小池徹平、佐藤隆紀、愛希れいか、桜井玲香、東啓介のミュージカルスターが、今こそ歌いたい、届けたい歌(田中久勝) – 個人 – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース

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毎回一組のアーティストと、日本を代表する編曲家・ミュージシャン達が、生演奏にこだわり、その日限りのアレンジでセッションし、常に極上の音と歌を追求し続けている音楽番組『Sound Inn S』(BS-TBS)。そして、シンフォニーとヴォーカリストの組合せで、やはり上質な音楽を響かせ、これまで多くの音楽ファンを魅了して来たコンサート「billboard classics」。このコラボレーションが実現し開催されたのが『ミュージカルスターズ シンフォニーポップス コンサート』(3月27日/中野サンプラザ)だ。

小池徹平、佐藤隆紀(LE VELVETS)、愛希れいか、桜井玲香、東啓介という注目のミュージカルスターが集結し、東京フィルハーモニー交響楽団+Sound Inn Sスーパーバンドと一夜限りのセッションで、素晴らしシンフォニーポップスを聴かせてくれた。そのコンサートの模様が『Sound Inn S』で3回(4月16日放送済、5月21日、6月28日)に渡りオンエアされる。

第2回目、5月21日(土)放送回では、まず桜井玲香が、大ヒットミュージカル『ミス・サイゴン』から「命をあげよう」を、三宅一徳のアレンジで熱唱。「この作品は、戦争からは悲しみしか生まれないということを、語りかけてくれます。そんな思いを込めて歌います」とメッセージ。ベトナム戦争下、幼い息子タムを守ろうと、母親キムが強く深い愛情を歌い上げる楽曲で、桜井はその大きな瞳に力強い光を宿しながら、力強く届けた。

佐藤隆紀(LE VELVETS)も「今こんな時だからこそ届けたい」と『ミス・サイゴン』から「神よ、何故?」を斎藤ネコのアレンジで歌った。岩谷時子の日本語詞が、この歌詞に潜む“狂気”をリアルにあぶりだしているが、それを佐藤がスケール感のある、かつ繊細な表現力で伝えてくれる。途中からテンポが変わって、ポップになる組曲のような構成だが、やはりそこには大きな悲しみの河が流れている。迫力を感じる佐藤の歌は、時に情感豊かその思いを丁寧に届けてくれる。

東啓介が「大好き」と語る、昨年映画化された人気ミュージカル『Dear Evan Hansen』から「Waving Through a Window」をソロで初披露。アレンジは園田涼。誰もが心の奥底で抱いている孤独。誰かが手を差し伸べることでそれが光となり、自分のことを“見つけてほしい”と願う――そんな切実な思いが、歌になって溢れ出る。思わず体が動いてしまうポップなアレンジと、東のダイナミックな歌が相まって、大きな愛になり客席に届く。

愛希れいかはミュージカル『エリザベート』から、大嵜慶子のアレンジで「私だけに」を披露。宝塚在籍時代から歌い続けるこの曲について、愛希は収録前のインタビューで「一番好きな曲で、一番難しい曲。何万回練習してもうまくいかなくて、納得いったことが一度もありません。それくらい奥が深いんだと思い知らされています」と語っていた楽曲だ。「この曲を聴いて、明日から自分らしく、前向きに生きようと思ってくれたら嬉しいです」とメッセージを贈り、感動的な演奏をバックに、凛とした歌を届ける。

小池徹平が、“とても大切な曲”と強く語り紹介した「The Soul of A Man」(『キンキーブーツ』より)を、斎藤ネコのアレンジで約一年振りに披露した。三浦春馬とのW主演で好評を博した「キンキーブーツ」は、2016年に日本初演、2019年には主要キャスト全員が続投し、再演を果たした。今年、3度目の公演を迎える小池にとって、本当に大切な作品だ。「『キンキーブーツ』のテーマが“ありのままの自分を受け入れること”。この曲も今のありのままの気持ちを歌います」と語り、歌い始めた。ひと言ひと言を丁寧に届け、途中からは他の出演者がコーラスに参加し、ゴスペル調のコーラスと総勢63名のオーケストラ+バンドの音が重なり、大きな感動が生まれ客席に広がっていく。

このコンサートでは映画のテーマソングも演奏される。大編成のオーケストラの迫力ある音で聴くとまた格別だ。今回の放送では「シェルブールの雨傘」(服部克久アレンジ)と、「荒野の七人」(Paraviのみ)がオンエアされる。

『Sound Inn S』(BS-TBS)は、5月21日(土)18時30分からオンエアされ、番組放送終了と同時に「Paravi」で未公開映像と共に独占配信される。

BS-TBS『Sound Inn S』オフィシャルサイト

オリコン入社後、音楽業界誌編集、雑誌『ORICON STYLE』(オリスタ)、WEBサイト『ORICON STYLE』編集長を歴任し、音楽&エンタテインメントシーンの最前線に立つこと20余年。音楽業界、エンタメ業界の豊富な人脈を駆使して情報収集し、アーティスト、タレントの魅力や、シーンのヒット分析記事も多数執筆。現在は音楽&エンタメエディター/ライターとして多方面で執筆中。
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