クリスマスシーズン真っただ中。街でなじみのクリスマス・ソングが流れると気分はさらに盛り上がる。
人気のある洋楽アーティストのクリスマス・アルバムは多い。
世界中で有名なのはビング・クロスビーやエルビス・プレスリーあたりか。レイ・チャールズやスティービー・ワンダーなど大御所からシンディー・ローパーやマライア・キャリーなど女性ポップ・シンガー、今年デラックスエディションが発売されたノラ・ジョーンズまで、またロックをはじめソウルやR&B、カントリーやゴスペル、意外なところではレゲエやサルサ、ハワイアンなどさまざまなアーティストやジャンルの作品がある。
「ジングル・ベル」「サンタが街にやってくる」「ママがサンタにキスをした」など誰もが子どもの時から知っている定番曲が、それぞれのアーティストや音楽ジャンルの特色を取り入れて個性豊かに味付けされており、聞き比べるのが楽しい。
クリスマス・アルバムにはまったきっかけは、学生時代に聞いたベンチャーズ盤。所属していたサークル・放送研究会の部室の机の上に1枚のレコードが無造作に置いてあった。ターンテーブルに乗せると、親しみやすい曲に軽快なエレキギターの演奏が響き、音と共に心が弾んだ。ここからコレクターへの長い道のりが始まった。
ファルセットボイスの裏声が愉快なフランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ、少年マイケルの歌声が愛らしいジャクソン5、ロネッツやクリスタルズなど甘酸っぱいコーラスのフィル・スペクター盤。
いやいや、それだけではない。ポップなサーフ・サウンドのビーチ・ボーイズ、カレンの歌声が心地よいカーペンターズなど名盤を数え上げればきりがない。
他にもファンクの帝王ジェームス・ブラウンやフォークの神様ボブ・ディラン、ジャズなら名門ブルーノートからクールなクリスマス・アルバムが出ている。この際、洋楽ではないが、日本が誇る山下達郎の「シーズンズ・グリーティングス」を入れても文句は出ないだろう。
今冬は中古レコード・CD店で出会った、しゃがれた声が味わい深いロッド・スチュワート、流ちょうなピアノのリチャード・クレイダーマン、しっとりとした雰囲気のニュー・エディションをもっぱら愛聴している。
もちろん、アルバム単位でなくても、ワムの「ラスト・クリスマス」、ポール・マッカートニーの「ワンダフル・クリスマスタイム」、ジョン&ヨーコの「ハッピー・クリスマス」など名曲は多々あり、それらを一堂に収録したスーパーオムニバス盤もある。
お気に入りのアルバムや曲と共に良いクリスマスを! (川)
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