洋楽人気対決 – クイーンベスト20後編 – いよいよベスト10 – マイナビニュース

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レポート

クイーンは僕の大好きなバンドである。前回は力尽きて、20位から11位までしか紹介できなかった。スミマセン。いよいよベスト10を発表しよう。今回は与太話抜きで本題に入ります。
「締め切りに追われる」
なにも締め切りに追われるのはライターだけのことではない。ビジネスマンだって、提案書の提出期限に追われたり、小学生だって宿題の期日に追われたりしている。
しかし、締め切りに追われているウチはまだいい。
まず締め切りは迫ってくるのだ。どんどん近づいてくる。そして恐ろしいことに締め切りは遠のいていくのだ。「ああ、もうだいぶ遠くなってしまったなぁ……」というのが今の僕の心境だ。前編を掲載したとき、1週間以内に後編を掲載しよう、と心に固く誓っていた。誓っていたのだが、あっという間に1週間は過ぎ、ついに2週間も越えてしまった。そんなわけで遠のいてしまった締め切り。言ってるそばからの与太話は終わりにして本題に入りましょう。
左からジョン・ディーコン、フレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー
(C)BANG Media International
まずは前回のおさらいで20位から11位までを列挙しておこう。
11位 輝ける7つの海~Seven Seas of Rhye(マーキュリー)
12位 ライアー ~ Liar(マーキュリー)
13位 アンダー・プレッシャー ~ Under Pressure(クイーン&デヴィッド・ボウイ)
14位 ユー・アンド・アイ ~ You and I(ディーコン)
15位 ロング・アウェイ ~ Long Away(メイ)
16位 懐かしのラヴァー・ボーイ~Good Old Fashioned Lover Boy(マーキュリー)
17位 アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー ~ I’m in Love With My Car(テイラー)
18位 ブレイク・フリー(自由への旅立ち) ~ I Want to Break Free(ディーコン)
19位 ’39(メイ)
20位 さまよい~Drowse(テイラー)
前回も書いたが、フレディー、ブライアン、ロジャーは3人とも「好きなミュージシャンは?」の問いにジミ・ヘンドリックスと答えた
(C)BANG Media International
10位 炎のロックン・ロール~Keep yourself alive(メイ)

このイントロのギターの音がカッコよすぎて、どうやったらこの音、出せるのか御茶ノ水の谷口楽器に駆け込んだ1975年の春休み。店員のお兄さんが、おもむろに「Roland Jet Phaser AP-7」(検索して写真を見てみて? 重そうだから)を出してきて、ストラトとアンプの間に差し込んだ。子ども心にあまりにもそっくりな音が出てきたのでひっくり返りそうになった。すぐさまアリ金はたいて買って帰った。のちに、いろんなエフェクターを買ってきたが、これほど重量のあるエフェクターはそうそうなかった。
ちなみに、デビューアルバム発表時1973年の4人の年齢はフレディー27歳、ブライアン・メイ26歳、ロジャー24歳、ジョン・ディーコン22歳だった。くぅ~、若いね。
戦慄の王女
クイーン
ユニバーサルミュージック
1973年7月13日発表
「炎のロックン・ロール~Keep yourself alive(メイ)」「ライアー ~ Liar(マーキュリー)」収録
9位 RADIO GA GA(テイラー)

ロジャーの曲である。PVは凝ったモノで、昭和4年日本公開のハリウッド映画「メトロポリス」の一部を利用して作られた。ドラムも打ち込み風のサウンドで、84年当時によく聞かれた音作りだった。スタジオ盤ではギターがあまり聞こえないが、ライブ・エイドの演奏ではブライアン・メイのカッティングも大きく、安心できた。ロジャーの曲作りの幅広さが堪能できる一曲だ。
ザ・ワークス
クイーン
1984年2月27日発表
ユニバーサルミュージック ジャパン
「RADIO GA GA(テイラー)」「ブレイク・フリー(自由への旅立ち) ~ I Want to Break Free(ディーコン)」収録
8位 マイ・ベスト・フレンド ~ You’re My Best Friend(ディーコン)

ほらほら、ジョン・ディーコンの曲では初のシングルカットとなった名曲の登場です。PVでもレコーディングでもジョンはエレピを弾いているが、ベースももちろんジョンです。この曲もそうだけどYou and Iも、ご自身の作品だとベースも心なし普段より音数が多めに聞こえてほほえましい。また、イントロのエレピにかぶせて入ってくるフロアタムの重低音が僕にとって最高のロックドラムだ。注意して聴いてみてください。
オペラ座の夜
クイーン
1975年11月21日発表
ユニバーサルミュージック ジャパン
クイーンのアルバムの最高傑作だ。「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー ~ I’m in Love With My Car(テイラー)」「’39(メイ)」「マイ・ベスト・フレンド ~ You’re My Best Friend(ディーコン)」「ボヘミアン・ラプソディ ~ Bohemian Rhapsody(マーキュリー)」収録
7位 愛という名の欲望~Crazy Little Thing Called Love(マーキュリー)

ブライアン・メイが初めてPVでレッド・スペシャル以外を使ったのではないかな? テレキャスの太くていい音が聞ける貴重な演奏だ。クイーンのビデオは不思議なモノが多いが、これもまた珍妙だなぁと思う。それでもフレディーがノリノリで踊ったり、バイクに乗ったりしているのが面白いよね。この人、コメディも充分できそうだったね。
ザ・ゲーム
クイーン
1980年6月30日発表
ユニバーサルミュージック ジャパン
「愛という名の欲望 ~ Crazy Little Thing Called Love(マーキュリー)」「地獄へ道づれ ~ Another One Bites The Dust(ディーコン)」収録
6位 愛にすべてを~Somebody To Love(マーキュリー)

あれれ、ボク的にはボヘミアン・ラプソディに次ぐクイーンの代表曲と位置づけているのだが、みなさんの評価は意外に低かった。6/8拍子のゴージャスなロッカバラードで僕は大好きなのだけど、発表当時の評判は芳しくなかった。評論家はクイーンの「なにをしでかすかわからない」魅力がまったくないと酷評した。確かにボヘミアン・ラプソディほどの風格はないが、いいじゃないですか? この曲だって。
これも聴いてみてください。ジョージマイケルが歌うSomebody To Loveがスゴイ……。

5位 ドント・ストップ・ミー・ナウ ~ Don’t Stop Me Now(マーキュリー)

この曲、どうしてこんな高い位置にいるんだろう? いや、いい曲だけどさ、5位じゃなくてもよくない? 輝ける7つの海ですら11位だぜ? ライアーだって12位ですよ? 納得できない。この曲、クイーンらしいひねりに欠けてるんだよね、どうにも……。
ジャズ
クイーン
1978年11月14日発表
ユニバーサルミュージック ジャパン
「バイシクル・レース ~ Bicycle Race(マーキュリー)」「ドント・ストップ・ミー・ナウ ~ Don’t Stop Me Now(マーキュリー)」収録
4位 ボヘミアン・ラプソディ ~ Bohemian Rhapsody(マーキュリー)

おーまいが~! 1位じゃないの? コレ? さっきから「?」の多い文章になっておりますが、絶対王者の曲ですよね。この曲がなんといってもクイーンを不動のロックバンドに仕立て上げた曲ですもの。2:40からのギターソロもいい意味で大袈裟で感動的だったよ~。CS放送のMusic Airのクイーン特集で、世界初のMTVだろうと言っていました。ロックの域を大きく飛び越えた歴史的名曲でした。
3位 キラー・クイーン ~ Killer Queen(マーキュリー)

この、ちょっとシャンソンの趣のあるこの曲、少しもの悲しくもあり素晴らしい展開ですね。重厚なギターオーケストレーションも美しい。でも、一般的なロックではなく、やはりクイーンなのですね。また、ビデオを見ていただければおわかりと思いますが、この頃はまだまだロックバンド風のルックスでした。
ブライアン・メイのギターの少し鼻をつまんだような音作り、この時点で完成の域に達していた。フェイズアウト配列のピックアップ、ビートルズも使っていたVOXのAC30(ビートルズとはまるで別物に聞こえるんだけど)、トレブル・ブースターの掛け合わせで実に特徴的な音を出していましたね。
シアー・ハート・アタック
クイーン
ユニバーサルミュージック
1974年11月8日発表
2位 ウィ・ウィル・ロック・ユー ~ We Will Rock You(メイ)

タイ・ユア・マザー・ダウン、スウィート・レディなどと同系統のハードなボーカルフレーズが続くブライアン・メイの曲。PVではブライアンのギター、ナチュラルですよね? こんな色も作ってるんだなぁ、と当時から不思議に思ってました。
世界に捧ぐ
クイーン
1977年10月28日発表
ユニバーサル ミュージック ジャパン
「ウィ・ウィル・ロック・ユー ~ We Will Rock You(メイ)」「伝説のチャンピオン~We Are The Champions(マーキュリー)」収録
1位 伝説のチャンピオン~We Are The Champions(マーキュリー)

オリジナルアルバムの発表期間で見れば1973年から1991年の18年間でのクイーンの歴史上、栄えある1位に輝いたのはこの曲だった。1977年発表のアルバム「世界に捧ぐ」に納められているが、ボヘミアン・ラプソディより以前に作られたものだという。いずれにせよ今から40年も前の曲なのにメロディー、サウンドともに古びない名曲ですね。
あと、蛇足になりますが、クイーンのシングル曲の中で最も売れたのが「地獄へ道づれ ~ Another One Bites the Dust(ディーコン)」です。ジョン・ディーコン好きの僕ですが、この曲だけはいただけない、という個人的理由からリストから除いていました。スミマセン……。
世界で最も売れたロックバンドの一つ、クイーン。サウンドも曲もクイーンでしか聞けない音楽を作り突っ走ってくれました。この原稿を書くにあたり、2週間以上クイーンしか聞かなかい日々を送り、本当に偉大さを痛感しました。4人すべてがNo.1ヒットを作れる珍しいグループでした。ブライアン・メイの壊れ気味のディストーション、ロジャー・テイラーの重低音、何よりもフレディーの歌声、永遠のロックバンドです。
1位~20位一気に聴ける再生リスト

***
みなさんの10文字コメントを見てみましょう。
「メッチャ好きやねん!」P.N.クイーンMyLove(東京都31歳男性) 同様意見29名
クイーンファンの中では若手の方から来ています。
「青春のひびと聞き」P.N.腰が痛いオヤジ(神奈川県37歳男性)
青春の日々と聞き……、何だったんでしょう? 気になります。
「指強い人」P.N.リク(石川県22歳男性)
なんでしょう? ブライアン・メイのフィンガリングがスゴイ? ということ? 「指強い」って……謎です。
「ブライアン大好き!」P.N.なし(東京都59歳女性) 同様意見3名
僕も大好き。どんな曲を弾いてもブライアンだぁ~とわかってしまうところが、いいよね。
調査時期: 2018年1月17日~1月19日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 1,991名(男性1,284名 女性707名)
有効回答数:697
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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