鈴木雅之、ゴスペラーズ、Skoop On Somebody! ソウルミュージックの祭典『SOUL POWER』が15年の歴史にフィナーレ(THE FIRST TIMES) – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース

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掲載:THE FIRST TIMES
■メンバーをシャッフルしてのスペシャルユニット、鈴木聖美×鈴木雅之の実の姉弟によるステージ、さらに豪華ゲストも続々登場と、まさしく大団円と呼ぶにふさわしいステージが展開 10月27日、大阪・グランキューブ大阪にて、ソウル・ミュージックの祭典『SOUL POWER 2022 FINAL』の大阪公演初日が開催された。 【画像】鈴木雅之とゴスペラーズ・黒沢薫によるソウルデュオ、エナメル・ブラザーズ 鈴木雅之、ゴスペラーズ、Skoop On Somebodyの”SOUL TRIANGLE”がホストとなり、2006年にスタートさせたこのイベント。“ソウルミュージック”というキーワードで繋がった世代も性別も超えたアーティストらが一堂に会し、歌に重点を置いた唯一無二のパフォーマンスやイベントをきっかけにユニットが誕生するなど、毎年大きな話題を集めてきた。 しかし、「15回でひと区切り」という開催当初からの目標通り、今年で『SOUL POWER』としてのイベントは一度幕を下ろすことに。集大成となるファイナル、その大阪公演初日の模様を届ける。 【ライブレポート】 トップバッターに登場したのは、鈴木雅之とゴスペラーズ・黒沢薫によるソウルデュオ、エナメル・ブラザーズだ。『SOUL POWER』第一回でもトップバッターを務めた彼ら、真っ白な揃いのスーツ&エナメルシューズで登場すると、まずはカバー曲「Soul sister brown sugar」(SAM&DAVE)から爆発的な声量で観客を圧倒! バンドの熱量もぐんぐんと上がるなか、オリジナル曲「She’s My Girl」ではサングラス越しに目を合わせ、息ぴったりに歌い上げていく。ふたりの歌声の旨みを存分に活かしたラブソングに聴き惚れていると、続いて登場したのは武田と哲也。Skoop On SomebodyのTAKE(武田)とゴスペラーズ・村上てつや(哲也)による、ジャパニーズセクシーソウルデュオだ。『SOUL POWER』での鈴木雅之のひと言からノリで始まったものの、今ではミニアルバムを2枚リリースし、本気のお遊びユニットに。「One Lady In My Life」ではふたりは息ぴったりに、うっとりと甘くソウルフルな歌声を響かせていく。 続いては特大アフロ&ギラギラ輝くシルバースーツでお馴染みのDANCE☆MANのステージへ。「背の高いヤツはジャマ」はファンキーなダンスミュージックで、「SHE’S BAD MAMA JAMA」(Carl Carlton)が原曲。楽曲が持つグルーヴをしっかりとおさえつつ、ライブあるあるをネタにしたクスっと笑えるリリックで遊び心たっぷりに観客を躍らせていく。『SOUL POWER』に出演するのは日本人だけじゃない。続いては「ミラーボール星」からやってきた兄弟アイドルデュオ、THE☆FUNKSだ。彼らもまた、『SOUL POWER』をきっかけに、ゴスペラーズの安岡優がプロデュースして地球に爆誕したユニット。2022年3月に地球デビューアルバムをリリースしたばかりだが、『SOUL POWER』ではお馴染みのふたりとあって、観客との息はぴったり♪  魅惑の腰つきで「MI☆DA☆RA」を観客と一緒に歌い上げていく。 ここまでのステージで出演者は全員がサングラス着用と、出演者のソウル愛というかエンタメパワーたっぷりなパフォーマンスが繰り広げられていたが、ステージ中盤は出演者それぞれのオリジナルステージへと続いていく。 まずはSkoop On Somebodyが『SOUL POWER』バンドとともに「バラ色」からヒップホップ+ポップスを混ぜこんだ極上の音色を届けていく。TAKEの力強く甘い歌声に引き寄せられるように、観客は手を高く掲げて彼らの音に身を預けている。続く「Hooray Hooray」では、心を鼓舞するリリックが詰まった応援ソングを力強いハーモニーで届けるなど、新旧の楽曲でバンドの多彩さを見せつけていく。 『SOUL POWER』に欠かせない存在の彼らだが、オリジナルメンバー3人がそろっての出演はなんと14年ぶり! 2021年にグループに再加入したKO-HEYは照れ臭そうにしつつも、久しぶりの出演を存分に楽しんでいるよう。「sha la la」からは3人だけのステージも披露。優しいメロに情感たっぷりの歌声、心弾ませるビートと、3人だからこその景色を作り上げていく。「『SOUL POWER』でまた出会える日を願って。みんなが笑顔で過ごせる日々を願って」と、ラスト「祈り」でいっそう深みのあるソウルフルな歌声を響かせ、観客の心をときめかせた。 ゴスペラーズは『SOUL POWER』のロゴと同じ、鮮やかなオレンジ色のジャケットでステージへ。「DONUTS」から、甘く、太く、しなやかな、5人5様の歌声で観客を魅了していく。メンバーの自己紹介も個性たっぷりで、「残り2日間、精一杯歌っていきたい」と意気込みを語ると、先ほどライブを終えたばかりのTAKEを呼び込み、「5(ゴ)スペラーズ」ならぬ「6(ロク)スペラーズ」で大阪公演だけのスペシャルステージとして「新大阪(ゴスペラーズ)」をアカペラで披露。TAKEは「いつもこんな気持ち良いことしてんの!?」と、アカペラのあまりの気持ち良さにゴスペラーズを羨むシーンも♪ さらに「次はパイセンを呼ばないと!」と、“ソウル大臣”ことBro.KORNを呼び込むと、もちろん「WON’T BE LONG」へ。ダンサーも加わり、大所帯で名曲をコラボ。アッパーなソウルナンバーは”SUMMIT”というよりもはやパーティで、大賑わいで1曲を走り抜けた。なお、この日の大阪公演初日は不在だったが、東京公演2日間と大阪最終日には川畑要も出演。Skoop On Somebodyやゴスペラーズとの共演で楽しませてくれた。 ゴスペラーズは再びオリジナルステージへ。「東京スヰート」でとびきりスイートな歌声を重ね、大人の恋模様を歌い描いていく。リリックに込めた情景をより深く浸透させるバンドの演奏も心に響き、うっとりとした表情で聴き入るオーディエンスたち。かと思えば、ダンサブルなアップチューン「1,2,3, for 5」「ギリギリSHOUT!!」では5人の歌声が最高潮に達し、スポットライトがビシっと5人に当たった瞬間の気持ち良さったらなくて、最後までエネルギッシュでご機嫌なナンバーを連投していった。 イベントの大トリはもちろん、鈴木雅之。ゴージャスなグリーンの別珍ジャケットを羽織ってステージに登場した彼は「『SOUL POWER』へようこそ」と声をかけると、ステージ前半は2022年2月にリリースしたカバーベストアルバム『DISCOVER JAPAN DX』から「SPY」(槇原敬之)「怪物」(YOASOBI)をチョイス。両曲とも、スリルと興奮を煽るメロディが特徴的で、歌声ひとつで表情がガラリと変わる難易度の高い楽曲だ。それでも鈴木の手、いや、声にかかればあっという間に”マーチンワールド”に早変わり。深みのある低音域を響かせ、怪しげな世界へ引きこんでいくと、美しくも色香のあるファルセットで観客の心を掴んで離さない。 「わたくしがそう、ラブソングの王様…鈴木雅之です!」、おなじみのセリフに観客は拍手で応える。2022年にソロデビュー35周年を迎えた彼、これまで数々のバラード曲を歌ってきたが「今日は特別な1曲を」と、披露したのは名曲「TAXI」(鈴木聖美 with ラッツ&スター)。「タクシーに手を上げて…♪」この歌い出しだけで会場からは大きな拍手が沸き起こる。切ない恋心をしっとりと歌い上げると、曲中盤には「My Soul Sister!」と呼び込んだのは鈴木聖美だ。彼女もまた、たった一小節歌うだけで会場からは感嘆の声が漏れ聞こえる。なんという声量オバケな姉弟……。ふたりの圧倒的な歌声、ハーモニーを聴くだけで鳥肌が立ってしまう。 それでもMCになると、実の姉弟らしいアットホームな雰囲気に。幼少の頃の寝相が悪かったマーチン少年や畳部屋で正座してふたりでレコードを聞いた話など、和気あいあいとしたトークに思わずほっこり。その後は鈴木聖美35周年記念アルバムでカバーしたアン・ルイスの名曲「WOMAN」を披露、そして「ロンリー・チャップリン」(鈴木聖美 with ラッツ&スター)を歌唱し、唯一無二のステージを届けてくれた。その後の鈴木雅之のステージでは「違う、そうじゃない」で軽やかなステップを踏みながら至高の歌声を響かせ、これでもかと観客を盛り上げていく。 ステージの最後、無事に15回目のファイナル公演を迎えられたこと、集まった観客に感謝の想いを告げる。そして15回の公演のなかで数々のレジェンド級アーティストをゲストに呼んでいたが、リスペクトする忌野清志郎とともにステージに立てなかったことが心残りと語り、最終曲として「スローバラード」(RCサクセション)を心を込めて満員の観客と忌野清志郎に捧げた。ソウルフルにエモーショナルに、目一杯のロングブレスを響かせ、ありったけの想いを込めて絶唱。スタンディングオベーションに見送られるなか、本編の幕が閉じた。 『SOUL POWER』はアンコールでもたっぷりとエンタメステージが繰り広げられる。まずは、これまた『SOUL POWER』から誕生した、ラッツ&スターとゴスペラーズのメンバーによるスペシャルユニット、GOSPE☆RATSが登場。黒のジャケットに真っ白な手袋、おなじみのステップで「ハリケーン」(シャネルズ)、オリジナル曲「まさか赤坂Show Time」をパフォーマンス。桑野信義は久しぶりのステージ&待ち時間の長さに喋り足りない! と興奮しっ放しだ。そして、イベントはいよいよ終盤。出演者総出で「め組のひと」(ラッツ&スター)を入れ替わり立ち替わりでコラボすると、ラストはもちろん、イベントテーマ曲「WE GOT SOUL POWER」だ。アーティスト14名、ダンサー6名、バンド11名が、15回分の感謝の気持ちを込めて熱唱し、大団円でイベントは終了。 2006年から始まった『SOUL POWER』の歴史はいったんこれで終幕したが、イベントスタートから長い年月のなかで、鈴木雅之、ゴスペラーズ、Skoop On Somebodyら「SOUL TRIANGLE」がシンガーとして、アーティストとして、より進化したことは一目瞭然。彼らのソウルが疼きだし、また新しいイベントの幕が開くのを心待ちにしたい。 リリース情報 2022.10.12 ON SALE Various Artists ALBUM『ソウル・サミットFINAL』
THE FIRST TIMES編集部

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