村上春樹の小説『ダンス・ダンス・ダンス』の主人公の部屋には、マリメッコのクッションがあった(Pen Online) – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース

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1949年に立ち上げたプリンテックスというファブリックのプリント会社がマリメッコの始まり。1951年にマリメッコというブランドを創設し、印象的なロゴは1954年に誕生した。
村上春樹の6作目の長編小説、1988年に発表された『ダンス・ダンス・ダンス』は、『風の歌を聴け』(79年)、『1973年のピンボール』(80年)、『羊をめぐる冒険』(82年)と同じ主人公が登場する作品。三部作の続編であると同時に完結編と言われている。 【写真を見る】村上春樹の小説に登場するマリメッコのクッション 舞台は『羊をめぐる冒険』から4年後の1983年。翻訳会社を辞めてフリーランスのライターを仕事にする「僕」が、『羊をめぐる冒険』にも登場した札幌の「いるかホテル」を訪ねるところから物語はスタートする。さびれたホテルは「ドルフィン・ホテル」と名を変え、26階建ての立派なホテルになっていた。そのホテルで『羊をめぐる冒険』に登場した「羊男」との再会を果たし、ミステリアスなユキ・アメ親子や、ホテルのフロントで働くヨミヨシさんなどと出会い、さまざまな喪失と絶望の世界を通り抜けていく「僕」を描いている。 80年代に書かれた村上作品同様にこの作品にも多くのキーワードが登場するが、気になるブランド名をこの作品で発見した。「マリメッコ」という言葉だ。 「簡単に説明すると、僕のアパートの部屋は四つの部分に分かれている。台所・浴室・居間・寝室、である。どれもかなり狭い。─中略─本棚とレコード棚と小さなステレオ・セット、それだけだ。椅子もないし、机もない。マリメッコの大きなクッションがふたつあって、それをあてて壁にもたれかかるとなかなか気持ちがいい。机が必要な時は押し入れからおりたたみ式の書きもの机を出してくる。僕は五反田君にクッションの使い方を教え、机を置いて、黒ビールとホウレンソウのつまみを出した。そしてもう一度シューベルトのトリオをかけた」 物語が「僕」の旅先の札幌やホノルルなどで進むので、「僕」の自室の記述そのものが少なく、「マリメッコ」というブランドもこれ以外には登場しない。部屋に置くクッションで、大きくて、しかも「マリメッコ」と名を挙げて書いていることから察すると、村上春樹自身がどこかでそういう場面に遭遇したか、あるいは独自のプリント柄を持つ「マリメッコ」のクッションが彼の印象に残っていたのではないだろうか。
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