異色のトリオ、結成－。歌手、五木ひろし（７３）がピアニスト、清塚信也（３９）とギタリスト、村治佳織（４３）と組んで３月１６日、初めてＪ－ＰＯＰの名曲を集めたカバーアルバムを発売することが３日、分かった。
タイトルは「ＤＲＥＡＭ－五木ひろし Ｊ－ＰＯＰを唄う－」で、収録曲は井上陽水（７３）の「少年時代」や中島みゆき（６９）の「糸」のほか、自らの代表曲「日本に生まれてよかった」など全１０曲入り。情感あふれる五木の歌声に合わせて、聴く人の心を包み込むようなピアノとギターの音色が印象的な作品に仕上がった。
五木はクラシック界で活躍する２人と３年前にテレビ共演などを通じて知り合い、豊かな感性にゾッコン。コロナ禍の中、名曲で多くの日本人を癒やそうと今回のトリオを結成し、昨年３月から半年かけて収録した。自らが設立したレコード会社、ファイブズエンタテインメントの設立２０周年記念作でもある。
選曲もした五木は「原曲はもちろん、清塚さんの繊細なピアノのタッチと村治さんの華麗なギターテクニックも素晴らしい。お互いに、あ・うんの呼吸で仕上げたアルバムです。世代を超え、多くの方に楽しんでほしい」と仕上がりに満足そう。３月と４月に３人で発売記念ライブも開く。
◆清塚信也 「五木さんとご一緒して、表現は人間力に比例すると実感しました。命の尊さや生きることのつらさも詰まった作品になっています。名曲の新たな息吹きを体感してください」
◆村治佳織 「五木さんが新たな表現のために軽やかに向かう姿を見て、改めて私も音楽を愛し続けたいと思っています。今回、五木さんのふくよかな歌声と心地よいビブラートを味わいながら、クラシックギターならではの繊細な表現を心がけました」
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