モーニング娘。の名曲「LOVEマシーン」と「恋のダンスサイト」の編曲者をご存じだろうか？「つんく♂じゃないの？」と思った方が大半だと思うが、実は「ダンス☆マン」というアーティストがおこなっている。100万枚を超えた国民的名曲ではあるが、この事実を知っている人は意外と少ない。
さて、まず「ダンス☆マンって誰？」という人に向けて簡単に紹介させていただきたい。「ミラーボール星」からやってきた自称宇宙人のダンスマンはアフロヘアーでサングラスというファンキーな恰好で活動。主に1970、80年代のダンスミュージックに空耳歌詞をつけカヴァーしたアルバムを発売している。
自身が歌うだけでなく、楽曲提供も数多く手掛けており「モーニング娘。」「郷ひろみ」「相川七瀬」「KinKi Kids」「少年隊」など人気アーティストに楽曲提供しているのだ。
そんな「ダンス☆マン」とアリストクラートテクノロジーズがコラボしたパチスロ機が2007年に発売された。機種名は、どストレートに『ダンス☆マン』だ。
本機はボーナス＋ART機として登場。ボーナスは純増約280枚獲得の「Dance Dance Fever」と純増約110枚獲得の「Dance Fever」で、ARTは純増約0.7枚/1Gの「アンコールタイム」と「ダンスライブ」が存在する。
ARTの終了条件は「チェリー入賞」となるが「ダンスライブ」中はチェリーナビが発生するためARTを延命できる。「アンコールタイム」はチェリーナビが発生しないが、自力で回避することができれば延命に成功。規定ゲーム数継続することができれば「ダンスライブ」への復帰も可能だ。
また通常時のスイカや共通15枚役などで「アンコールタイム」突入抽選をおこなっている。たとえボーナスが引けなくても「ダンスライブ」を目指すことができる仕様は素直に嬉しかった。
ボーナスの獲得枚数やARTの純増枚数は多くないが「自力回避」ができれば右肩上がりのグラフを作ることができる本機は「やれる機種」として多くのパチスロファンに愛された5号機の名機である。
完全に余談だが、「ダンス☆マン」はアニメ「ケロロ軍曹」のエンディングテーマ「アフロ軍曹」を歌っているので、現在稼働中の『Pケロロ軍曹』(西陣)でも楽曲を聞くことができる。
(文＝ロマニスタ鈴木）
<著者プロフィール>
好きなゲームキャラクターがモチーフのパチンコ『CRソニック』でホールデビュー。
その後パチスロも遊技するようになりドハマりする。好きな機種は5号機時代のSNKプレイモアが出していた機種たち。パチンコでは甘デジやライトミドルを好んで打つ。サッカーと猫をこよなく愛し、週末はJリーグの試合を平均6試合くらい見ている。
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