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配信
ⓒ Kakao Entertainment Corp.
毎週日曜日夜9時からABEMAにて好評配信中の、新概念サバイバル番組『少女リバース（RE:VERSE）』。韓国での公開からわずか3日で再生回数100万回を突破し、いま様々なメディアから注目を集めている。この番組は、“少女X”と呼ばれる現実世界で活躍する30人のアイドルたちが正体を隠し、それぞれ異なる30の世界に住む“少女V”に変身してバーチャルアイドルとしてのデビューを目指すというもの。 【写真】『少女リバース』3・4話の場面写真 ＜“少女X”時代の実績は関係なし 評価基準はパフォーマンスの実力＞ 予選の続きから始まった第3話は、その不思議さで注目を集めるたあこ、そして、新人にも関わらず謎の貫禄を見せる黒まめの対決結果からスタート。独特の世界観で住民を虜にしたたあこが勝利し、地下33階に落ちてきた黒まめ。初々しさを持ち味にできなかったと悔しさを見せた。 6ラウンドでは、ヒップホップ魂を見せる28位のバリムと13位の高貴でラブリーなプリンセス“カカオ姫”が勝負。バリムが「Heart burn」で大人っぽい歌声を見せつけ、セクシーさと可愛さをアピールすると、対するカカオ姫は「別に？」とコメントし「Hello」を明るく元気いっぱいに歌い上げた。続いて披露されたバリムのラップは観客も驚きの実力で、別人のような魅力に会場も湧いており、見事勝利を収めた。デビューと同時にコロナ禍を経験し“少女X”としてはライブの機会もほとんどなかったというカカオ姫が、“少女V”としては機会がたくさんあったらと切実な思いを吐露していたのが印象的だ。 続いては漫画の世界から飛び出してきたももかと遠い惑星から来たオッドアイが特徴のリエン。Wの世界の中で初めて友達になった2人の戦いとなった。名前を忘れられることの怖さを知っているから、と新たな名前で戦い抜く強い意志を持って登場したももか。それを感じさせるようなパフォーマンスを見せ空気を自分のものにした。しかし対するリエンもボーカル・ラッパー両方の実力を見せつけ、惜しくもももかの敗退となった。 8ラウンド目はちょっと毒舌のガオ。「勝てそうな相手を選んだ」と、ガオに選ばれたのは“3回失恋している”というエニコール。ガオは優しい日差しのような温かい歌声で会場をうっとりとした雰囲気に。続けて「バナナが食べられないサル」の可愛らしいダンスを披露し魅力を全て出し切った。エニコールも切ない歌の情景が伝わってくるような豊かな表現力を見せつけた。どちらも別々の魅力を惜しみなく披露したが、ガオのギャップが決定打となり勝敗がついた。 ＜ダイヤ等級である実力者同士のバトルが勃発＞ ウォッチャーであるBadaのスペシャルステージと参加者たちへのメッセージを挟み、9ラウンド目へ。フリースタイルや振り付けといったダンスの並外れた才能を持ち味としているキャサリンは、VR機器のせいで表現しきれない実力に難しさを感じつついかに魅せるかを研究していた。対するキキも事前評価29位という悔しい結果をひっくり返すために準備を重ねた。キキのオリジナルダンスはロックダンス。ばっちり決め、番組初のストリートダンスだったものダンサーのAIKIから高評価をもらうことができた。後攻のキャサリンは徹底した研究の甲斐あってVRにも関わらず動きの細部まで完璧に表現。甲乙つけがたいようなフリースタイルダンス対決も経て、結果的にキャサリンが勝利した。 最後に残ったのはダイヤ等級の2人。「優勝しか眼中にない」と3位のセラが5位のファウィザーを指名し実現したこの対決は、事実上の決勝戦だと他の参加者の間でも話題になった。両者ボーカルとしての実力が高い注目の戦いというだけあって異様な緊張感が漂った。セラは歌い出しから鳥肌の立つようなR&B感漂う歌声。落ち着いていて、高音まで心地よい。圧倒的な実力を知らしめるようなステージだった。 4話の後半まで持ち越されたこの注目の戦い。ファウィザーは優勝候補としてLynの「愛したじゃない」を感情たっぷりに披露。その表現力と甘美な歌声で観客を沸かせた。「一緒にデビューした子たちは今も音楽番組で活動しているのに」という葛藤を持ちながらチャンスとして番組への参加を決めたというファウィザーを演じる少女X。現場投票の結果同点という驚きの展開だったが、ウォッチャーの判定は4人一致でセラが勝利。ダイヤ同士の戦いはやはり接戦だった。 10組目の戦いは、6位のアメリカンガール・チアと、江原道からきた27位のセレナ。正反対のキャラの2人だが、闘志剥き出しの戦いだ。これまで4人が全敗しているゴールド等級の仲間の思いも背負って、ソウルフルなR＆Bを歌い上げるチア。英語のラップもリズム感よく滑らかにこなした。対するセレナはVR機器の操作に苦戦しながらステージへ。自己PRで一切歌わず、ここまで能力を隠してきたセレナだったが、歌い出すと大人っぽくも甘い歌声で心地よい歌唱を披露。この戦略には村人も驚いたようだったが、チアの能力が一枚上だったようだ。 続いては釜山からきた読書少女チョン・ホランとアンニュイな雰囲気が魅力的なぷわにゃん。自分の雰囲気に合ったムーディーな曲を選んだぷわにゃん。少女Xとして所属しているグループではラップを担当していると言うが、歌声も文句なしだ。ホランは美しい歌声で明るく歌い上げると、最後は「ホランを可愛がってください」と替え歌をして可愛さをアピールし、見事勝利した。 さらに、太古からやってきた17位のハイルと24位のトナカイ少女ルビーの対戦。ハイルはキャッチコピーの通り懐メロを選曲。難しい音程も完璧にこなした。対するルビーは「実力を隠していたのね」と他の参加者を驚かすような歌唱。切なさを持つ透き通った歌声で「ごめんね」を披露し空気をガラリと変え、ハイルも圧倒されていた。実力派2人の戦いだったが、ルビーが次のステージへ。2年間カラオケで実力を磨いてきたニケアと、シャイなウォッチの戦いではニケアが勝利。「勝利の女神」としての強さをアピールした。 最後の対戦はチャドドとモツ番長になる予定だったものの、体調が悪化により入院してしまったチャドド。不戦勝となったが、これまで一生懸命練習してきたステージを祝賀ステージとして披露することになったモツ番長。スワッグと言いたくなるようなパフォーマンスで次の対決への期待を膨らませた。 脱落した少女Vはここで終了となるはずだったが、敗者復活戦のチャンスが発表された。次回の5話ではその模様が描かれる予定だ。悔しさをバネにどんなステージを披露するのか、そして誰が本選に合流できるのか、期待が膨らむ。
フルヤトモコ
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