージとは異なる一面を見せてあげられる組み合わせになるように心がけてます」と答えていたように、多種多様な住人が自由にクリエイティブを行っているMAISONdesは、他で見ることのできないコラボの妙が最大の魅力。 また、管理人の話すように意外なコラボの組み合わせによって、お互いの個性がぶつかり合い生まれる化学反応、コラボ相手に引き出されたアーティストの新たな魅力、自身の作品ではあまり見せない表情など、クリエイターや歌い手たちのパブリックイメージとは異なる、MAISONdesならではの一面が見えるのも大きな魅力。 これを機にMAISONdesの様々な部屋をノックして、アーティストやクリエイターの様々な面に触れると同時に、自身の心の隙間にジャストフィットする楽曲を見つけ出してほしい。 ■入居者は随時募集中!MAISONdesのこれから リスナーが想像しなかった様々なコラボを叶え、リスナーの想像を超えた楽曲たちを発表し続けるMAISONdes。入居者は随時募集中、“Re:MAISONdes”や“DIG:MAISONdes”とあらたな棟も増え、広がりを見せている。 さらなる住人の入居に期待するばかりで、今後も想像もしなかったコラボで驚かせ続けてほしいと切に願う。 TEXT BY フジジュン
THE FIRST TIMES編集部
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