さんいん洋楽愛好会 ピンクフロイド 入り口は「鬱」 – 山陰中央新報社

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 プログレッシブロックバンド、ピンクフロイドのアルバムでは1987年の「鬱(うつ)」が一番好きだ。リーダーのロジャー・ウォーターズが脱退し、デビッド・ギルモアを中心とする新生フロイドの第1弾。一般的には「フロイドらしさがなくなった」と言われ、「狂気」「ザ・ウォール」などウォーターズ時代のアルバムと比べて評価が低い。
 確かに趣は少し違う。不気味さ、幻想的な雰囲気は残しつつ、親しみやすいメロディーが前面に出て、聴きやすいと思う。「鬱」というタイトルに反して明るい曲、力強い曲が目立つ。
 収録曲「理性喪失」は宇宙を感じさせ、フロイドの曲で一番好き。ピッピッという電子音と時計のアラーム音で始まり、パーカッションとキーボード(?)が浮遊、上昇するメロディーを奏でる。コーラスも美しい。夜、部屋を暗くして聴く。「末梢(まっしょう)神経の凍結」「幻の翼」など他の曲もいい。
 記者は初めて聴いたフロイドが当時の最新アルバム「鬱」だった。「狂気」や「ザ・ウォール」にも好きな曲はあるが、もし最初に聴いたのが「鬱」でなければ、フロイドを好きにならなかったかもしれない。 (志)
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