【林哲司 ポップス半世紀】フォークや歌謡曲とは違う〝いいセンス … – ZAKZAK

POP

ポリドールのディレクターだった多賀英典、金子章平らによって創設されたキティミュージックと、林は最初に契約を結んだ作曲家となったが、なかなか仕事は回ってこなかった。今までにはなかった新しいポップスセンスを見込まれたものの、ポリドールでの主流は、井上陽水や小椋佳に代表されるフォークが勢いをつけてきた時代だった。林のポップスセンスが登用されるにはまだ時間を要した。
「ちょうど井上陽水さんの『氷の世界』が大ヒットしているころでしたから。多賀さんや金子さんがプロデュースするアーティストは基本、フォークのカテゴリーの人たちでした。僕の音はフォークではなかったですから(笑)、彼らのプロダクトからお呼びがかかりませんでした。逆に、よそから声がかかってくるケースのほうが多かったかもしれません」
ポップス感あふれる作曲センスが、時代を数年先取りしていたこともあるのだろう。声がかかる仕事自体、作曲よりも編曲(アレンジ)のほうが断然多かった。
「僕らは新しい音楽を作りたかったんですが、世の中の音楽の主流はまだまだ歌謡曲でした。僕たちが指向したポップスへの需要はなくて、それをベースにした曲を提供するアーティストもほとんどいませんでした。逆にアレンジというのは、曲そのものが歌謡曲であったとしても、新しい感覚のサウンドを施すことは歓迎されていました。レコード会社も洒落た感覚の歌謡曲として、そういうスキルを持ったアレンジャーの需要はあったんです」
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