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LIVE REPORT
Japanese
Skream! マガジン 2022年11月号掲載
2022.09.24 @下北沢LIVEHOLIC
Writer : 内堀 文佳 Photographer:堺柊人
下北沢LIVEHOLICのオープン7周年を記念して、6月から続いているライヴ・イベント”LIVEHOLIC 7th Anniversary series”。台風15号(温帯低気圧)により公演の数時間前まで降っていた大雨で涼しくなっていたこの夜は、同会場にてたびたび開催されている企画”俺の生き様!!”と”爆躍”との共催で、urei、UNMASK aLIVE、ANABANTFULLS、Arakezuriの4組が登場。まさに台風一過の如く、各バンドが眩しく輝く、灼熱のステージが繰り広げられた。
[Setlist] ■urei
1. 英雄
2. ロックバンド
3. ALMIGHTY
4. マジックアワー
5. PEACE
6. 夢に夢見て
■UNMASK aLIVE
1. Focus
2. 謳花
3. mirage
4. 酔夢
5. NAGOMILIA
6. Klesha
7. 108
8. KARMA
9. 9号線の果てに
10. Nagisa
■ANABANTFULLS
1. Hack Hack Hack!
2. 大人になれよ
3. Welcome to the Miracles
4. オルタネイト・パンク
5. Brother
6. 目を覚ませ!
7. mirror
8. 乾杯!
■Arakezuri
1. ファンファーレ
2. 最愛の日々を越えて
3. シャニムニ
4. リヴソング
5. クアトリーセンチュリー
6. 夏暮れ
7. テンダー
8. 素顔
9. ヒーロー
En. 信じる明日へ
『自然発火』から2年ぶりのリリースとなるTOWER RECORDS限定のアルバム。ハード&ヘヴィなリフとともに新たなグルーヴを追求しつつ、持ち前のダンス・グルーヴをスケールアップしたことを思わせる「天国発電」、前作で自家薬籠中のものとした歌モノの魅力を磨き上げた「火種」、ハードコアやメタルの影響を意外なアレンジで聴かせる「スパッタ」他の全6曲が印象づけるのは、ギタリストの脱退やコロナ禍という危機を乗り越えたことで、さらに逞しくなったバンドの姿だ。一度列から外れ、”最後尾から 俺たちは唄う”(「火種」)と宣言するANABANTFULLSがここから始める反撃に思いを馳せれば、ワクワクせずにはいられないはず。それはコロナ禍の今を生きるすべての人の気持ちを代弁しているように聴こえる。(山口 智男)
3年ぶりとなるニュー・アルバムは、2017年と2018年に会場限定でリリースした2枚のシングル『乾杯!』、『目を覚ませ!』からの4曲に新曲3曲を加えた全7曲を収録。前アルバムからの3年の間の心境の変化が、グルーヴィ・ロックを掲げる北浦和の4人組の表現を磨き上げた。持ち前のダンス・グルーヴを抑え、前作収録の「ターンブルー」に顕著だった歌心をとことん追求。結果、自らの人生と向き合いながら紡ぎ出したポジティヴなメッセージがリスナーの胸に響く、アンセミックな作品に。そんな歌を際立たせるため、バンドの演奏も無駄を削ぎ落した骨太なものになり、前アルバム以上に多くの人から歓迎されるに違いない。本来のワイルドな魅力は、唯一狂気が滲む1曲「踊る目」で堪能できる。(山口 智男)
ライヴハウス・シーンで注目を集め始めている北浦和の4人組、”アナバン”ことANABANTFULLSが結成から3年、満を持してリリースする初の全国流通盤となるアルバム。”グルーヴィ・ロック・バンド”と自ら掲げるとおり、いわゆる踊れるロックが彼らの身上。しかし、そこに加えた汗と涙、センス・オブ・ユーモア、そしてこれは不世出のヴォーカリスト、安田コウヘイによるところが大きいと思うのだが、ロック・バンドに不可欠なワイルドな魅力が彼らの存在を際立たせている。「Girls On Fire」(Track.2)のどこか歌謡曲っぽいメロディや、「Samba hokki」(Track.7)のサンバのリズムといった変化球もお手の物。ダンス・ビートに頼らず、胸に迫る歌メロで勝負した「ターンブルー」(Track.3)も聴きどころだ。(山口 智男)
“もちろん傑作だけど、これで終わりじゃない”――一度列を外れたバンドが最後尾から反撃を仕掛ける!
グルーヴィ・ロックを掲げるANABANTFULLSが、この3年間の集大成と胸を張る2ndアルバムをリリース
目の前のお客さんを無敵にするグルーヴィ・ロック
"Skream!"と"激ロック"を運営する激ロックエンタテインメントによるライヴ…
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2022.09.24 @下北沢LIVEHOLIC
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