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米国産メロディック・メタルのヴェテランLILLIAN AXEが、5月に3枚組ベスト盤「PSALMS FOR ETERNITY」をリリースしたのに続いて、間もなくニュー・アルバム「FROM WOMB TO TOMB」をリリースする。
日本では8月24日に発売されるそのニュー・アルバムから、1stシングル”I Am Beyond”のMVが公開された。
今回のシングルについて、バンドの中心人物スティーヴ・ブレイズ<g>はこう語る。
「俺達は、子供がこの世に誕生した時の意識を表現した曲にしようと思って取り組んだんだ。『ゲーム・オブ・スローンズ』『トロン』『マトリックス』などの（映画の）要素を入れて、エピックな曲に仕上げた。ここでは、人間の最初の記憶の中で、自分が永遠の魂としての存在であることを意識している状態を描いているんだ」
そして、アルバムのコンセプトについてはこう説明する。
「1つの物語をテーマにはしていないという点で、この作品は通常とは違ったタイプのコンセプト・アルバムだね。これは子供の誕生から魂の昇天までのタイムラインを描いた作品で、各曲はそれぞれ人生の特定の時期とそこで得られた学びに焦点を当てている」
「1つお願いしたいのは、このアルバムは最初から最後まで独りで、何物にも邪魔されない状態で聴いてほしいんだ。本を読んだり映画を観たりする時のようにね。これは独立した16曲を集めた作品じゃないんだ。アルバムの中に浮き沈みがあり、陰影があり、感情の変動があって、成功の光から挫折の闇までを経験できるものになっている。バンドのパフォーマンスは本当に素晴らしくて、俺としてはこれまでで最高の出来だと感じているよ」
※以下、メーカー・インフォメーションより。
●1980年代初頭に、ニューオーリンズで活躍していたバンド、オズにスティーヴィー・ブレイズ（G）が加入したことからスタート。1987年に元スティフのメンバーであるロン・テイラー（Vo）、ジョン・スター（G）、ロブ・ストラットン（B）がリリアン・アクスのメンバーであるスティーヴィー・ブレイズ（G）、ダニー・キング（Dr）と組んで、クラシックなラインナップとなる。バンドはラットのマネージメントに注目され、MCAとレコード契約を結び、ラットのロビン・クロスビーがバンドのファースト・アルバム『リリアン・アクス』をプロデュース。次作『ラヴ・アンド・ウォー』は商業的に期待に応えるものではなくMCA Recordsから契約解消される。
●バンドはGrand Slamm/I.R.S.Recordsに移籍し、1992年にリリースされた『ポエティック・ジャスティス』では、ロブ・ストラットンとダニー・キングの代わりにスダーレン・デ・ラット(B)と元ダーティ・ルックスのメンバー、ジーン・バネット（Dr）をそれぞれ迎えたアルバムは、BillboardTop Heatseekersで28位を獲得、シングル「True Believer」や名バラード「The PromisedLand」も収録したバンドにとってこれまでで一番の成功を収める。1993年には『サイコスキゾフレニア』を発表し、1995年には解散。その後、数回のラインナップの変更を経て、再結成し勢力的に活動を続けるなか、10年ぶりとなる10作目のスタジオ・アルバムが登場。スティーヴィー・ブレイズ（G）が、ソングライターとしての貢献が認められ、ルイジアナ音楽の殿堂に2度目の殿堂入りを果たした中で制作された哀愁漂うバラードや、昔ながらのポップさが随所に感じられるメロディック・メタルを展開。
●また同日には、ファンの間でもバンドの最高傑作と評価の高い名盤『ポエティック・ジャスティス』が、30年振りにSHM-CD仕様で日本盤が再発される。
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