永遠の名曲「マイ・ラブ」を収録したポール・マッカートニー& … – Yahoo!ニュース

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ポール・マッカートニー&ウイングスの『レッド・ローズ・スピードウェイ』
OKMusicで好評連載中の『これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!』のアーカイブス。今週はポール・マッカートニー&ウイングスの『レッド・ローズ・スピードウェイ』を取り上げる。 ※本稿は2018年に掲載
現在60歳すぎの洋楽ファンにとって、ビートルズはあまり近しい存在ではなかった。僕も含めこの年代の洋楽好きは、レッド・ツェッペリン、イエス、EL&P、ブラック・サバス、CSN&Yらに代表されるニューロック世代で、ハードロック、プログレ、フォークロック、シンガーソングライター系など、新しいサウンドが次々に現れてきていた時代である。なので、解散するかしないかの頃のビートルズをわざわざ聴かなくても、他に注目すべき音楽が満ちあふれていたのだ。 ビートルズが解散し、まず僕たちニューロック世代が耳にしたのは、ソロとなったジョン・レノンの『ジョンの魂』(‘70)だったと思う。当時、このアルバムからシングルカットされたジョンの叫びとも言える「マザー」には大きな衝撃を受けた。そして、同じく70年にリリースされたのがジョージ・ハリスンの『オール・シングス・マスト・パス』。このアルバムに収録されシングルヒットした「マイ・スイート・ロード」や「美しき人生(原題:What is Life)」を聴き、ジョージのメロディーメイカーぶりに驚いたものだ。また、71年にリリースされたリンゴ・スターのシングル「明日への願い(原題:It Don’t Come Easy)」も良い曲で、ちゃっかりシングル盤を買ってよく聴いた。これらのアルバムやナンバーは日本でも大いに売れていたのだが、ビートルズの曲作りの要と言えばポール・マッカートニーであったはず…。その頃、彼は何をしていたのか。
当時、レコード(もちろんLP)は値段が高く、お金のない中学生はシングル盤のヒット曲を買うことが多かった。その代わりといってはなんだが、学校から帰ると就寝時間まではFMラジオを聴き、就寝時間以降は深夜放送(こっちはAM)を朝まで聴くというのが、洋楽ファンの若者の日課であったように思う。当時、関西のFM大阪というラジオ局で、ロックのアルバムを1枚まるまるオンエアするという番組があった。それがFM大阪の『ビート・オン・プラザ』で、番組のテーマ曲として毎日かかっていたのがポールのデビューソロアルバム『マッカートニー』に入っていた「ママ・ミス・アメリカ」というインスト。今から思えばこの曲は、今で言うジングルみたいな感触で、独立した曲というイメージはなかった。 このポールのソロデビュー作は、彼の自宅で録音されたチープな音質で、演奏は全て彼の多重録音によるもの。いわば宅録の元祖みたいな作品である。当時、この作品がどんな立場にあったのかまったく記憶にない。その後、リンダ・マッカートニーとの共作としてリリースされたセカンドソロ『ラム』(‘71)にしても、存在は知っていたが当時リアルタイムで聴いておらず、こちらも印象は薄かった。今から思えば、ポールは何を考えていたのだろうか。ビートルズの他のメンバーが成功し、ソロアーティストとして評価されていたことはもちろん知っていたはずだし、何より稀代のメロディーメイカーとして知られる彼が、それらしい活動をしていないのはじつに不思議である。うがった見方をすれば、そういった過去のイメージを払拭するために、自分とは違ったイメージの仕事をしていたのか…。ただ、どちらのアルバムも好セールスを記録していたことは確かで、ビートルズ時代からのファンが買っていたのだろうか。 当時の音楽評論家はどちらのアルバムも酷評していたようだが、“ポールの才能はこんなもんじゃない”とか“彼ならもっと良い曲が書けるはず”とか、世間の勝手な思い込みにポールは困っていたのではないか。それが証拠に、この2枚のアルバム(特に『ラム』)を今聴くと、決して派手ではないけれど、滋味に満ちた渋めの良い曲が詰まっているからだ。ひょっとすると、当時の“あり得ないほどのニューロックの波”がリスナーや評論家の冷静さを狂わせていたのかもしれない…。
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