大好きな推しと現実を比べて落ち込みます。結婚もしたいのに…! – 大手小町

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「大好きで素晴らしい推しと自分を比べてしまう」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。社会人2年目のOLで、数年間ずっと好きな、いわゆる「推し」のK-POPアイドルがいる、というトピ主さん。2年前にライブで推しの姿を近距離で見て以来、「推しはあんなにも素晴らしく、日々想像できないほどの努力をしているのに、私は……」と落ち込むようになってしまったのだとか。結婚願望はあるものの、恋愛でも現実の男性と推しを比べてしまう、と悩める心境をつづっています。
生で見た推しの姿は「説明できないぐらいに美しくかっこよく、立ち振る舞いやトークの内容、お辞儀まで輝いていて見とれてました」とトピ主さん。比べて自分は「仕事は好きではないけどなんとなく働いて、会社と自宅の往復をするだけの日々」「学生の頃から目標にしていた資格も取れていない」「見た目も推しのようにきれいではありません」と言及しています。
“推し”と呼ばれ、大きな舞台に立つことができるのは、ほんのひと握りの選ばれた人たち。彼らや彼女らにとっては、「舞台上で輝くこと」や「誰かに推してもらえる存在であり続けること」が仕事だと言えるでしょう。もしも「その人を見たい」と思うお客さんがいなくなれば、舞台に立つことはできなくなります。つまり、トピ主さんのように見とれてくれる人がいるからこそ、彼らはライブを開催できている。その前提に立てば、トピ主さんもエンターテインメントの世界の一部と言えるのではないでしょうか。
人にはそれぞれ、社会のなかで担っている役割があります。「会社では経理、家ではお母さん」といったふうに、複数の役割を担っている人もいます。トピ主さんも会社や社会ではなんらかの役割を、そしてプライベートでは“推しのファン”という役割を好んで担っているわけです。推し、トピ主さん、身近で出会う男性たちはそれぞれ役割が違っていて、その役割分担で世の中は成り立っているのであり、「私も自分なりの役割をちゃんと担って生きている」ということを意識してみるのがおすすめです。
また仕事に関しては、世の中に必要とされて発生するものなので、代わりがいない仕事を担っているように見えても、必ず“代わり”は出てきます。「今の役割(仕事)を担えていることは当たり前ではないのだな」と考えてみると、謙虚な気持ちが生まれてきやすいです。これは公私を問わずですが、自分が担っている役割を好きになること、あるいは好きだと思える役割を探すことは、自分の人生を好きになるための大切なファクターのように思います。
ライブや舞台などは特にそうですが、私たちは「推しの一番輝いている姿」を見せてもらっていますよね。しかし彼らにも、ファンには見えないプライベートの素顔が必ず存在します。
「一番すてきなところしか見えない相手」と「ダメなところも欠点も見えている自分」を同じ線上で比べるのは、ちょっと分が悪すぎる気がしませんか? 同じ線上で比べるのなら、推しと同様、自分のすてきなところも探してあげましょう。「自分を“推し”にしてくれる人がいたら、どこを褒めてくれるだろう?」なんて目線で考えてみるのはおすすめです。「自分はダメだ」と落ち込む瞬間があったら、それ以上に「いや、でも今日の私のここは良かった」と自分を褒める習慣を心がけていきましょう。
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落ち込むこともあるものの、トピ主さんは時々「推しに見合う人になろう」「勉強も仕事も恋愛・婚活も美容も頑張って心も見た目も美しい人になろう」という気持ちにもなる、とのこと。目標を立てるならば、ぜひスモールステップを意識してみてください。高すぎる目標を設定すると、「あれもこれもかなえようとして何も手につかない」となったり、「やっぱり無理だ」と心が折れたりしてしまいやすいからです。
具体的には、「まず今年は資格を取って、来年は婚活を頑張ろう」などと、階段をひとつずつ上がるような目標設定をするのがおすすめです。「平日は資格の勉強をして、土日は美容を頑張ろう」などと、日単位・週単位で細かく目標を設定するのも一案ですし、疲れたときは適度に休んで、「仕事を毎日きちんとやっているだけでも十分にえらい!」と自分を褒めてあげることも大切かと思います。
恋愛で現実の男性を推しと比べてしまう、というお悩みについては、自分に対する目線と同様「できるだけその人の良いところを見つけよう」という視点を持つのがおすすめです。
相手は生身の人間なので、推しのように良いところだけを見せてくれるわけではありません。その代わり、今日あった話を聞いてくれたり、一緒にご飯を食べたり、きれいな景色を一緒に見て感動したり、動画や音楽を一緒に楽しんだり……等々、推しとはできないことがたくさんできる相手です。当たり前の日常をともに過ごせる相手がいることの価値や素晴らしさに気づけると、推しとはまた違った意味で「大切な存在だ」と思えるようになることが期待できます。
「今はそういう相手を特に求めていない」「自分の人生を頑張るためのエネルギーをくれる推しがいれば十分」と思うなら、無理に恋愛を始めようとしてもなかなかうまくいかないでしょうから、焦らないことも肝心かと思います。推しと自分の人生、どちらも前向きに捉えていけると良いですね。応援しています。
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対人関係や生き方に関する記事を中心に寄稿。ビジネス・キャリア関連のインタビュー実績多数。産業カウンセラー/心理相談員資格有。「最後は自分で決める」が大事だと思っています!
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